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里山帰農塾レポート
2007年第1回 春~実りを描く~

2007年度、最初の帰農塾が始まりました。今回の参加者は、ずっと田舎で暮らしてきて、田舎の暮らしにくさも知りつつ、何かを始められないかと思う50 代の男性、団塊世代と、そのジュニア世代の間に挟まれながら、県庁職員を続ける40代男性から、素敵な暮らしをしたいと考えている20代、30代の女性ま で、参加者の思いは色々です。 帰農塾は、この思いにどう答えるのでしょうか?
昼食を食べてからの高野孟さんの講義では、従来の日本では、人生の中心に会社があったが、それはちがう。人生の中心は自分だ。自分が太陽になるのだ。自分 にどれだけのつながりがあるか、ということが豊かさの指標だと話されました。皆さんにはどんな関係、つながりがありますか?
夕食の後、鴨川で田舎暮らしをする木下さんの講義です。やっと見つけた土地に家を建て、定年が来てからは悠々自適の生活を送っておられます。木下さんは、 田舎暮らしには遊び心と体力が必要だといいます。自分で工夫する遊び心、それを実行するだけの体力。目的だけをしゃにむに追うのではなく、遊び心と体力で 軽やかに乗り切っていくのも楽しそうだな、と感じました。
二日目の朝は、田植えです。田んぼにひもを張り、そのひもにそって植えていきます。何人か経験者がおられましたが、ほとんどは初めて。最初はしんどかった けど、やりなれると楽しい!ともりあがりました。これから、この田んぼを草取りして、稲刈りして、というようにお世話してゆきます。
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昼食後の豆腐作りを終えると、増刊現代農業編集主幹の甲斐さんの講義です。
今回の講義の中では、「半商品」という考え方が提示されました。「半商品」とは、商品として流通はしているが、それをつくる過程や生産者と消費者との関係 には、経済合理主義が必ずしも貫徹していない商品のことをいいます。買い手が値段と品質とを比較して選ぶのではなく、「この農家の米なら」「この地域の米 なら」と買う場合も「半商品」といえます。これを進めると、「商品を半商品に変えていく面白さ、市場経済を内部から空洞化させる可能性」があるというので す。甲斐さんの講義は、深く、激しく、初めて聴いた人は圧倒されてしまいますが、参加者の胸に熱い思いを呼び起こしたことだけは間違いありません。
夜の交流会では、王国野菜をふんだんに使った料理と、やっと出てきたお酒で盛り上がりました。
最終日の朝は畑作業で、カボチャ、ズッキーニ定植を行いました。皆さんの印象はやはり、「なんて畑だ ! 土がガチガチじゃないか。」というものですが、 私たちは、この土地で楽しく野菜のお世話をしています。ここから生み出される野菜のおいしさを、皆さんに味わってもらいたいと考えています。
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今回の帰農塾では、自分の五感が開いたようだった、心に余裕を持って、自分に入ってくるいろんな感覚を楽しみたい、という感想をもった方や、地元での活動をさらに充実させたいと決意を語られた方たちがいました。これからが始まりです。 里山帰農塾は、そんな皆さんを応援、サポートしていきたいです。

●お問い合わせ先
鴨川自然王国
〒296-0237 千葉県鴨川市大山平塚乙2-732-2
Tel.04-7099-9011
Fax.04-7098-1560
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