島根セミナー10名中9名が女性。 12県がそれぞれ特徴あるセミナーを開催

シルバーウイークというのか、9月中旬の3連休は人の出は多く、仕事に追われていることもあって出勤したが、銀座はこんなに人出が多いのは久しぶりという状況だった。東京は21日のコロナ感染者は253人と3ヶ月ぶりに300を下回り着実に減少している。

来客は少なく、9月15日に共同通信の取材、21日に時事通信の取材とBSテレビ東京の「マネーのまなび」のTV取材があっただけである。

また、ふるさと回帰フェアのプログラムは月末完成予定。情報誌「100万人のふるさと」は10月5日発行で、会員等にはフェアのプログラムと情報誌を同封して送ることになっている。

移住セミナーは13回の予定であったが18日に予定されていた北海道の「北森カレッジ&森林のお仕事ガイダンス」は準備の関係で中止となり、12回となった。北海道はこの間コンスタントに広域でのセミナーを開催し、それなりの成果も出している。さらなる頑張りを期待したい。北海道の特徴は、明治以降全国各地から入植し、開拓に携わった経緯もあり人にやさしく、移住者に対し協力的である。結果として、移住者は地域に溶け込みやすく、移住先としておすすめの場所である。また、先週もすべてのセミナーがオンラインで行われた。

16日はまず広島県が「広島の外食市場を知り尽くしたプロが語る~飲食店開業で押さえるべき3つのポイント~」を開催。ゲストは数々の飲食店を成功に導いてきた専門家で、事業継承にあたってのポイントを解説。居抜きの物件の活用、資金調達、広島ならではの傾向・後継者バンクなどについて語られた。参加者からはキッチンカーについての質問が出るなど、これから広島で飲食店開業をめざす人にとって役に立つ内容であった。

17日は三重県が「ええとこやんか三重移住セミナー~みえde起業して暮らす~」を23組(暫定)参加で開催。ゲストは2名で、一人は3日間の一人旅で訪れた伊勢市で、偶然、飲み屋さんで知り合った地元の人との御縁で移住。BARを創業した女性、もう一人は憧れの山の中にレストランを創業し、さらに映像クリエイターと小さな農業を営む男性。二人からは創業するまでの経緯などが語られた。参加者は関東在住者が多く、年代は20代から50代。それぞれ、自分本位の創業ではなく、地域が求める需要に合った創業を検討することが重要と話した。長野県は「移住女子トークライブ【移住が私の分岐点】楽園信州移住セミナー」を諏訪地域(岡谷市など3市1町1村)、長野市、小諸市、大町市など3町1村が参加して開催。参加人数は24組。ゲストは大きな動機や目的があった訳ではなく受動的に移住したママと10年間のドイツ暮らしを終え、現在は協力隊+ベビーシッター+NPO経営の3役をこなすママで、松本市と長野市の比較やゲストが立ち上げたコミュニティーの活用方法などの紹介があった。ファミリーでも単身でも女性は移住後の自分の居場所に不安を感じやすいので、セミナー参加を繋がり作りの糸口にすればと思ったようだ。

18日は大分県が「就農・就業フェア×大分暮らし塾」を開催。リモートイベントツールRemoを使い、大分県への就農・就業・暮らしについてもまとめて相談できる相談会を開いた。前半はセミナー、後半は個別相談。セミナーでは、国東市で小ネギ農家になった移住者がゲスト。農地を借りる際のサポートが手厚かったことや、頼る人が多すぎて誰に頼ろうか迷ったことなど受け入れ体制ができている大分県の状況が率直に語られた。個別相談では、由布市・豊後大野市・就農全般・しいたけのブース等への相談が多かった。静岡市は「静岡市オンライン移住相談会 静岡市の暮らし、仕事、子育て」を7名の参加で開催。テーマは市内での子育てや保育園事情で、枠いっぱいの参加者で賑わった。全国でも屈指の子育て環境を誇り、静岡市を象徴する子ども未来サポーターや保育コーディネーターが参加、相談者の希望地域に合わせ、保育園の申込み時期や方法など具体的なアドバイスが行われた。岡山県は倉敷市にスポットを当てた「くらしきで暮らす移住相談会 瀬戸内×古民家」を開催した。参加は13名。ゲストは古民家再生に携わっている方で、失敗しない古民家の選び方や瀬戸内海沿いの暮らしの魅力について語った。後半は、参加者の質問にざっくばらんに答える座談会で、先輩移住者も参加し、実際の生活や古民家での暮らしについて生の声を聞くことができて、大いに盛り上がった。鹿児島県は昨年に引き続き、「なんかしたい県かごしま・鹿児島移住セミナー(離島暮らし編)」を事前予約満員御礼で開催。参加者は35組45名と大健闘。参加したのは奄美大島(奄美市・宇検村)・沖永良部島(和泊町)・種子島(西之表市・中種子町)・屋久島(屋久島町)・徳之島(天城町)・喜界島(喜界町)・奄美群島広域事務組合など昨年を上回る5島から9市町村。Zoomの他facebookでも配信。ゲストは奄美・喜界島の先輩移住者で、昨年は参加者だったが、今年はゲストとして参加。移住までの具体的な流れや島暮らしの現実が話され、大いに参考になったようだ。途中、参加9市町村からPRタイムも用意され、それぞれの暮らしぶりなどが紹介された。オンラインだからできた離島のセミナーで、ぜひ次年度も開催していただきたいものだ。福島県は「カレーを通じた地方とつながるオンラインクッキング(第1回)郡山ブランド野菜のいい話とスパイスカレー」を20組25名の参加で開催。県産の食材を使ったカレー作りを通じて、食と暮らしの魅力を伝えるセミナー。参加者には事前に食材を届け、オンラインで解説しながら一緒に調理するという形式は今回が初めての試みで、参加者の満足度も高かった。参加者からは現地に行ってみたいという声が上がるなど反響が大きかったようだ。次回開催にも期待したい。

19日は富山県が氷見市・黒部市・小矢部市・南砺市の4市から中継し、「『おうちでとやまさんぽ』~暑い富山の夏編~」を開催し、富山の魅力を語った。小矢部市は地元の「津沢あんどん祭り」の魅力を伝える体験館からお囃子の生演奏や実際に体験できるミニ行燈の絵付けの様子を伝え、南砺市からは市内でも特に豪雪エリアで民宿を経営する方から冬場の生活の様子が語られた。また、参加4市からのクイズを参加者に答えてもらうなど盛り上がり、地域の雰囲気が伝わる内容だった。兵庫県は「ひょうごで働こう!オンライン就職セミナー&個別相談会」を8名の参加申込みの内4名の参加で開催。現地の就職事情をよく知る就職相談員が兵庫の仕事探しの実際と就職支援、また参加者を首都圏在住者に限定したため、兵庫県を知らない参加者のための「兵庫県ってこんなところ」などの話しもあった。島根県は5回シリーズの2回目として「島根移住ステップセミナー#2『しごと編』」を10名の参加で開催。ゲストは東京から浜田市に転職し、Uターンした人で、現地での面接、採用されるまでの様子を詳細に話してもらった。参加者は11名の申し込みに10名の参加で、男性は1名で、残りはすべて女性。県内出身者は1名で他はすべて他県者。そのため、Iターン移住者の話も聞きたいとの希望も出された。女性が多いというセミナーは珍しく、島根県の特徴なのか知りたいものだ。新潟県は、女性限定で「おしゃべり座談会 これからの“地方暮らし”について考えてみる」を26名の参加で開催。ゲストは、ウコン栽培をしている方、デザインの会社の代表者、空き家をリノベーションして宿を経営している方と様々な経歴を持った3名。保育園の園庭が広いこと、美容院の支出が減ったこと、ご近所さんと仲良くなるコツなど、女性ならではの視点から移住について語られ、盛り上がった。