浄土真宗本願寺派が視察に

 3月11日は、あの東日本大震災から5年目であった。ふるさと回帰支援センターのある有楽町の隣、東京・銀座では2時46分に道行く人も立ち止り、黙祷を捧げたようです。私たちふるさと回帰支援センターも、5階の東日本・6階の西日本エリアで、それぞれで移住希望の相談者を含めて黙祷を捧げました。もちろん、私も黙祷しました。目をつぶったら故郷・福島の太平洋がまぶたの裏に浮かびました。早いもので、もう5年になるんですね。しかし、現地は復興には程遠く、日暮れて途遠しの感があります。まして、福島第一原発は原子炉の廃炉については何も始まっていないといっていいような状況です。にもかかわらず、政府は原発の再稼働をめざしています。福島の現実を見て見ぬふりをしているとしか言いようがない。過日の大津地裁の高浜原発の判決は、司法に対する信頼を醸成するものでした。あの原発が事故を起こせば近畿圏の水がめ琵琶湖が汚染され、大変なことになります。事故が起きてもだれも責任を果たさない無責任な原子力行政、電力会社の体質を考えれば、あの判断は何物にも代えがたい尊い判決と言っていいでしょう。水が飲めなくなれば人間は生きてはいけないのです。福島県出身の私から言わせていただければ、原発推進派は福島の現実を直視していないし、わかってはいない。なにものよりも人よりも資本の論理を優先する原発推進者の考えは信じられないことと言わざるを得ない。
 今日、浄土真宗本願寺派宗務所の過疎地域対策担当の方3名が訪ねてきた。前に一度近くに来たのでとお尋ねいただいており、2回目であった。私のほうから最近の移住情報を説明させていただいた。その中で、空き家情報に係り、空き家の提供が進まない理由のひとつに仏壇が置いてあることを挙げる人が多いことを指摘した。浄土真宗として、宗務所から協力要請の文書でも出せないかとお願いしたが、組織としてはそれぞれが自立して活動しているのでなじまない。しかし、各自治体が個別的にお寺に仏壇を一時的にお預かりしていただけるようにお願いしたらどうでしょうか。すでに、そうしたことを実践しているお寺もあるとのことであった。ふるさと回帰運動が拡大の一途をたどり、ついに宗教界からも現状の視察が来ることは、また一歩運動が前進していることを感じさせる。最後に、今後とも連携できるところは協力していきましょうということになった。空き家に関して、13日に愛媛県がプロの技×DIY=理想の住まい~えひめ空き家改修セミナーを開催した。このセミナーには22組30名も参加。廃屋改修の体験談、成功例や失敗例、必要経費などの報告もあり、おおいにもりあがった。この日は、静岡県小山町も小山町DAY!!「移住+就職」相談会を開催。県内屈指の受け皿だできているところで13組17名の参加。御殿場のハローワークも同行。94件の求人情報の提供もあり、盛り上がった。