好事魔多し

 お盆休みも終わり、今年の後半戦ともいえる日々が始まった。職員たちは皆さん元気はつらつ、休養十分という感じである。一人ひとり声をかけ、ご機嫌伺いをしたが、ポケットが膨らむ一方であった。それはいつの間にか、私が甘いものが好きということになっているようだ。それで、それぞれが帰省した折にそれぞれの地域のお菓子をお土産に買い求め、それが私にもとなる次第である。こちらは、お盆はどこにも出歩かずに自宅でごろごろ。甲子園と読書に費やした。野球もラクビーも早稲田が強いと盛り上がるといわれるが、今年の甲子園も早実というか、清宮君で盛り上がっている。バッテングも超高校級だが、顔が小熊のようで可愛い。誘惑に負けず大成することを望む。読書はいま話題の直木賞の「流」を読んだ。北方謙三曰く、「20年に一度の傑作」とのことだが、そこそこの出来だった。青春ものだが、舞台は台湾というところが味噌。失恋するシーンは40年も前の忘れていたことを思い出させられた。後は読んでのお楽しみ。
 今週末には大阪のふるさと回帰フェアが行われる。センター開設から7年目。近畿圏は首都圏と比べると人口の規模も小さく、ふるさと回帰運動も爆発力に欠けるところがあるようだ。しかし、北海道から九州まで、120自治体が参加。「地域は決まってへん、でもいなか暮らししたい会(座談会)」とニッポン全国ふるさと市場も予定されている。多くの出会いがあることを期待する。東京の今週のセミナーも目白押しで、21日の金曜日には長野県駒ヶ根市と佐賀県の港北町。土曜日は能登の穴水町、三重県、江北町。日曜日は会津地域振興局、栃木県、青森市と続く。年間250回の開催も夢ではなくなっている。
 安保法制反対の動きはいまや燎原の火のように全国に広がっている。高校生までが渋谷でデモをやったという。来年の参議院選挙から選挙権が18歳に下げられるということから言えば、高校側も政治活動禁止とばかり言って入られないのではないか。26日には小沢元民主党代表が憲政記念館でタウンミーテイングを開催するという話が飛び込んできた。戦後70年、それが一体なんであったのかが問われているようだ。安倍内閣は引くに引けず、一方反対派はある種存在を賭けた戦いになろうとしている。学者は学者の、団塊世代は団塊世代の、そして政治家は政治家としての。解釈改憲で集団的自衛権を強行しようとしたのは国民を見くびりすぎたのではないだろうか。いや戦後民主主義をといってもいいだろう。好事魔多し。政治は、一寸先は闇。政治から目が離せない。そして己自身も問われているような気がする。