移住相談員の結婚式に移住者が押し掛けた

 6月も残り少なくなってきた。東京は、ここに来てやっと梅雨らしくなってきたようで曇り空の日が多い。今年も、先週末に初代の立松理事長が1995年に音頭を取って始めた知床の毘沙門祭に参加してきた。この祭りは今年で23回目、京都仏教会有馬頼底理事長や奈良・法隆寺の大野玄妙管長など仏教会と地元有志約370名の参加で執り行われた。大野管長は法話で「私たちは過去に戦争や原発事故などさまざまな問題を経験してきた。そのことを忘れないことが大切だ。忘れないことは幸せをもたらすが、忘れることは災いをもたらす」と語り、参加者の心を打った。
 東京の事務局の愛媛県担当の専属相談員がこのほど、ふるさと伊予市双海町で結婚式を挙げた。そのお祝いに、なんとこの相談員が関わった移住者など県内各地から本人に内緒で飛び入り参加し、驚かせた。本人は「びっくりした。こういう輪の中に入るような移住者が増えるように頑張りたい」と喜びを語った。
 静岡県内市町で移住希望者に地元での生活を体験してもらうための施設を整備する動きが強まっている。具体的には空き家や公営住宅の空き室を活用し、500円から1000円の手ごろな利用料で数日から1カ月程度まで暮らせる『お試し住宅』としている。県では17年度は開設予定も含め、8市町が自前や民間との連携で体験施設を整備中と語っている。長野県塩尻市振興公社は24日、市内奈良井宿で空き家の物件見学ツアーを開いた。このツアーにはなんと20組35名の参加があり、5軒の空き家をめぐった。価格は土地・建物を含めて50万円から300万円。改修が必要な物件もあるが、いずれも宿場の通りに面している。公社は今後も同様のツアーを計画するとしている。
 先週末のセミナー開催数は10回に達した。この中では、25日の日曜日に行われた高知暮らしフェアが318人と多くの人を集めた。高知県最大の移住・就職相談会として、暮らしと地域の情報エリアには移住・交流コンシェルジュブースなど36のブースが並び、しごと情報ブースには高知県の求人ブースなど30ブースが並び、賑わった。セミナーエリアにおける先輩移住者セミナーでは愛知と富山からの移住者が高知暮らしの喜びを語った。なお、24日に大阪で行われたセミナーも191組246名と大阪としては過去最高の参加者を集めた。東京の24日のセミナーは4回の開催であった。長野市は移住者起業セミナー&移住なんでも相談会とし13組19名を集め、移住者の起業に当たっては最大100万円の起業資金を提供するなどをアピールした。山形県最上町も単独のふるさと暮らしセミナーを開催したが参加者は3名と少なかったが,Uターンを希望する女性の参加者が熱心に話を聞き、次につながる手ごたえをつかんで帰った。願わくば、最上町ならではの移住暮らしの事例をアピールする必要があったのではと感じた。25日は上記の高知県以外に山口・新潟・福岡・石川の各県がそれぞれセミナーを開催し、20から30名の移住希望者を集めた。

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