移住者の作ったパッションフルーツ届く

7月中旬の8階への移転に伴う相談員配置の県の面接が佳境に入っている。相談員は、それぞれの県の顔になる人たちで選択を間違うと大変なことになる。結果、こちらも大いに緊張する。1回の面接で人となりなどわかるものではない。一日10人も面接するとどっと疲れる。面接の一番のポイントは相談員という仕事に対する熱意をまず見ている。事前にそれぞれの県の移住政策やふるさと回帰支援センターなどについてHPを見るなど調べてないような人は問題外だ。次に、移住相談は1回で決まることはないことから、何日か過ぎてまた相談したくなるような人を選びたいと思っている。出来得れば、それぞれの県の匂いのようなものを感じさせる人であればなおさらである。それでも人選びは難しい。68年間生きてきて、数多の人とさまざまなことに取り組んできたが、それでも難しい。ただ、印象からいうとどうも最近の若者は面接していても手応えのようなものを感じることが少ない。ふわふわとしてとらえどころがない。職歴をみても派遣や嘱託、アルバイトなどが多い。仕事も転々としている。時代なのかもしれないが、使い捨てにされている人が目立つ。これでは経験が蓄積されず、仕事が身に付くということもない。資源に乏しい日本は人が財産なのに、その人が大切にされず、使い捨てという昨今の風潮は何かが間違っている。この国の行く末が案じられる。

過日、福岡県の方がお土産を持参してくれたが、これには驚いた。羊羹黒ダイヤと羊羹白ダイヤ。羊羹にダイヤのようなカットが施されている。製造地は筑豊の飯塚市。あの小説「青春の門」の舞台になったところである。かつて、石炭は黒いダイヤと呼ばれていた。その名残か。白ダイヤは石灰岩、セメントの材料ということになるようだ。高度成長期の日本に不可欠な資源であったもの。味も一級で、みんなでおいしくいただきました。また、事務所に奄美大島の加計呂麻島からパッションフルーツが届きました。3年前に埼玉県から奥さん・子ども1人で移住した方からでした。試行錯誤の結果、島初のビニールハウスによるパッションフルーツ栽培に挑戦、今回初出荷することになり、それをふるさと回帰支援センターにもということで送っていただいた次第。担当した宗像相談員は大喜びで、日頃の苦労がいっぺんに癒されますとのこと。成功することを願わずにはいられません。

1日、中央公論7月発売号で前文化庁長官の青柳正規さんと対談しました。青柳さんはローマ史の権威、東大副総長などを歴任した日本を代表する知識人、大いに学ばせていただきました。この企画、7月の事務所のリニューアルに向けた広報戦略の一環。13県市町の協賛を得て実施。その他の広報も順次行われる予定。

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