週末のセミナー開催、20回。昨年は福島がトップの46回

一昨日、テレビを見ていたら情報番組で気象庁が今年の梅雨明けを7月下旬まで一ヶ月程度繰り下げ、7月23日頃にしたと話していた。例年になく早い梅雨明けだと感じていたが、それにしてもの話しだ。原因は偏西風の蛇行によるものだと言っていたがそれにしてもの話である。日々の生活に直結した天気予想がこれだから、信が置けない。一方で、気象庁の長年に渡るデータの蓄積が使いものにならないほどに地球上の異変が起こっているということなのか。私たちを取り巻く環境はとんでもないことになっているようだ。

9月は移住セミナー開催が多い。先週の土日で20回と紹介したが、今週の10日、11日も16回と多く、そのうちオンラインが11回を占める。東京は少しコロナが落ち着き始めたが油断はできない。オンライン開催もやむを得ないが、やはりリアル開催にはスムーズな意思の疎通ということからは勝てず、残念だ。

3日の岩手県の「THEいわてDAY~イーハトー部に入ろうファンミーテイング~」は3年ぶりのリアル開催。多くの人が集まり、参加した県の商工労働観光部長は「昔の上野駅のようだ」と東北出身の私に話しかけるほどの賑わいであった。また、翌4日の「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ移住&しごとフェア」も県内の全25自治体が参加する意気込みで盛り上がった。

この間、コロナ禍の中で移住相談が各県とも増加傾向にあり、この傾向を具体的な移住につなげるためには各自治体がふるさと回帰支援センターへの会員となり、受け入れ体制を整えることが重要と、会員化を要請してきたが、ここに来て福島県の自治体の会員化が進んでいる。2020年度以降17自治体が会員登録、とくに今年に入ってからは10自治体が会員に登録し、全59自治体のうち、37自治体と62%の加盟率となった。東日本大震災で大きなダメージを受けた福島県だが、懸命に移住者の受け入れ体制を整備しており、移住セミナー開催も2021年は全国トップの46回と頑張っている。

取材・来客は、2日は徳島県の勝野副知事が初めて視察に。農水省からの出向の方で意気込みを感じた。5日はふるさと回帰フェア前夜祭のパネルデスカッションでコーディネーターをお願いしている都立大の山下教授と打ち合わせ。参加者にしっかりとメッセージが発信できればと話し合った。6日は静岡県議会移住・定住等促進特別委員会のオンラインによる調査を受けた。出席議員は10名。こうしたこともありかと新鮮な気分を感じた。

地方移住セミナーは24回開催された。

8月30日は、京都府が「しごと&くらし お悩み相談会」をオンラインで開催し、2組の相談に対応した。夜でないと相談できない人に向けてスタートした試みだが、実際には他の時間でも調整できる人の申し込みが多いのが現実となっている。今後の開催時間については、検討していきたい。

8月31日は、広島県が「歴史情緒あふれる竹原で「本業+α」ワーケーション!~地域とつながる体験ツアーも実施します!~」と題したオンラインセミナーを開催。ゲストは、東京との2拠点ワーカー、Uターンし地域づくりも行う竹原のキーパーソン、8月に移住し新たな挑戦を行うご夫婦で、それぞれの暮らしについて伺った。33名が参加した。

9月1日 は、香川県が「小豆島・豊島 移住の手引き 一度は海も山もある島ぐらし!」をリアル開催。香川県内でも人気の移住先、さらに3年ぶりのリアルセミナーとあって、平日の夜開催にもかかわらず、定員を超える31人の参加となった。第1部セミナーは「家」「仕事・お金」「交流」について。第2部は4つのグループに分かれての座談会。参加者は男女ほぼ同数、20代以下8人、30代13人、40代5人、50代5人。

9月2日 は群馬県が「やりたいことを “ぐんま” でチャレンジ!~実践者がリアルな起業をお伝えします!~」をミックス開催。移住して起業・継業したゲストを迎え、群馬を選んだきっかけや地方で事業を行う上でのポイントを聞いた。群馬県のスタートアップ支援、事業継承の相談口など支援体制の紹介もあり、来場者と具体的な話ができたようだ。

福島県相双地方は「ふくしま相双地方移住セミナー」をオンライン開催。ファシリテーターのヒラムさんと4名の女性のゲストの話を聞いた。生活に密着した地域情報や、自身の仕事の立ち上げや地域への溶け込み方など、移住を考えている人には非常に役立つ話を聞くことが出来た。ゲストが確信をもって自身の住む地域を誇っていることが参加者に伝わったと思う。参加者は16人。

9月3日は、岩手県は「THE いわて DAY~イーハトー部に入ろうファンミーティング~」と題し、県内全33市町村が参加して交通会館12階と4階で開催。(11自治体はオンライン参加)。3年ぶりのリアル開催で、328名が来場、相談ブースでも本気度が高い相談が多々見られた。オープニングセッションでは、岩手出身者や移住者が岩手の魅力を伝えたり、現地からの市町村対抗PR合戦がライブ中継された。また、岩手出身者が首都圏で活動するグループによる「さんさ踊り」や、岩手に移住して2年の天津木村さんのトークセッションが披露され、タイトル通りイベント全体で岩手を楽しめる工夫が見られた。

同日、4階のセミナーコーナーでは、以下のセミナーも開催した。

  • 「遠恋複業課 ~岩手で複業をしてみませんか~」:地域複業という方法で、県との新しい関わり方を提案。4年前から東京で複業しているゲストが語る大変さや醍醐味に質問も多く出た。12名参加。

交通会館3階では、北陸新幹線沿線4県が「長野×新潟×富山×石川 4県合同移住フェア “Bon appetit!食と暮らしのお話スペシャルコースを堪能あれ!”」と題して、合同フェアを3年ぶりにリアルも交えての開催。各県からそれぞれ市町村が参加し、相談ブースを設け個別相談(会場のみ)を行ったほか、「食」をテーマに各県からゲストをオンラインで参加し、クロストークを展開。ゲストはそれぞれ「食」に関する仕事に就いていて、仕事の話や地域に対する思いなどを語った。105名が来場。同日12階、4階で多数セミナーを開催しており、イベント間での回流効果もあった。

岡山県は「知らなきゃ損!! 知って得する住まいのお金の話 ~岡山県津山圏域移住・定住フェア~」をオンライン開催。リフォーム会社のプロから空き家を改修するにあたっての見分け方や費用の話や、都市部から津山市に移住をし、空き家を購入して改修経験をしたゲストのリアルな話を聞いた。後半は個別相談希望者と座談会。座談会では出展市町の本音の部分も聞けて有意義な時間となった。東京圏、関西圏、海外などから12組が参加。

静岡県静岡市は「しずおかし子育てセミナー 入園・支援あれこれ」をリアル開催した。次年度の保育園入園申請開始の10月が近く、例年子育て世代の相談が多い時期に合わせて開催。市職員から園の募集、申し込み状況の報告や子育て支援の説明、先輩移住者の座談会を行い、個別相談につなげた。2組が参加、予想に反して申込が少なく、コロナ禍でもあり、子育て世代の会場参加はハードルが高かったのかもしれない。

大分県は「医療・福祉の国家資格など取得サポート 第3回おおいた暮らしオンライン説明会」を開催。介護職、看護職、保育士の資格取得支援&移住をテーマにした。アンケート回答は17名。男性9名女性8名で、意外と男性参加者が多く、かえって本気度が高いのではと感じた。

佐賀県は「さが暮らしセミナー Vol.9 ~起業で開くNEXT DOOR 地方起業のダイナミズム~」を会場とオンラインで開催。ゲストは、不動産業で起業し、事業が軌道に乗った段階で異業種のラーメン店を継業。そこで子ども食堂を展開。また、就労継続支援A型事業所を開設し地域に貢献している。地方ならではのビジネスチャンスのつかみ方や事業承継の実体験など、リアルな話を聞き、なぜ一つの分野だけでなく、いろいろな業種を経営するのかが伝わる内容だった。4名が参加。

群馬県下仁田町は「下仁田町オンライン体感事業セミナー」をオンライン開催。役場・学校・駅・牧場・畑の風景と歌にあわせてその場の人たちがダンスを踊るストーリーのある映像からスタートし、神津牧場のバター作りと、世界遺産「荒船風穴」紹介に続いた。最後にふるさと回帰支援センターの紹介と回帰フェア2022のご案内で終了した。センターHP・フェイスブック・インスタグラム、そしてぐんまな日々サイトで告知・宣伝を行い、27名参加。

9月3~4日、連日で愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア」としてオンラインで市町や就職、農業、起業などについて相談できる移住フェアを開催。移住を考え始めた漠然としている段階での相談も行った。関東以外からも関西や東北、中国地方などから参加。西条市や今治市が特に人気だった。また、3日には2つのオンラインセミナーも同時開催。「えひめで始める農業・林業」では、林業と農業に従事する移住者ゲストに話を聞いた。久万高原町で、夫婦でトマト農家になった方からは農業を選択するまでのきっかけや経緯、農地の取得について具体的に聞き、西条市で林業の会社を起業された方は、写真を使い石鎚山のふもとで生き生きと子育てをしている様子を伝えた。「えひめお仕事相談会」では、就職相談窓口の担当者とオンラインでつなぎ、現在の仕事に近い求人がある地域はどのエリアか、そもそも何のために移住するのかなど、後悔しにくい移住の選択のポイントなどについて紹介した。

9月4日は、栃木県が「これからのライフスタイルは地方で描く!オールとちぎ 移住&しごとフェア」を交通会館12階で開催、県内全25市町と23企業が出展した。出展市町のブースは概ねどこも盛況であり、フェア出展での過去最高の相談件数に対応した市町もあった。那須町が最多で20件、次いで那須塩原市が18件。企業は市町と比べると相談の少ないブースもあったが、採用面接に繋がるケースもあった。会場レイアウトは、自治体と企業で分けるのではなく、エリアごとに自治体と企業が共存するスタイルとした。今後はより自治体と企業が連携して相談者に対応できるよう、センターとしても支援していきたい。

富山県は「地域おこし協力隊募集セミナー ~魚津で一緒にぶどう・ワインを作りましょ!~」をオンライン開催。地域おこし協力隊とは何かの説明も加え、魚津市の場合の施設と受入先、待遇や採用プロセスなどを詳しく説明。質問もあり、理解を得られたセミナーとなった。6名が参加。

徳島県は「東京から徳島にUターンしたFPが伝える 地方でのライフプランとお金の話」をミックス開催。東京からUターンしたファイナンシャルプランナーと大阪からUターンした移住アドバイザーの経験談やFP自身のライフプランをもとに地方と都会の暮らしの違いを紹介。会場とオンライン合計19名が参加。

岩手県釜石市は「三陸・釣りのある暮らしセミナー」をミックス開催。趣味(釣り)の時間の充実ぶりを伝え、まずは現地訪問や窓口相談に結び付けることを目標とした。告知はDM、メルマガ、個別メール送信を中心に岩手県と釜石市、陸前高田市のSNSでも発信。参加者は30代から40代の男性が中心の5名。ゲストは実際に釣りをする服装で登壇し、会場を盛り上げた。

千葉県多古町は「移住セミナー ― 多古町と“縁”結びしませんか?―」をミックス開催。13名の参加者の7割が30~40代。成田空港が近く、のどかな田園風景が広がる多古町は、“世界に近い田舎町”。現地移住コーディネーターと移住者ゲストの対談では、豊かな自然と町民の温かさに包まれ、のびのびと子育てできる恵まれた環境について紹介。また、町内企業ゲストによるフレッシュな求人情報提供もあり、多古町での暮らしがよく分かる内容だった。

滋賀県は「滋賀で暮らそ。意外と都会 ほどよく田舎がちょうどいい~滋賀でお茶会編~」をオンライン開催した。日本最古とされ、日本五大銘茶の1つである“朝宮茶”をはじめとしたお茶の生産地でもある滋賀県甲賀市信楽町のお茶園から、「滋賀県のお茶の魅力」を紹介した。参加者には事前にお茶とお菓子を送付し、当日はお茶を楽しみながら参加していただく、参加者体験型オンラインセミナーとした。また、信楽町への先輩移住者2人に「滋賀での暮らし」について話を聞いた。28名が参加。アンケートでは、「率直な感想などが聞けて大変参考になった」「現地へコンタクトを取りやすい雰囲気で今後に繋がる」と好評だった。