長野がトップ、移住希望地ランキング発表

東京は、今日は春の陽気とかで19℃まで気温が上がるとか、もう冬から春への季節の変わり目によく現れる3寒4温に突入したのかと思われる陽気だ。

18年の移住希望地人気ランキングをこの程発表した。今年のランキングの特徴は①長野県が2年連続でトップを維持していること。②静岡が2位に上がったこと。③北海道が昨年の16位から3位に上がったこと。④常に上位にいた山梨が4位に下がったこと。⑤圏外だった佐賀県が10位、香川が17位に登場したこと、などが特徴的な事柄である。また、傾向として、昨年539回のセミナーを開催したが、ほぼセミナー開催実績とランキングが連動していることも明らかになった。さらに、ふるさと回帰支援センターに配置されている移住相談員と各県移住担当者とのコラボレーションがうまくできていること、つまり各県の移住情報やセミナー開催にあたっての集客方法やテーマ設定などの傾向などを勘案し、対応を行っている県が人気ランキング上昇につながっているようだ。

18、19の両日、この時期の恒例となっている「2018年度都市と農山漁村の交流・移住実務者研修セミナー」を永田町のビジョンセンター永田町6階で開催、29府県126名が参加した。冒頭、主催者挨拶で「今年、ふるさと回帰支援センターは創生本部創設5年目を迎える中で、真価が問われる1年となる。移住相談も4万件を超え、移住セミナーも500回を超えるなど順調に運動が拡大しているが、しっかりと都市住民を地方移住へ案内できるように常に初心に帰って頑張ろう」と決意を語った。基調講演は「移住施策における広報コミュニケーションの重要性について」を元博報堂の高嶋哲夫氏が行った。次いで、総務省地域自立応援課、国土交通省地域振興課、農林水産省都市農村交流課、内閣府まち・ひと・しごと創生本部など、関係省庁から担当課長・参事官に来ていただいて移住・定住関連2019年度予算解説をしていただいた。また、移住・交流に関する事例報告では、「地域とつながる、地域を活かす プロボノの可能性」、【しごと】「生きるように働く・・・日本仕事百貨が伝える地方で働く魅力」、【すまい】「物件の注意点と移住者への伝え方」、【コミュニテイ】「『集落の教科書』の基本理念 良いことも、そうでないことも、ちゃんと伝える」をテーマに実践報告を頂いた。参加者からはそれぞれ大いに参考になり、参加してよかったとの感想を頂いた。

来客・視察等は、13日は月刊「家の光」6月号の取材。地方移住の特集を考えており、3から5地域の移住者を取材したいということで、全面協力を約束した。14日は山口県岩国市議会議員団の視察。18から19日は上記の通り実務者研修セミナー。20日は岡山県新見市議会の7名の議員団視察。毎日新聞取材。またこの日は、昨年Uターンの傾向の実態調査を行って、報告書をまとめた(株)電通に佐賀県唐津市の市議会志政会の研修会で講演していただいた。その報告を受けた。

セミナー等の開催は12回。13日は富山県の「『大人の進路相談』~富山の特産品を味わいながら、地方の仕事を考える~」水曜日の午後6時半開催で行い、8組11名を集めた。名物の鱒寿司が提供され、Uターンして起業したゲストがその思いを語った。14日は群馬県が「企業と求職者との交流会~群馬で働くイメージをつかもう~」を開き18名の参加。15日は宮崎県日向市・門川町が「地方での仕事の見つけ方、作り方 日向市・門川町合同セミナー」を初開催。21名の参加と健闘した。地方でどう仕事を見つけるかを巡って熱心な議論が続けられた。この日は高知県も「こうち東部移住フェア」を室戸市・奈半利町・田野町・安田町・安芸市・芸西村の2市3町1村の広域連携ではじめて開催。17名の参加と賑わった。16日土曜日は栃木県が「観光地で働きたい方へ」を宇都宮市・益子町・那須町・那須塩原市の参加で開催。13組17名の参加で開いた。ゲストは益子町に移住した女子の陶芸家で、とりわけの縁はないが益子町へ。道の駅で「埴輪」を焼いて販売している。この日は他に3回のセミナーが開催された。栃木県桐生市は「桐生においでよ!桐生暮らし相談会~先輩移住者に聞く、桐生の暮らし方~」を開催。桐生市は年1回のペースでセミナーを開催。県内でも受け皿がしっかりしていることでも知られ、今回も26名の参加。盛会であった。今後、現地でのセミナーも予定されている。静岡県西部地域、浜松市ほかは「本音が聞ける静岡の里山暮らし」セミナーをゲストに里山に移住した人を迎えて開催。良かったこと、苦労したことなどが率直に語られ、共感を得ていた。山梨県は山梨市・笛吹市・甲州市が「山梨に住んでぶどうなど果物を作るセミナー」開催。22組32名と満員のセミナーとなった。わかりやすいネーミングが功を奏したようだ。ゲストは各市からそれぞれ1名がきて、その3名に質問をぶつける形式で行われた。17日日曜日は岐阜県、熊本県荒玉地域、徳島県阿南市、和歌山県もそれぞれ行った。

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