移住先進自治体が転入人口増へ

 立春が過ぎたというのに相変わらず寒さが厳しい。春まだ遠しの感が否めない。一昨日の朝の天気予報は都心の氷点下以下の日が32年ぶりの長さになっていると言っていた。北陸の雪も記録的な多さになっているとのこと。今年はことのほか春が待ち遠しい。
 過日の静岡市の人口の転入が転出を上回ったという報告に引き続き、長野県も17年ぶりに県人口の転入が転出を上回ったとの記事が2月1日の信濃毎日新聞一面トップに取り上げられた。移住促進策などが背景にあると報じている。相変わらず、東京への一極集中の流れは続くが、徐々にだが、地方では風が変わり始めた感がある。
年明け以降のふるさと回帰支援センターの取り組みは1月に引き継いて2月も熱く、セミナーの開催数も48回が予定されている。1月を振り返ると、28日の静岡県の「静岡まるごと移住フェア」は500名に達するなど、花が咲いたような賑わいであったことが記憶に残る。
 視察や来客も多く、1月31日は、鹿児島県議、宮城県議、佐賀県唐津市議団8名。2月1日は富山県担当課長、京都市部長。2日は静岡市副市長、東日本大震災の被災地の首長で初めていわき市の清水市長が視察に。いわき市は恒例の移住希望地ランキングで2008年から3年連続で1位であった福島県をけん引した自治体で、震災復興も先が見え、移住・二地域居住を再チャレンジしたいと決意を述べていた。6日は自民党山梨県議団20名、富山県黒部市議団5名、7日は鳥取県岩美町議団12名、リベラル山梨県議団5名の来訪があった。
 セミナーの開催も1週間で13回を数え、1月30日火曜日は秋田県、徳島県がセミナーを開催。秋田県は「\学生向け!/ 秋田県UIターン就職ミニセミナー」として、就職活動実践中の大学3年生を対象にUターンしての就職を狙って開催し、5名の参加。15日にも同趣旨のセミナーを計画中。徳島県は三好市・美馬市・美波町の参加で「とくしま回帰セミナー 安心のセカンドライフを徳島で」をテーマに、好きなことをして徳島で暮らそうと呼び掛け、7組11名の参加。
 2日金曜日は千葉県と石川県。石川県は「いしかわ移住×農業×空き家 セミナー&相談会~農業のはじめ方、空き家の見つけ方教えます~」を開催。13名の参加。若い人が多く、能登で農業をやりたい、何かをやりたいとの話しも出て、個別相談よりも交流会をということで参加した2名の農大生を含め、盛り上がった。
 3日土曜日は岩手・長野・三重・宮崎の各県が開催。長野県は「憩い 癒しの里山 小海町・南相木村 移住座談会」を開催し、若い人を中心に11名の参加。宮崎県は「ひなた林業・農業女子★トークナイト~もりことあぐりんぬ~」を開催。参加自治体は川南町。参加者は1名の林業女子を含む5名。県内からバラ栽培農家など3名の農業者も参加。内容が豊富で、参加者が少ないのが課題として残った。
 4日日曜日は福島・福井・和歌山・香川・滋賀の5県が開催。福島県は県北地域を対象に「田舎暮らし1・2年生が語る 食と農の”ふくしま”ライフ」を体験ツアーなどに参加した人を対象に、交流から移住へ繋げることを目標に開催し、22名の参加を勝ち取った。福井県は「つくる人になる~食を通して農業を考えるランチ会~」を開催。4名の参加であったが弁当が提供され、地元から農家の人も参加、実りある会となった。滋賀県の「滋賀で暮らそうセミナー Connect Shiga – Tokyo 2018 ~東京から滋賀のことを考えよう~」は滋賀人会主催であったが、移住の前段階と位置付けた交流会として開催。46名の参加と盛り上がった。香川県は年4回開催している「香川県UIJターン就職・転職セミナー」を25名の参加で開催。20代30代が全体の6割、香川出身者が7割を占め、Uターンするために就職先を探す人が中心のセミナーとなった。このセミナーも20名の定員を超える成果となった。

1カ所で全国の移住情報を手に入れられるのは国内で唯一、ふるさと回帰支援センターだけ。
移住先が決まってなくても、相談員があなたにぴったりの移住先をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

センターで相談する センターで相談する