桜はまだか

ここ2~3日、朝夕はまだ寒いが日中はすっかり春めいてきた。コートを脱ぐのもあとわずかでないだろうか。桜も昨日、開花宣言が発せられた。春は冬の厳しい寒さがあるからまた一段と季節の移ろいに対する喜びが深いのかもしれない。

春を想うとまず目に浮かぶのは菜の花畑、あの菜の花の匂いはふるさとを思い起こさせる。そして、小川のせせらぎ。透き通るようなきれいな水の中を泳ぐ小鮒のスリムな姿は私を夢中にしたものだ。まさに、小鮒釣りしかの川がふるさとにはあったのだ。しかし、その川も小鮒もすっかり見ることはなくなった。淋しい限りだ。私たちの心を励まし、慰める自然の崩壊は激しい勢いで進んでいるようだ。その結果、人心の荒廃は進んでいるようだ。失ったものは帰らない。大切にしなければと思う今日この頃だ。

18日には久しぶりに山梨県に呼ばれて講演にいった。昨年6月のブース開設以降、人気沸騰という感じの山梨県であるが、さらに地域の受け皿を強化しようと従来からあった富士の国やまなし農村休暇邑協会とやまなし二地域居住推進協議会が合体し、あらたに「富士の国やまなし移住・交流推進協議会」を設立することになり、その総会で講演したのだ。この協議会には県下7市町村をはじめ、農林業団体、商工業団体、観光業団体、不動産業団体などが参加している。山梨県は人気は高いが地域の受け皿がもう一つと言われてきたが、その課題の克服に向けて体制が確立されたようだ。

先週の連休の谷間の土曜日に長野県のセミナーが開かれた。大町市や長野市、木島平村、原村、辰野町などが一堂に会した。さすが人気の長野県、そこに64名の移住希望者が集まった。会場は人気むんむん。子連れのお母さんと若者の姿が目立った。最近、ジワリと若者のUターンが増えていると聞くが、なるほどと思わせるものがあった。また、今週の日曜日はこれまた人気の飯山市。すでに25名の申し込みが寄せられている。年度末ということもあるのだろうが若者の姿が目立つようだ。

3月は別れの季節といわれるが、ふるさと回帰支援センターでも3名の方が巣立っていった。とくに星君は5年頑張っていただいた。当初から5年を目途にということだったので、満期終了ということになる。少ない人数の中で頑張ってもらった。心から感謝したい。そして、幸多い人生を祈りたい。