10月、セミナーが花盛り、70回も開催!

先週のブログでも触れたように、10月は例年移住セミナーが多いが、今年も70回の開催予定と盛り上がっている。9日には山形県が今年で4回目となる、全市町村が参加する「くらすべ山形移住・交流フェア」を開催した。山形県の特徴は、一般社団のふるさと山形移住・定住推進センターが実施主体で行われているところだが、その特徴がうまく生かされているのかが問われているようだ。一部オンライン参加があったが、全自治体が参加しているのは評価できる。言い方を変えれば、移住者の受け入れ体制がほぼ完成したとも言える。次は集客をどうするかが課題だ。また、8日には愛知県が初めて「あいちの山里&離島Day~みたことない!あいちの山里&離島~」を開催し、移住者の受け入れに一歩踏み出した。

この程、9月の移住相談実績が明らかになった。総件数は4594件で前年比104.3%増となっている。頑張った県は栃木・長野・富山・群馬・広島の順で栃木県のトップは初めて、セミナーでの集客が幸いした。相談件数では広島・福岡・山梨・静岡と熊本が同数となっている。

取材・来客は、7日は産経新聞取材。鳥取県東京事務所本部長、副本部長表敬訪問。副本部長は10数年ぶりの東京勤務ということで、東銀座の事務所で平井知事、立松初代理事長と移住セッションをした思い出話もでて、往時を懐かしんで盛り上がった。9日は3年目となる「くらすべ山形!移住交流フェア」で共催あいさつ。その後、主催の一般社団・駒林専務(兼)事務局長等と意見交換。午後は北海道滝上町斎藤副町長と懇談。11日は朝日新聞熊本総局取材。午後は共同通信取材。北海道森町の岡嶋町長がふらりと立ち寄られ、意見交換し、移住に取り組みたいので会員化を検討したいと語る。12日は群馬県西担当副部長、公立高崎経済大大宮名誉教授とランチ。大宮教授は2010年からの内閣府補助事業「農村六起」のビジネスコンペの審査委員をお願いし、ご協力いただいた。往時の思い出話しに花が咲いた。

先週は12回の地方移住セミナーを行った。

10月5日には、広島県が「『瀬戸内』×『古民家』ではじめる自由自在な暮らし方。~実践者&専門家が語る 空き家の探し方・活用のリアル~」をオンラインで開催。ゲストは、島で移住相談や空き家案内を行う男性、高専の講師として空き家の活用に携わる専門家、空き家に特化した不動産を営む男性の3名。移住するうえでの空き家の探し方や、修繕の方法、住む以外の活用方法について聞いた。25名の参加があった。

6日には、福島県いわき市が「いわき い~住 チャンネル vol1. 発見!いわきとの『関わりシロ』」をオンライン開催。YouTubeチャンネルを開設し、いわきの移住・二地域居住・関係人口について配信するセミナー。いわき在住でローカルアクティビストとして活動する小松理虔氏をMCに起用し、フリーライターと、二地域で活動する公認会計士兼税理士の女性をゲストに招いた。第一部では、いわきに住んでいなくても関われる団体・個人や、自分らしい活動をしている人を紹介。第二部ではいわきで起業するメリットや起業までのステップを提示した。39名が参加。セミナーの様子はYouTubeでアーカイブ配信されている。

7日は、石川県能登地域が「能登ってどこ?能登の3勇者がご案内!」を行った。昨年はオンラインでの開催だったが、今年度はミックス形式で開催した。自然栽培、能登地域の起業、狩猟の3つのテーマのゲストから話していただいた。特に狩猟について、狩猟免許を取るフローや、金額だけでなく、猟の種類や実際の活動内容についてもリアルに語っていただき命の大切さを再認識するとともに大変学びの多い内容だった。女性の参加者からも質問が出るなど、石川県の狩猟事情を知ることができる良い機会となったと感じる。14名が参加。

鹿児島県は「鹿児島・移住オンラインセミナー2022 vol.2 #二拠点居住~東京と鹿児島の二拠点で手に入れた”いいとこ取り”の暮らしとは?~」を開催。鹿児島県出水市と東京に拠点を持つステンドグラス作家の夫妻をゲストに迎え、話を聞いた。「時間に追われていないから、描く線に余裕があるかもしれない」という言葉に、出水での伸びやかな暮らしが感じられた。一方で東京では良い刺激も受けているとのこと。働く場所を選ばない人たちへのお手本となるような暮らしぶりに、46名の参加者からは質問も数多く寄せられた。

8日、神奈川県が「大磯暮らしの始め方がわかる秋の移住セミナー」をオンライン開催した。前半は役場から町の概要説明、後半はトークセッションという構成で、行政と民間の協力体制が感じられ、内容もバランスがとれていた。特に、後半の最近移住した先輩移住者のトークセッションでは大磯の魅力や、買い物や病院等の気になる暮らしのポイントが分かりやすくまとめられていた。参加者のうち半分以上がカメラオンで参加していただけたこともあり、参加者の反応をみながらセミナーを進めることができた。告知期間が短かったため申し込み状況が心配されたが、10組の申込みがあり大磯町のポテンシャルの高さが感じられた。逆に言えば、もう少し早くから告知に力を入れることでより集客が見込めたと思われる。

静岡県は「ふじのくに静岡で農業を始めた先輩新規就農者たち」を会場でリアル開催。研修後に独立就農した方と農業法人に就職した方2名を招いて、農業を仕事にしたい方向けのセミナーを開催した。30~40代を中心に8組10人の参加があった。

高知県は「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座 6先輩移住者が語る!『私が高知を選んだワケ』」をミックス開催。高知県では、9/17~11/23にかけて「理想の暮らしを高知で実現 移住まるわかり講座(全16回)」を開催。今回は先輩移住者3名をゲストに、移住までの事前準備、現在の仕事や活動についてトークセッションを行った。会場とオンライン、計28名が参加。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。

愛知県は「あいちの山里&離島Day~見たことない!あいちの山里&離島~」を会場で開催。大都市のイメージが強い愛知県の中で、豊かな自然に囲まれた田舎暮らしができる地域の魅力や半農半Xの暮らしについて、トークセッション。参加者から「地域へ最初の一歩を踏み出した時の印象は?」「半農半X」に興味があり、自分の仕事が地域で実践できるか知りたい」等の真剣度の高い質問が寄せられた。「具体的な話が聞けて刺激になった」「現地を訪問したい」と前向きな感想を多数あった。40代、50代を中心に12名が参加。

石川県は「いしかわUIターン大相談会 in 東京」をダイヤモンドホールで開催。県内の自治体のほぼ全域が参加した。3年ぶりのリアル開催となった今回は、仕事の相談もできるよう14の団体にも出展いただいた。先輩移住者によるセミナーのほか、能登上布のしおりを作成するワークショップも開催した。自治体を表すキーワードを掲示するなど工夫を凝らしたブースもあり、相談者もよく足を止めていた。101名の来場があった。そのほか、事前に回収したアンケートを個人情報をマスキングした上で、システム上で自治体が見られるようにしブースでの相談の際に参考にできるようにするなど、新たなチャレンジもしたフェアだった。

9日、広島県三次市は「三次まるごと!ツナグセミナー」をリアル開催。広島県の山間部に位置する三次市のセミナーで、ゲストには、三次市長と先輩移住者(2名)をお呼びした。移住希望者にとって、広島県の山間部はイメージがほとんどないため、今回の三次市の単独セミナーは、広島県の新たな側面をPRした。今後も、三次市との接点を持ってもらえるよう、毎年継続して、セミナーに取り組む。仕事が少ない点が課題なので、仕事の発掘は、今後も三次市と協議していきたい。11名が参加した。

大分県は「おんせん県おおいた空き家活用セミナー&移住相談会」をリアル開催。空き家セッションではかかった費用の提示もあり、参考になったとの声が聞かれた。前回セミナーにいらっしゃった方、センターでご相談された方など再度のご参加が4組あり、本気度の高さ、および移住に向けてより詳細な情報を求めてこられる方が多いと感じられた。11名が参加した。

山形県は「くらすべ山形!移住・交流フェア」をダイヤモンドホールで開催した。今回が4回目の開催で全市町村が参加、164名の来場があった。1階のピロティで就農した移住者が農産物の販売を始めて行ったが好評で、早い時間にほとんどの店舗が完売した。

 

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