長野の水は王滝村が一番?!

 今年も残すところあとわずか。朝は明けるのが遅くなり、夕方は4時を過ぎると暗くなる。冬至まであと10日、今年も早い一年だった。数日前に11月の移住相談件数が明らかになったが、昨年11月を上回る3832件に達した。昨年11月は、初めて3000件を越える移住相談件数があり、今年1月から続く前年同月比を上回る移住相談件数が途切れるのではないかと思っていたが、あっさりと674件も上回った。勢いが出てきたとはこういうことを指すのだと改めて実感している。前号で紹介したセミナーやフェアなどの集客の営業活動について、各相談員にアンケートを取って調査しているが、予想以上に大掛かりに行っているようだ。いつから日本人はこうした体裁を整えるが中身のない、詐欺まがいのことを平気で行うようになってきたのだろうか。高齢者に対する詐欺も横行しているが、これなどは詐欺行為そのもの。いまさらながらだが、地方移住については安易な道は無い。丁寧に移住相談者に寄り添う移住相談を行って初めて、相談者は移住に踏み切るということを改めて肝に銘じて、このふるさと回帰運動に取り組んでいきたいと考える。最近、Uターンが急増していることが、各種アンケートなどによって明らかになっているが、青森市が8月から市役所内に「青森市Uターン就活サポートデスク」を開設している。市内の企業とのマッチング(無料職業紹介)を行う「地方版ハローワーク」として青森市が運営している。
 先週のセミナー開催は9回。6日水曜日の19時から広島県が「HIROBIROひろしまinトーキョー大人女子編2017vo2」を開催。この取り組み、3年前から年3回開催し、女性ならではの悩みや課題を語り合い、移住につなげることをめざしている。この取り組みを通しては、過去に10名が移住。今回も尾道市の離島に移住し、パン屋を開業した人が報告。10名の定員に9名が参加。8日金曜日は栃木県日光市が「日光ライフスタイルミーテイング」を開催。3名のUターンやIターンの移住者が活動や暮らしなどを紹介した。参加は13名。9日土曜日は山形県尾花沢市・栃木県日光市&さくら市、福井県・熊本県阿蘇地域がセミナー開催。尾花沢市は単独では初開催で6名の参加と苦戦したが長野県から移住した人が尾花沢市での暮らしを紹介。四季のはっきりした暮らしと人の温かさが気に入っていると語った。参加者からは仕事があるのかなど具体的な質問も出て、盛り上がった。同日の日光市とさくら市のジョイントセミナーは「くらしの楽しみ方講座」として開催。10名の参加で健闘した。10日日曜日の愛媛県の「地域おこし協力隊合同募集説明会」には46名が参加。他県が地域おこし協力隊の募集では苦戦しているが愛媛県は40名を越える参加と健闘。その理由を聞けば、県として協力隊の活動が盛んであり、今回のセミナーのトークセッションでも10名の協力隊員が活動の生の声を語るなど工夫した内容であることが集客につながったのではないかとのこと。もう一つの長野県の「楽園信州移住セミナー 水が自慢の長野県」セミナーには6地域の水が自慢の地域が勢ぞろいした。試飲の結果、人口777人の王滝村の水が一番となったとのこと。参加は22組32名と賑わった。水はいのち、おもしろい企画といっていい。

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