なつかしくて新しい生き方へ。ふるさと回帰フェア2005
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17(土)
●基調シンポジウム

講演 「島鳴き花笑う−ふるさとへ帰ろう−」
菅原文太(NPOふるさと回帰支援センター顧問 / 俳優)
我が住む飛騨では、昨年の台風23号の時に今まで見たことのないような濁流が、釣り人垂涎(すいぜん)の渓流だった川をズタズタにしてしまいました。時代の流れという言葉だけでは言い表せない変化を感じます。果てしない人間の欲望が、便利さと引き換えに呼び寄せた結果なのかもしれません。 しかしまたそんな中でも変わらないものもあるのです。森や草むらをのぞくと、我が家の友人たちがたくさん生きているのを見つけます。アカゲラ、ヤマドリ、オオルリなどの鳥たち、ニホントカゲの親子、ヒキガエル、数種のヘビたち、クワガタムシなど数え切れない生き物がいます。
 格別の友人と言えば、ニホンミツバチが我が家の羽目板にここ何年も巣を作っています。そんな生き物たちを見ていると、壊れてゆく山や森や川、変わりゆく風景のことを忘れて、自然の恩寵(おんちょう)がまだまだ残っていて、悲観するのは早いと言われているような気がします。
 日本という国は、価値観や歴史、文化が決して同一ではない、さまざまな日本があって、それぞれの日本人がいて、変化に富んだ国を造ってきたと思っています。だからこの「100万人のふるさと回帰運動」は、都会から地方への単なる「人返し」ではなくて、多様な文化を持ったそれぞれの地方をもう一度創(つく)り直すということを、この会の柱に据えて運動を進めなければならないと思うのです。そこで初めて二十一世紀の新しい「人返し」の成功が見えてくるのではないでしょうか。(講演の要旨)

〜日本経済新聞 朝刊 2005年10月10日(日)広告特集「ふるさと回帰フェア2005」より〜
 
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※プログラムおよび出演者は
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(c)NPO法人 100万人のふるさと回帰・循環運動 推進・支援センター