移住相談、緊急事態宣言下で2.24倍増!

コロナ対策の一環としての緊急事態宣言は今週から2ヶ月目に入った。2ヶ月目ということもあるのか通勤電車は若干少なめという感じで、有楽町駅前の人通りも昨年4、5月に比べれば少なくなっていない。慣れが出ている感は否めない。

1月の移住相談件数が明らかになった。総数は3618件で昨年の1月の4118件に比べ500件少ないが、コロナ禍による緊急事態宣言が発出され、センターの出勤体制を半分としたことを勘案すると健闘していると思う。相談件数の多かった県は長野・広島・新潟・宮城・岐阜の順番となっている。面談が多かったのは静岡・福岡・広島・山梨・福島となっている。また、昨年4月の緊急事態宣言発出中の面談・メール・電話での移住相談と今年1月の緊急事態宣言発令中の移住相談件数は、単純に比較はできないが参考値として昨年4月の865件に対し、1月は1936件と2.24倍と大幅に増加している。移住への想いは強いものがあることは事実といっていいようだ。

マスコミの取材は相変わらずの状況で多いが、今週はそれが具体化している。6日の日経夕刊では一面のトップ記事で「移住呼び込み 知恵比べ」として各地の自治体などの取り組みが紹介され、ふるさと回帰支援センターではHPへのアクセス数が月平均21万件と一昨年より3万件以上増加しているなどと書かれている。また、今月発売中の雑誌「サライ」では26ページにわたってシニア世代の「移住のすすめ」を特集している。過日取材を受けた日本古民家再生協会の情報誌のインタビュー記事も4月号に発行される予定となっている。なお、こうした記事情報はHPで「メディア掲載情報」として閲覧できるようになっている。ぜひ、読んでほしい。

来客は9日に宮城県の担当課長が見えられ、意見交換した。宮城県が動けば東北が動く。ぜひともの頑張りを期待したい。

移住セミナーは前週と同じ11回の開催。まず2日は愛媛県が「えひめテレワーク移住 コミュニティ代表者に聞くセミナー」をテレワークと移住を絡めたシリーズの第4弾として開催。23名の参加で、西条市・松山市・八幡浜市が参加。それぞれのコワーキングスペース運営者がZoomのチャットを利用し、どのように地域の人とつながり、関わっていくかを質疑応答し、アドバイスした。

5日は、北海道胆振総合振興局が「北国だけど、雪国じゃない?北海道『いぶり』移住相談会~第3弾 苫小牧市・登別市・白老町・安平町~」を6組7名の参加で開催。このシリーズの最終回で参加自治体が動画やパワーポイントを活用し、それぞれの地域の現在を紹介。参加者は30代から50代で西日本からの参加者が目立った。

6日は福島県県北地方振興局が「オンライン福かふぇ ~新しい土地で仲間を見つける方法@ふくしま県北~」を開催。県北は、福島市・二本松市・伊達市・本宮市・桑折町・国見町・川俣町・大玉村からなる地域。参加者は全員女性で20代から50代の幅広い年代から8名。転勤や結婚でこの土地で暮らすことになった3名のゲストが、知らない土地で友達を作る方法や子育て事情を語った。フランス人の参加もあった。岐阜県は「古民家・空き家再生で心地よい暮らしをつくる」を中津川市・恵那市・美濃加茂市・瑞浪市・山県市の参加で開催。参加者は36名と盛況。古民家・空き家再生という人気のテーマで参加者も多く、ゲストによる空き家の改修の体験談や参加自治体の空き家物件紹介などをライブ中継で行い、一緒に内覧しているような臨場感あふれるセミナーとなった。北海道は「自然とともに北海道で働く!釧路・根室で酪農を始める相談会」を釧路市・厚岸町・浜中町・標茶町・弟子屈町・鶴居村・根室市・別海町・中標津町・標津町の10市町村とオンラインでつないで開催。ゲストは帯広出身の北大卒の酪農家で、その魅力や根釧地域の研修施設などを語った。具体的かつ専門的な質問も飛び交い、参加者は酪農に対する学びを深めることが出来たと好評であった。参加者は12組14名で学生の参加が目立った。

石川県は「いしかわの“農林漁業”を知る~自然に移り住み、ともに働くとは~」をテーマにオンラインで12名の参加で開催。ゲストは農林漁業に従事する方々と農林漁業の就業支援を行う担当者がそれぞれ、仕事の内容や生活について具体的に説明。第1次産業に興味のある男女12名(速報値)の20代から50代が参加。岩手県は「いわて暮らしセミナー~地域おこし協力隊という働き方~」を20代、30代の13名の参加で開催。洋野町の地域おこし協力隊員と矢巾町のOG隊員が隊員としての体験談を語り、九戸町の担当者も期待する隊員像を語った。その後、個別相談に入った。長野県は「ゼロから始める農ある暮らし楽園信州オンラインセミナー」を17名の参加で開催。参加者はまず、「がっつり就農」か「ゆるーく家庭菜園」か、希望のグループに参加。県内11市町村が、就農までのステップや支援、家庭菜園を楽しむ施設や物件の探し方を具体的にプレゼンした。参加者は農ある暮らしへのイメージが膨らんだと好評であった。

7日は三重県が「ええとこやんか三重移住セミナー~伊勢志摩の暮らしを知る~」を伊勢市・鳥羽市・志摩市・度会町・南伊勢町の参加で開き、7名の参加。このセミナー、東京事務所職員がオンラインで旅する設定で、参加自治体を訪問して話を聞くストーリーに仕立てて、それぞれの地域の魅力や移住支援制度などを紹介した。参加者は40代を中心に幅広い年齢層が集まった。神奈川県小田原市は「小田原移住について考える1日」をテーマに開催し、ゲストのゲストハウスオーナー・外国人夫妻・東京通勤者が、それぞれの移住までの経緯やなぜ移住に踏み切ったのか、移住してどのようなメリットがあったのかなどの体験を語った。参加者からは非常に参考になったとの声も聞かれた。最後は、香川県で今年度全4回の最後のセミナーで、「第4回香川県UJIターン就職・転職セミナー」として開催され、10名の参加。主催者からは香川県の転職市場についての詳しい説明があり、現職を退職した後の移住までのスパンやWEB面接のポイントの説明など、最新の情報が提供された。セミナー後はキャリアコンサルタントとの個別面談も設定され、真剣度の高いセミナーとなった。