政府の地方再生に期待する

このまま夏が行ってしまうのかと残念がっているのは私だけなのでしょうか。今年の夏は雨ばかりだったような気がする。今年の夏は気分を変えようと麦わらのような素材のボルサリーノを被って出勤したが、これが以外に愉快で、さらにこのボルサリーノ、風が吹きぬけるので快適だった。上着は麻のジャケット、それも薄いピンク色を誂えた。これを3日も着ると気にならなくなり、ある種の開放感も感ずるようになった。いい感じであった。齢66歳。若干の疲れと老いを感じ始めたら、少し派手目の格好で出勤するのも精神衛生上いいようだ。ご同輩にお勧めしたい。

6日の土曜日、4月からブースを構え、6月からは専従の相談員を配置した青森県が始めてのセミナーを開催した。参加自治体は県が県内のモデルにしたいと目論む弘前市と十和田市が参加した。相談員は初めてのことで心配のあまり、よく眠れなかったらしいが、蓋を開けてみたら30名の参加。上々の滑り出しで関係者は一様にほっと胸をなでおろしていた。参加者には真っ赤な「津軽」という早生のりんごと自慢のりんごジュースが配られた。青森は本州の北の端、3方を海に囲まれ、海の幸も豊富。真ん中には岩木山がそびえ、青森市の後方には八甲田山が控える。果物も多く、りんごの出荷量は日本一。津軽三味線など文化度も高く、太宰治をはじめとした文学者や棟方志功などの芸術家も輩出されるなど個性豊かな県民性は魅力である。こうした個性をしっかり前に出した取り組みに心がけ、移住、定住に取り組まれることを希望したい。7日の日曜は山梨県の富士河口湖町がセミナーを開催。こちらも20名近い参加者。風光明媚なところで、別荘地としても知られた町であり、単独開催としてはよく集まったと評価したい。20名という数字はじっくり話し込むには適当な人数である。

9月は例年相談件数が頭打ちになる月である。理由はいくつかあるが、下旬にはふるさと回帰フェアも予定され、セミナー自体の開催希望が減る。

東京の事務所、最近の増田寛也さんの2040年の消滅可能性都市の可能性を指摘した論文の影響もあり、各県から「ブースを出したい」「専従相談員を配置したい」「スペースを確保し、移住と就職を一体的に取り組みたい」との要望が寄せられてきた。しかし、この間、手狭な状態で十分に各県や市町村自治体の希望にこたえ切れなかったが、なんと空き部屋が出るようだとの提案が交通会館から出てきた。次年度をめどにスペースを確保し、ふるさと回帰のより本格的なセンター化を目指す方向で検討に入ることにした。折から政府も「まち・ひと・しごと創生本部」立ち上げ、本格的に地方再生に取り組む方針を出した。よく意見交換を行い、ふるさと回帰を通した地方再生に向けて連携した動きを強めたいと願っている。