花開くか ふるさと回帰運動

11月となり、今年も残すところ2ヶ月となった。朝夕すっかり寒くなり、熱燗が恋しいときもある。この時期に咲く花では黄色のつわぶきがいい。日陰にひっそりと咲くその姿はけなげだ。冬の到来を告げるその花は、私に越冬への決意を迫るようだ。

ふるさと回帰フェアも終わり、例年なら少し気分に余裕が生まれる時期であるが、今年はそうは行かない。「まち・ひと・しごと創生本部」が動いており、過日も基本政策検討チーム報告書(案)が出された。その中では、地方への新しいひとの流れをつくるとして、関連情報の一元化・ワンストップ支援、「全国移住促進センター(仮称)」の設置をうたっている。必要なことはその通りであるが、具体的にはどうなるのかわからない。「言うは易く、行うは難し」。往く都市住民側にも、受け入れる地方にも、さまざまに課題はある。丁寧な対応が肝要であることは言を待たない。過疎化・高齢化に悩む地方の立場に立てば、是非、ふるさと回帰支援センターの12年間のノウハウを活用してほしいと思う。
月平均の相談件数1000の実績からいえば、それが5000でも、10000でもどうすればいいかは見えている。ただ、問題は数ではなく、中身である。そして前提は行く人と受け入れる自治体の双方が満足する形である。地方の現実から言えば許された時間は短い。創生本部のメリハリの利いた対応こそが重要だと考える。

ふるさと回帰支援センターの生命線といえるものは何かと問われれば、それは年100回を越えるセミナーの開催である。受け入れる自治体と移住希望の都市住民が直接出会う場がセミナーだ。雨の日も、暴風でなければ台風の日だってセミナーは開催される。その内容も少しずつ変わってきている。11月2日に開催された長野県飯山市のセミナーはユニークだった。飯山市はふるさと回帰支援センター加入第1号の自治体で、移住者はすでに350世帯になろうかという老舗の自治体。来年の北陸新幹線開通では、唯一長野県内で新幹線が止まる駅で、期待は膨らんでいるところだ。そのセミナーは「北信州いいやま ふるさと暮らしセミナー(お仕事編)」として、建設業協会、観光局、地元企業が参加し、具体的な仕事内容の紹介や移住者体験談の発表もあった。例えば、ボイラー2級の資格者が高齢で退職するので、その有資格者がほしい、配管業経験者が必要など話が出され盛り上がった。参加者は事前申し込みが25組38名、当日参加含めて28組40名となった。

マスコミの取材は相変わらずで、今日も午前中は北東北3県のセミナーを来年計画していることに興味を持った新聞社が来た。話題が話題を呼ぶ。いい傾向であると喜んでいる。今週発売の女性セブンの取材も受けており、何を書かれるか楽しみである。社会新報の取材も来ました。2~3週間前には赤旗も。この間は農業共済新聞の1面「ひと 意見」欄にも原稿を書き、友人から幅広くやってるねと冷やかしの電話もありました。毎日新聞の「発言」にも書きました。11月中旬には掲載されると思いますのでご批判ください。12年間の苦労が花咲こうとしています。ご支援ください。
寒くなりました。風邪など引きませんようご自愛ください。