移住相談員配置の効果、出始める

 長い5月の連休も終わって、ふるさと回帰支援センターにはいつもの週末の賑わいが戻ってきた。13、14、15日の3日間で8回のセミナー開催だ。うれしい限りである。内訳は人気の中国地方が鳥取、岡山、山口。青森の田舎館村、長野の飯島町、山形と続いた。鳥取は一般的には移住実績もあり、昨年春の知事選挙では平井知事は1期4年間で4000人の移住者の確保を公約に掲げて闘った。それが、初年度で早くも1943人(速報値)と簡単にクリアーし、公約も創生総合戦略の中で6000人と見直しを行った。しかし、今年2月発表のふるさと回帰支援センターの移住先人気ランキングでは中国地方で唯一ベスト20に入らず、どうしたことかと話題になっていた。そこで、今年は首都圏での情報発信を強化しようと今回のセミナー開催となった。県からは担当課長はもとより、本部長も来て、その決意を示した。参加者は29組42名。熱心な移住相談が行われた。飯島町は「知って得するいなかの懐事情」飯島町リアル移住セミナーと銘打って開催。地元82銀行のマネーアドバイザーも出席した。参加は4人家族2組含めて16名。内容のあるセミナーとなったようだ。岐阜も目立たないが、じっかりと実績を積み上げてきており、明治大の小田切ゼミなどが行った2014年度の移住実績では782人と全国5番目に入っている。それが、2015年度は1129名と前年比1.44倍。相談員をふるさと回帰支援センターに置いたこともあり、関東からの移住者は倍増。年齢も20~30代が全体の70%となった。創生総合戦略では2015年からの5年間で6000名の移住者確保を目標にしているが、これはクリアーしそうだ。県内の人気ランキング自治体は高山市、大垣市、各務原市、恵那市、中津川市、土岐市と続く。
 最近の傾向であるが、セミナーへの参加者の増加もさることながら、各県相談員のところに移住相談に来る人の波が途切れない。それも夫婦や子ども連れが数年前に比べ多くなっているような気がする。14日には、ふるさと回帰支援センターの相談業務は10時からにもかかわらず、その前から来て、開くのを待つ人も出た。この人は24歳、契約社員。浜松市の外れの天竜区佐久間町(天竜川を堰き止めて作られたダムがあり、桜の名所で有名)で有機のお茶作りに取り組みたいとのこと。是非、具体化することを期待したい。
 10日の19時からのBS朝日でオトナの社会学・第2の人生田舎暮らしという2時間番組があった。この番組、ふるさと回帰支援センターの全面協力で千葉のいすみ市・広島・山梨などで取材が行われたが、見ごたえのある番組となった。センターとして、第2、第3弾をお願いしており、乞う!ご期待。また、7月の全国ネットの相談センター開設に向け、広報戦略は一歩一歩進んでいる。中央公論への広告も10県を上回る県市町の賛同を得て、実施が決まった。