岩手山は見えず

2月も残すところ10日あまりとなりました。早いものです。東京も梅がほころび始め、春は近いと思わせる陽気となってきています。先週は日帰りで盛岡に講演に行ってきました。岩手県下の市町村を集め、ふるさと回帰運動の現在を、そして今後の見通しを話してほしいと頼まれ、出かけた次第です。あいにく天気ははっきりせず、楽しみにしていた岩手山の勇姿は拝むことはできませんでした。当日はNPOの認定審査日とバッテングし、どうするのか悩みましたが、運動を優先し、出かけた次第です。岩手は、私の盟友とも言える大地を守る会の藤田和芳君のふるさとでもあり、好きな県のひとつです。付き合ってみてもしっかりと手ごたえを感じさせる方が多いような印象を持っています。遠くは前九年後三年の役の主戦場で、言い方を変えれば最も東北的な感じのする地域だといってもいいと思います。岩手県は移住者希望ランキングでは2010年は4位、2011年は5位と上位につけていた実績もあり、4月以降、本格的に受け入れ態勢を再構築すれば大いに期待できるのではないでしょうか。

昨日、岐阜県古田肇知事が視察に見えられました。盛り上がるふるさと回帰の状況を見に来たというところでしょうか。気負ったり、威張ったりするようなところのない、それでいてこちらの話のツボはしっかり押さえて突っ込んでくる方で好感が持てました。岐阜県は明治大の小田切教授のゼミと毎日新聞の移住者の実績調査でも長野県や島根県の上を行く移住実績を挙げている県で、今後の展開が楽しみな県と言っていいでしょう。

13日には富山県の朝日町の町長が見えられました。前にも訪ねて頂いたのですが今回は新年度から町としてふるさと回帰支援センターにブースを開設する方向で調整が進みそうということで来られた。もし、それが実現すれば初めてのことで大いに話題になるのではないだろうか。市レベルでは、長野県の飯山市や駒ヶ根市、鹿児島県の伊佐市などがあるが町では初。しっかりと受け止めて成果に繋がるようがんばりたいと思っている。伊佐市といえば時代劇俳優の榎木孝明氏のふるさと。その榎木氏が友人に連れられて初めてふるさと回帰支援センターに寄られました。

人口減が深刻な各地の自治体、何らかの起死回生の策が求められていることは確かだ。何でもいいからまず動き出すことから始めたらいかがでしょうか。うまくいかなかったら、見直せばいいのだから。何もせずに立ちつくしているだけが一番だめなのではないだろうか。