今年は移住相談4000件超えが5カ月も

今年は、暖冬ということだが今日は寒い。有楽町の駅前では枯れ葉が寒風にあおられ、道行く人はコートの襟を立て、足早に通り過ぎていた。12月に入っても、セミナーの開催は多く、先週は20回の多さであった。一カ月の開催実績では、7月に64回という記録を達成。今月は47回で、9日と16日の日曜日が8回と健闘した。ちなみに今年最後のセミナーは23日日曜日の「愛ある愛媛暮らしセミナー」で締めくくることになる。
11月の移住相談件数が明らかになったが、4564件と9・10・11月と連続で4000件をオーバーした。多かったのが北海道・福島・広島・長野・岡山の順となった。これで今年は6月、7月と合わせて5カ月で4000件を越えた。
来客は、5日に週刊誌「サンデー毎日」、7日に「田舎暮らしの本」の取材があった。7日には日曜日ではあったが、山口県の担当副課長と相談業務のあり方についての意見交換を行った。この日は12階のダイヤモンドホールで高知県が「高知県最大級のUターン・Iターン相談会『高知暮らしフェア2018冬』」を開催。県下34自治体のうち32自治体が参加するという大規模なもので186組245名を集めた。メインプログラムでは地方都市代表と中間地域代表、山里地域代表がそれぞれの地域の暮らしをアピールする比較セミナーを開催するなど、盛り沢山のフェアであった。前の週の1日には大阪でも開催している。
セミナーの開催は、7日が宮崎県と三重県が開催。-宮崎県は「移住者に聞く!『福祉の仕事と宮崎の魅力~あったか宮崎ひなた暮らしセミナーVOL5~』」を6名の参加で開催した。参加者は少なかったが本気度の高い人が多く、ゲストは宮崎市・小林市・綾町への移住者が実戦経験に基づいた話しをした。8日土曜日は愛媛県他5県が開催し、愛媛県は8・9の両日にわたって「地域おこし協力隊イベント」を開催し、8日は19組21名、9日は24名36名と大健闘した。具体的な内容による相談会であったことが良かった。8日の岩手県一関市・平泉町と宮城県登米市・栗原市の旧伊達藩に属する自治体が合同で「2018伊達なくらしセミナー」を開催。13組20名の参加。来年3月にも予定されている。この日は長野県の北信地域の木島平村・山内町・栄村が「冬と上手につきあう暮らし~冬のお仕事・夏のお仕事ご案内します~」を開催し、10組12人を集めた。この日は旬のりんごや野沢菜を持ち寄り、ワークショップ形式で意見交換をした。和歌山県の「なにする?わかやま、”継業編 地域のナリワイを引き継ぐ”」は11組17名参加で充実したセミナーとなった。和歌山県は国の政策を先取りする形で政策展開をしており、継業の取り組みも評価できるものだ。
9日日曜日は山口県の2回のセミナーなど8回と目いっぱいの開催であった。山口県の「山口県に関わりのある在京者の交流会~触れてみよう地元のこと 働くこと~」には60名を越える参加があった。山口に移住し、活躍している若者を呼んで、彼らの目線での経験を語ってもらい、好評であった。もう一つの「やまぐち暮らし休日相談会~お金のプロに聞く、移住するうえで大切なお金の話~」は27組34名の参加。ファイナンシャルプランナーが、移住するにあたってのお金・しごと・家の問題を年表にして、アドバイス。また、住むエリアによっての収支の違いなども明らかにして相談に応じていた。ほかに、埼玉・青森・秋田・富山などが開催した。埼玉県は「家の建て方・借り方・暮らし方セミナー~埼玉で暮らす~」を加須市・川島町・寄居町・宮代町の参加で開催。ゲストを島根県隠岐から呼んで中心市街地の活性化の取り組みを学んだ。青森県は弘前市・黒石市・三沢市・平内町・田子町・南部町・おいらせ町が参加して「青森暮らしセミナー~子育てのまち編~」を開き、10名の参加。タイトルが抽象的で、参加してみようという気になるものが必要だったかもしれない。7自治体の共催による開催としては少しさびしかった。青森の子育てにはこういうものということが必要だったのでは。富山県の「とやま子育て移住セミナー」は6組11目の参加で子どもが5名。にぎやかなセミナーであった。

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