なつかしくて新しい生き方へ。ふるさと回帰フェア2006
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14日(土)
全国知事のふるさと自慢合戦
「わが県の人・職・住・食ここが自慢!」
《パネラー》 齋藤 弘(山形県)、泉田裕彦(新潟県)、古川 康(佐賀県)
《コーディネーター》 見城美枝子(青森大学教授・エッセイスト)
山形県花笠音頭、鹿児島県大島郡喜界島・島踊りの会のみなさんも参加した
見城美枝子(青森大学教授・エッセイスト)

青森に行って感じる素晴らしさの一つに、夜が暗く星がきれいなことがある。東京ではいつもどこかが明るいが、青森では海が暗く、本当にしみじみと眺めてしまい、目も心も休まる。地方は都会の騒がしさがないので、一瞬寂しいような気がするかもしれないが、いろんな意味で、しみじみと何かを見つめたり、人と付き合うことができるのだ。
団塊の世代は約700万人といわれ、その前後を含めると約1300万人がいる。その方々が今後7、8年くらいの間にリタイアし、新しいライフスタイルを始められる。その1つとして、「ふるさと回帰」は大きなテーマだ。だから、ぜひ地方に行ってみて、自分に合うところがあるか、今まで培ってきた自分の力を発揮できるところがあるのかなどをみてもらいたい。

齋藤 弘(山形県知事)

山形県には、日本本来の姿を思い出させる美しい風景が数多くあり、松尾芭蕉は「奥の細道」で150日あまり旅したうちの約4分の1を山形県で過ごした。1960年代に駐日米大使をされていたライシャワー博士は、こうした魅力を「山形、山の向こうのもう1つの日本」と語っている。農産物に育まれて、出羽三山信仰をはじめ精神的な文化も大変豊かだ。一方では、世界的な工業製品も数多く生産しており、技術力を持っている方は活躍の場が多くある。生活面では仕事、住居、医療などを安心・安全に過ごせるよう、行政は総合力を発揮できる体制をとっている。助け合って、分かち合って、育みあう精神を脈々と受け継いでいるのが山形県である。

◆山形県ホームページ:http://www.pref.yamagata.jp/

泉田裕彦(新潟県知事)

新潟県は、経済面では例えば年間1億円以上の売上高の農家は珍しくなく、付加価値のある農産物を国内外に向けて出荷するなどしている。ローカルtoワールドの時代が始まっているのだ。ビジネスノウハウを持った方には、大きなチャンスがあるはず。新潟県の有効求人倍率は1.2と良く、仕事にあぶれる心配はないだろう。
生活を楽しみたければ、新潟の文化に触れていただきたい。都市文化と農村文化が同時に味えるし、東北文化圏と関西文化圏のちょうど中間で、考古学的な知的好奇心をそそる土地柄でもある。豊かな自然が育んだ農産物を食べれば、本当の美味しさというものも実感できるはずだ。田植えや空き家情報など、実際の暮らしを体験するプログラムもあるので、これらに参加して第一歩を踏み出してみるといいと思う。

◆新潟県ホームページ:http://www.pref.niigata.jp/

古川 康(佐賀県知事)

佐賀県は晴れの日が多く、非常に温暖で暮らしやすい。吉野ヶ里遺跡、有田や唐津などの焼き物、温泉など見どころも豊富。自然的なものに恵まれた穏やかなところだ。そして、程良く海に近く、山に近く、都会に近く、人口1人当たりの面積も程良く大きい。この「程良さ」という点は、これからの人生の1つのキーワードになっていくと考えている。ひたすらでものんびりでもない価値観だ。
だから、今まで自分が培ってきたものを、それを必要としている地域で、適度に発揮してもらうことも大事だと考えている。各人のノウハウや人脈・ネットワークを程良く生かし、一緒に地域を作っていきたい。佐賀県では暮らし相談室を設置して情報提供に努めている。また、創業資金の半額を助成するという制度の創設や旅費や住まい探しの助成なども精力的に行っている。

◆佐賀県ホームページ:http://www.pref.saga.lg.jp/
日本経済新聞 朝刊 2006年11月18日(土) 広告特集「ふるさと回帰フェア2006」より

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