印象に残る安倍元総理の施政方針演説!

8日の奈良市における安倍元総理に対するテロには驚いた。令和の時代においてこうした暴力事件が起こるとは信じられなかった。かつて1930年代には5・15事件などいくつかのテロ事件が起こり、その道は先の大戦につながった。多くの場合、こうしたテロに走るのには貧困や社会に対する不満、出口のない閉塞感など社会が荒廃していることによる場合が多い。こうしたテロが起こるほどにわが国は荒廃してしまっているのかも知れないと思った。

安倍元総理には格別の思いがある。彼が推進した地方創生に関連し、国会の施政方針演説などでふるさと回帰支援センターにかかわる地方創生に触れられ、「移住相談がこの10年で13倍に増加している」「地方移住をしっかり進めるためには全国に1000ヶ所の移住相談センターが必要」と語っている。こうした発言は私どもふるさと回帰支援センターの取り組みに対して大いなる励ましとなった。また、昭恵夫人は、かつて早稲田大学でふるさと回帰フェアを開催したときに参加され、山口県のブースに行かれて、激励していただいた。また、この時、福島県金山町の赤かぼちゃを味見され、「おいしい」と言って元総理に食べさせると購入いただいたことを思い出す。心からご冥福をお祈りする。そして、ご供養のためにもより一層のふるさと回帰支援センターの前進を心に誓っている。

6月の相談件数がまとまった。従来からの集計によれば4204件で、2018年6月の4253件、2019年6月の4771件に次ぐ件数であった。ただ本気度の高い電話、メール、面談による移住相談は過去最高の2993件に達し、コロナ禍の中で地方移住の勢いは衰えず、人気度は広島・福岡・宮城・静岡・山梨の順となっている。従来からのセミナーを含む参加者数では広島・高知・山梨・富山・福岡の順となっている。

岐阜県下呂市の山内市長(右)

取材、来客は、12日は新潟県糸魚川市の谷村建設・梅澤氏、長野県立科町の三矢工業、山口県周防大島町新山元町会議長が表敬訪問。日本経済新聞の取材。13日は岐阜県下呂市山内市長、岐阜県議会平岩議長と午前中は移住人気が高まっている岐阜県関係者の来訪が続いた。午後には栃木県大田原市相馬市長、同定住応縁隊坂内代表が見えられた。大田原市は市長が変わったことから、改めて移住者の受け入れに取り組みたいと顔を出された。愛媛県東温市は市議会議員団2名と全国農業協同組合連合会菅野会長が東温市出身ということで同行され、意見交換した。

栃木県大田原市の相馬市長(左)
愛媛県東温市議会議員、JA全農・菅野会長、センター職員と

先週は地方移住セミナーを10回行った。

7月6日に京都府 が「【京都×移住×住居】『古民家に住む』という選択肢 vol.1 〜探す、そして計画する〜」と題してオンラインセミナーを開催した。実際に古民家リノベをされている建築家の方から、古民家を買い改修するまでの流れについてレクチャーがあった。41組51名が参加し、参加者の半分以上は今まで相談対応した方であった。移住を検討している方にとって聞きたい内容だったのではないかと思う。シリーズ開催のため、次回も楽しみだ。

8日には、北海道南空知地域が「『北』にあるけど『南』そらち 北海道南そらちを知るオンラインセミナー」を開催した。年代・居住地共に幅広い13名が参加。市町の発表は短時間でまとめ、クロストーク部分で地域の暮らしがわかる会話が行われ、担当者も丁寧に回答していたのが好評だった。

島根県は「移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレ vol.1」をオンラインで開催した。県の西部・益田市に移住した30代女性をゲストに、移住に至る経緯や現在の暮らしぶりのほか、地域の結びつきが強いメリットや困りごとなども紹介した。地域行事やお裾分けの料理など近隣住民との交流の様子を写真を交えてわかりやすく伝え、移住後の暮らしの具体的なイメージを持つヒントとなった。6名が参加した。

9日には新潟県上越市が「令和4年度第1回上越市ふるさと暮らしセミナー ファミリー移住×上越暮らし」をオンライン開催。神奈川県より移住した夫婦が、以前の暮らしとの違いを、子育てを切り口に話した。子育て施設の職員が親切で、移住を検討するきっかけになったという言葉が印象的だった。参加者は2名だったが、事前質問も多く、セミナー終了後は個別相談の申込みもあり、本気度の高い方が参加していただいた印象。内容が良かっただけに告知・集客が今後の課題と感じる。

福井県は「福井県地域おこし協力隊募集セミナー」を会場とオンラインのミックス開催。6市町15名の協力隊募集のためのセミナーで、50代夫妻2名と20代男性1名が来場された。少人数参加のため質疑応答他で1時間ほど個別対応できた。20代男性にお試しテレワークを勧めたところ、積極的に検討されるとのことだった。

奈良県は「奈良で働く相談会 in 有楽町-奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-」をリアル開催。今年度初の奈良県セミナーは、入退室自由の座談会形式と就職個別相談の2本立て。10名の参加者は主に40代~60代で、20代の参加者も見られた。個別相談は早くに満席、座談会には奥大和エリア担当の県庁職員が飛び入り参加するなど、リアル開催ならではの充実ぶりとなった。

宮城県南三陸町は、「せきららトーク『ぶっちゃけ、地元の人から見た移住者ってどうなの?』 」をリアルで開催。地元でもリーダー的存在のゲストを3名(うち1人オンライン)にお話しを聞いた。まず参加者を3グループに分け、ゲストも交えた自己紹介など交流時間を10分程度、その後は、南三陸町を写真で紹介(ウニなどの海産物や漁業の様子、里山での暮らしや果物などの生産物)し、オンライン参加のゲスト宅の牛舎とぶどう畑を中継で映した。トークタイムでは、地元住民目線で移住者についてどのように思っているのか、移住者と関わるなかでショックだったこと、こうしてほしくないことなど、せきららにお話いただき、逆にどのように関わると地元住民の輪に入れていくのか具体例を交えて伺った。20代から70代までの男女10名が来場し、アンケートでは、「移住者に対するリアルな声が聞けて良かった」と大変満足いただけたようだ。

10日は、北海道上士幌が「北海道十勝 上士幌暮らしセミナー 上士幌町でのちょっと暮らしを経て、今」をミックス開催。会場、オンライン合わせて15名の参加者は40代以上が多く、家族構成は単身者と世帯で約半分ずつ。お試し暮らしを経て移住したゲストが、今に至るまでのことや、移住者目線で毎日の暮らしのリアルを語られたのが興味深かった。

三重県は「ええとこやんか三重移住セミナー わたしにも出来るリノベーション」をミックス開催した。家の改修支援制度などについての紹介の後、鳥羽市へ移住をし、自身でリノベーションをした方の話を聞いた。家を購入する際には、残置物の処分に費用について事前に交渉をした方がいい事や、YouTubeなどでプロからセミプロまでリノベーションの方法を紹介をしているので、それらを参考にすると良いなど具体的なお話を聞いた。希望者にはセミナー後に個別相談を行い、セミナーでは聞けなかったより詳しい地域の紹介をした。会場参加者は「夏休みなどを利用して現地を見に行きたくなった」という方もいて、現地訪問に繋がるよう今後もフォローをしていきたい。参加者は20代から60代まで10名。

福島県県中地域は「ふくしま移住計画セミナー ~佐藤夫妻が福島移住のリアル話します!~」をミックスで開催した。ゲストは、東京から須賀川市にUターンした30代の佐藤夫妻。夫はデジタル推進支援やデジタルプロダクト開発を行う郡山市の(株)プレイノベーションで活躍、妻はゲストハウス運営・ライター・ウェブデザイナーと幅広い仕事をこなす。セミナーでは、特にこれから福島への移住を検討している若い世代に向け、自分たちが福島移住後にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が高まったこと、福島で生活する為には、移住後の生業と暮らしを明確にし、自分たちで創り出すことも重要あることを具体的に説明した。会場、オンライン合わせて22名が参加した。