いま、島根県が面白い!

 早いものでもう11月。丸の内のビル街の並木も紅葉が始まっているようです。1日も日比谷公園ではふるさと回帰支援センターの理事の加藤登紀子(歌手)さんなどが9年前から始めた「土と平和の祭典」が日比谷公園で開催されている。今年のテーマは「命こそ宝」で多くの有機農業家や消費者団体が一同に会し、盛り上がっていた。交通會館1階のマルシェスペースの売店では多くの店が取れたて野菜や果物を販売し、今秋の実りを誇っている。こうしたところにも秋を感じさせられる。
 先週末も土曜、日曜とセミナーが目白押し。土曜日は新潟県佐渡市が「さどに住まんかっちやーさど暮らしセミナー」を開催。40名ほどが参加し、盛り上がったようだ。徳島県も地域おこし協力隊の募集会を開催。20名ほどを集めた。
 日曜日はなんといっても「しまねU・Iターンフェア2015 In東京」圧巻で12階全体を借りて開催。地元島根から約150名のU・Iターンサポーターが集結。万全の支援体制での開催となった。市町村・支援機関ブースには県内全自治体が参加。これだけでも例がないが、さらにU・Iターンの先輩ブースには23名の先輩移住者が起業や農業、半農半X、福祉、子育てなどそれぞれの得意分野ごとの相談を受けつけていた。仕事のブースには14のブースが並んだ。農業、介護・保育、看護・医療、建設業、IT・エンジニア、職業訓練、住まい、島根留学相談などなど。最終的な移住相談者は647名となった。
 センターでも年間300回のセミナー開催をめざしているが、島根県のこの規模、サポーターの数、参加自治体、どれをとってもスケールが違うといったところ。こうしたところにも「ふるさと島根定住財団」結成20年の蓄積と県をあげての移住・定住に対する意気込みが感じられた。現段階における各県開催セミナーのひとつの到達目標になるといっていいだろう。各県相談員にも是非、視察し、今後のセミナー開催計画に反映するようお願いしたところである。こうしたことができるのもふるさと回帰支援センターに全国各地の移住相談員が一堂に会し、切磋琢磨しあい、よりよい移住セミナーの開催をめざすことができるメリットといっていいだろう。
 島根県の話題と言えば、今年度から始まった浜田市のシングルペアレント介護人材育成事業が話題となっている。これはひとり親支援の取り組みで、浜田市外在住のシングルペアレントで、高校生以下の子どもと浜田市へ移住できる人を対象にしている。給与は15万円以上、養育支援、家賃補助、自動車の提供、資格取得支援など、大胆な移住策といっていいだろう。

深まりいく秋の中、ふるさと回帰運動もさらに深化しようとしている。