11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催!

11月3日、創立20周年レセプションを麹町で開催! | ふるさと回帰支援センター

日々、秋が深まりつつある。銀座の街路樹も紅葉が始まっている。ふるさと回帰支援センターは11月に創立20周年を迎える。3日の文化の日には祝賀レセプションを予定し、その準備に追われている。振り返れば、よくぞ20年もやってこられたものと思ってしまうことが時々ある。このレセプション、誰に参加していただくか人選に苦労している。あまりにも多くの方々にお世話になり、ご協力いただいたことから苦慮している。また、20年記念誌を当日参加者にお配りすることにし、やっと84頁を校了したところだ。自治体会員や個人会員の方などにもお送りいたしますので、楽しみにしていただければと思う。

18日から大正大学社会共生学部の3年生2名がインターンで来ている。当面2週間の予定でがんばっている。今日も「どう、中身が濃いんじゃない?」と聞いたら「ハイ」と答えた。なぜなら、初日から全国ハイヤー・タクシー連合会の要請行動に、相手の了解のもと同席し、具体的なやり取りをヒアリングした。午後も和歌山県企画部長が意見交換に2名で来たので、そこにも同席させたからだ。ただ、最近学生個人のレポートや卒論のためのヒアリングが多くなり、仕事に差し障りが出かねないようになり、苦慮している。

6月以降、熊本県の移住相談が急増し、9月には100件を超えた。どうしたことかと原因を聞いたら、現地訪問の旅費支給をほぼ無条件で3万円を支給しはじめたことが寄与しているのでは、ということであった。いくつかの県も交通費の支給を行っているが条件はついている。この現象、地方移住のニーズが相変わらず高いことの一つのあらわれと言っていいようだ。また、各県の9月の移住相談のうち、同月比過去最高は13県となり、うち広島県の204件が最高で、100件を超えている県は7県となっている。

取材・来客は、11日は、岩手県雫石町議会加藤議長、同小志戸前議会事務局長が視察に。14日は共同通信取材、自治労共済専務ほか2名が意見交換。18日は自治労前委員長が意見交換に。午後、全国ハイヤー・タクシー連合会が要請行動に、和歌山県企画部長表敬訪問。19日は福島県湯川村村議会議員8名が視察、福島県東京事務所所長表敬訪問。日経新聞取材。20日は鹿児島県日置市長が視察に。21日午前は山梨県韮崎市長が視察。午後、上毛新聞取材。

山梨県韮崎市の内藤久夫市長と

地方移住セミナーは17回開催した。

10月12日には群馬県が「群馬課2022 “継ぐ” から始まる『地域ビジネス』の可能性」と題したオンラインセミナーを開催。事業継承、共同経営、スモールビジネスをテーマに話を展開した。ゲストは川場村で家業の継業をしながら、地域活性化に関わるプロジェクトデザインを行う方と、片品村で第三者継承として「自然体験活動」に取り組む方。終始笑いがあり、楽しいセミナーとなった。家族継承と他人継承という形の違いによる、それぞれの課題が分かり参考になった。51名が参加した。

14日には、群馬県が「やりたいことを仕事に!地域おこし協力隊の魅力!~碓氷峠鉄道文化むらの魅力再発見!~」をオンライン開催。安中市を舞台に、群馬から軽井沢までをつないでいた信越線・碓井峠の鉄道文化を配信しながら、地域おこし協力隊をゲストにトークするウェビナーセミナー。情報発信する隊員と、全国2位の生産量を誇る梅林で梅農家を継ぐ隊員それぞれの活動から、「自分の好きな事を仕事にする」エネルギーを感じるトークを繰り広げた。49名の参加者が集まった。

長野県は、「楽園信州移住セミナー 消費するのに疲れた人へ 地球と一緒に共存する生活」をオンライン開催。「環境、社会、人などに配慮した消費(=エシカル消費)」や暮らしを実践している方の話を聞いた。長野市、阿智村、信濃町、宅建協会からの取り組みの紹介、長野県庁から長野県ゼロカーボン戦略について説明があった。畑やニワトリとの生活を営む自然食品店店主、プロスノーボーダーで自伐型林業を行う女性、エネルギー循環型の地域づくりを実行中の方によるクロストークでは、地球や地域に根差し、肩の力を抜いた暮らしや考え方が語られ、自然の中で暮らす心地良さを共有した。参加者は27名で、20代から50代まで男女比は半々。主に首都圏からの視聴参加が多かった。「東京の消費生活、湿度の高い気候に疲れており、移住を考えています。山村地域など憧れますが、まずは今の暮らしに近い市街地に家を探してみようと思います」などの声も聞かれた。

15日は徳島県・香川県・愛媛県・高知県が「四国暮らしフェア2022 in 東京」を東京交通会館12階カトレアサロンにて開催。四国4県の相談員による各県紹介セミナー、先輩移住者によるパネルディスカッション、先輩移住者との個別相談会などを行った。73組89名の来場があった。

山形県は「移住×起業スタートアップ in YAMAGATA」を会場とオンラインのミックスで開催。地域おこし協力隊をしながら副業で起業を目指すことについて、山形大学の小野寺氏が「ソーシャルイノベーション」をテーマに講演。鮭川村の協力隊と役場職員が、実際の取り組みや現状を語った。会場、オンライン合わせて34名が参加、20~30代の若年層の参加が目立った。

奈良県は「奈良で働く相談会-奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか-第1回副業できる地域おこし協力隊でソーシャルイノベーション!」と題して、県内での暮らしと仕事をテーマにした恒例のセミナーをオンライン開催。3名の参加であったが、アットホームで親しみのある進行は、参加者との双方向な交流につながり、今後より詳しい移住相談希望の声が聞かれた。

新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.5 地方移住して変化した『夫婦のカタチ』と「子育て」教えます!」をオンライン開催。新潟市でテレワークをしながら子育中の方と、長岡市でこども園を開所したご夫婦がゲスト。新潟県が子育てしやすく、地域の方も子育てに理解がある環境だという話だった。9名が参加。地域との関わり方や物件の探し方などの質問があがり、本気度の高さがうかがえた。集客が今度の課題だと感じる。

宮城県加美町は「かみカフェへようこそ~「移住」をゆったり対話しよう~」をリアル開催。ワールドカフェ形式で加美町について語り合うセミナーを目指していたが、相談者は0組であった。セミナー企画内容や集客のあり方に課題を残した。

長野県松本地域は「暮らす・働く 信州まつもと広域圏まるごと移住相談会-信州まつもと地域をまるごとご紹介します!-」を東京交通会館3階グリーンルームで開催。3市5村が勢ぞろいし、地域の魅力のPRとセミナー、住宅・就職相談、市町村との個別相談を行った。ゲストは、40代5人家族で大阪から安曇野市へ移住した中学校の教師の方、30代で東京から筑北村へ2段階移住した茅葺き職人の方で、移住する決断のポイントを紹介。また、長野県ハローワークが松本地域の就業状況を解説した。出だしこそ人が多かったが、後半は伸び悩んだのが残念だった。しかし、人気の松本、安曇野に集中すると思われた相談が、意外にどの市村にもまんべんなくあったことはよかった。30、40代のファミリーが圧倒的に多く、複数の市町村とじっくり話す様子が見られた。外国人の相談が5件あったことも印象的だった。「皆さんがとても温かく、移住するのに前向きになった」「移住するための要点が一度に学べて有意義だった」との感想が聞かれた。74名が来場。

群馬県は「ぐんま暮らし交流会【県内UIターン歓迎企業と交流会】」と題して、群馬県内企業4社による企業説明会をオンラインで開催。4社の説明を求職者が交互に参加して質疑応答を行った。以前はリアル面談だったものがコロナ禍ですべてオンラインとなった。東京の求職者にとっても便利になったが、どうしても距離感がある。その点、運営のジョブカフェ担当者がかなり工夫していて、リアルに近い反応となっていた。19名が参加。

16日、高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座7 地元民が深~く語る!この地域のココが良い(おらんく自慢)東部×まんなか×れいほく編」を開催。「移住まるわかり講座(全16回)」の第7回。東西に長い高知県を6つのブロックに分けた地域紹介の前編として開催した今回は、高知のお笑い芸人・おだちさんによる取材動画を用いて、各ブロックの担当者が地域の魅力紹介(おらんく自慢)を行った。今回はオンライン配信のみで、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。https://kochi-iju.jp/lp/iju-maruwakari/

北海道士別市と上川町は「北海道のだいたい真ん中 旭川圏域 士別市・上川町で自分らしい仕事と暮らしはじめませんか。」をリアル会場で行った。キャリアバンク(株)より北海道の求人の特徴等を、大雪カムイミンタラDMO(観光地域づくり法人)からは、エリアの魅力と北海道の四季の暮らしを具体的に話した。大雪山系の素晴らしさを体感したくなる内容であった。5名が来場した。

宮城県丸森町は「のんびり子育てしませんか~丸森町ゆるいじゅー相談会②~」をリアル会場で。町のPRと古民家活用を例にした移住者実例を、柔らかな雰囲気のなかで紹介された。子育て世帯と子育てを終了した世帯の3組に対してオーダーメイド型の相談を個別にうけたところ、3組ともに、現地での体験ツアーをその場で申し込むことになった。満足度の高いセミナーとなった

岩手県雫石町は「クリエーター移住~手製本ノート作家さんの古民家新生活~」をミックスで行った。クリエーター移住として手に職のある方、また古民家での暮らしを伝えるテーマで開催。手製本ノートの販売をしている方をゲストに、雫石町でも更に山奥での暮らしの魅力を語っていただいた。ゲストにも告知のご協力をいただき、30代~40代を中心に14名参加があった。

香川県は「移住・UJIターン相談会」を開催。就職、転職、就農、起業、住まい、子育てなど移住全般の相談をオンラインおよび、リアルにて受付。参加者は44歳と41歳の男性2名であった。

島根県は「しまね移住の先輩が語る!地方暮らしのアレやコレvol.3 ~気になる!離島暮らし編~」をオンライン開催。隠岐諸島の海士町の先輩移住者の実体験や地域の情報について話を聞いた。現地訪問のときに活用した支援制度や、現在の仕事に就くまでの経緯などのほか、引っ越しの際、引っ越し業者へ依頼するよりも宅配便の方がお得な場合もあるといった離島特有の話は参加者の参考になった。そのほか、休日の過ごし方や子育て環境など、島暮らしを意識した質問があがった。単身4組、ファミリー3組の7組10名が参加。年代は20代~50代、男女比も約半々であった。

熊本県は、3年ぶりの大規模相談会「くまもと移住祭!~~暮らす・働く・楽しむ まるごと大相談会~」をリアル開催。前回より多く18市町村の参加となり、スタンプラリーのおかげか各市町村の個別相談もそれなりに対応だった。ステージではくまモンが2回登場し、熊本出身の行定勲監督のトーク、先輩移住者トーク、リノベ宅からの生中継など開催、ミニ物産展も好評だったよう。自治体からは先日のふるさと回帰フェアよりも、具体的な相談者が多かったとの感想があった。187組が来場、3年前の108組と比較して大幅に来場者が増えた。

1カ所で全国の移住情報を手に入れられるのは国内で唯一、ふるさと回帰支援センターだけ。
移住先が決まってなくても、相談員があなたにぴったりの移住先をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

センターで相談する センターで相談する