連日、マスコミ取材が・・・

1月も残すところあと僅か。厳しい寒さが続いている。こうした中、オミクロン株によるコロナは急激に拡大し、26日現在、34都道府県に「まん延防止等重点措置」が出された。また、総務省の人口移動報告が28日に明らかになることから、コロナ禍による地方移住の実態はどうなっているのかと、マスコミの取材が多くなっている。地方移住の実態を掌握するためには時間がかかるが、コロナ禍の中、昨年11月は24県が過去最高の相談件数を記録し、12月も15県が過去最高の移住相談を記録するなど、確実に地方移住の相談件数は拡大していることは確かで、地域にばらつきはあるが、西高東低の傾向が明らかとなっている。

また、オミクロン株によるコロナが全国的に急激に拡大していることもあって、この間視察が予定されていた自治体議員団の視察が全てキャンセルとなっている。仕方がないことであるが、今年こそは、と張り切って新年を迎えただけに寂しさは否めない。ここはじっくりと腰を据えて、これからのふるさと回帰支援センターのあり方や会員拡大の戦略を練り直そうと考えている。

この1週間の取材・来客は、20日に共同通信取材。21日時事通信取材。25日はNHK取材。26日は日経新聞、東京新聞取材。また、この日は山口県岩国市市長が2重マスクで来訪、地方移住の現状について懇談した。

地方移住セミナーは21回、ほとんどがオンラインで開催された。20日は、福島県が「福島で起業を考えてみない?第4回先輩移住起業家に体験談や成功の秘訣を聞いてみよう!」を開催。昨年10月から4回にわたって開催してきたセミナーで、最終回は、会津で飲食店を立ち上げた先輩移住者をゲストに、10名参加して体験談や成功の秘訣を聞いた。移住前の準備や課題の解決法を具体的に紹介し、起業を目指す人にとっては大いにヒントになる内容だった。

広島県は、「歴史情緒あふれる竹原で本業+α” ワーケーション」と題して、空港に近く、歴史ある街並みが人気の竹原市でのワーケーションや2地域居住をテーマに開催。43名が参加した。東京が本社で竹原市に拠点を構えた企業に勤め、2地域居住を実践している先輩移住者と、家業を継続する一方、地域づくり事業を展開する先輩Uターン者をゲストに、竹原市で働く魅力や、仕事やライフスタイルの広がり、可能性について紹介した。

21日は福井県が「福井移住・就職相談会_夜の部」を開催した。相談者は20代男性2名、50代男性1名。3名とも転職活動中で就職相談がメインであっただが、2名はIターンとの事で移住相談も盛り上がっていた様子。金曜夜(仕事終わり)の個別相談はニーズが高いように感じる。

広島県は、「ツナガル尾道体験セミナー」を開催した。移住先として人気の尾道。その人気を支える「人」にフォーカスしたセミナーで、56名が参加した。移住者を繋げる人繋がった人(移住者)”が一斉に登壇し、繋がり方の実例や繋がるポイントは「『好きなこと』・『やりたいこと』を伝える」ことにあると紹介があった。現地訪問の際に「この人に会いに行こう」と目的が“人”と“繋がる”事へ自然と流れを作っているからこそ、多様な暮らしを楽しむ人が集まる場所なんだと感じるセミナーだった。

京都府は「京都府しごと&くらしお悩み相談会」を実施。農家を目指す若い単身女性、地域づくりのスペシャリスト、日本の伝統文化を海外に発信したいというドイツから帰国予定のご夫婦(奥様が日本人)などバラエティに富んだ相談者の方々で、相談対応もハードルが高めであったが、それぞれの方が密度の濃い相談内容であった。

2122日には、兵庫県洲本市が2日間にわたって「淡路島 洲本市 おせちを食べながらちょっと遅めの新春移住交流会」を計5回実施、合計で4357名が参加した。参加者に淡路島産食材を使用したおせちをあらかじめ送付し、食を楽しみながら視聴していただいた。ゲストは最近大阪より移住したリモートワーカーや子育て世帯の方などで、参加者からの質問も活発に寄せられた。それぞれにネットでは分からない地域情報を語って頂き、満足度の高いセミナーであった。

22日は新潟県が「新潟で、はじめる。ゆったり子育て!~にいがた暮らしセミナーVol.7」を開催。東京から新潟県長岡市にUターン移住した夫婦をゲストに迎え、ご主人様は農家、奥様は会社員として働く様子や、子育てしやすい環境などについてうかがった。後半は希望の市町村に直接質問ができる個別ルームで参加者とコミュニケーションすることが出来た。22名が参加した。

静岡県は「伊豆地域移住セミナー~伊豆で見つけた私の暮らし方~」と題して伊豆半島南部の6市町が参加し、移住者ゲストによるライフスタイル紹介をメインとしたセミナーを開催。11名が参加。4050代がメインの参加者からは、伊豆半島での暮らしや就業に関する質問が多く寄せられ、伊豆半島への移住に意欲的な様子がうかがえた。

北海道は「北海道・オホーツクで暮らそう!オンライン移住セミナー&相談会~オホーツクールな移住生活~」を開催。ゲストは地域おこし協力隊や七面鳥生産組合の3名。オホーツク地域の新しく挑戦できる環境や、今後スタートさせたい事業などについて語った。また、移住の際に感じたマイナスポイントなども率直に伝え、参考になる内容だった。17名が参加した。

宮城県は「宮城まるごとOnline Meetup!2回 ~宮城だからできる暮らし」を開催。第2回となる今回は、県内8市町が参加した。移住の先輩でもある担当者が、住んでみて分かったことや地域ならではの習慣などを紹介。その後、9名の参加者が数名ずつに分かれてのグループトークを実施し、参加者と地域が交流を深める機会があった。

佐賀県佐賀市は「先輩に聞こう!佐賀市への移住・転職セミナー」を開催。佐賀市の暮らしやすさや仕事の探し方を紹介するセミナー、19名が参加した。先輩移住者をゲストに、地元のエージェントや企業の紹介などもあり、どんな企業があってどんな働き方ができるか等、具体的にイメージできるようなセミナーであった。

愛媛県は、同日にセミナーと交流会を開催した。「えひめとつながるオンライン移住セミナー~ときめきはココにある、えひめの海暮らし山暮らし」では、観光船の船長をしている方と、久万高原町で移住定住支援員や農に携わっている方、海と山、それぞれの地域で生活する移住者をゲストに、リアルな暮らしについて話を聞いた。50名が参加し、気候や地域との交流などについて多くの質問がチャットで寄せられ、理解が深まるセミナーとなった。「田舎暮らしの極意はセンパイに聞け!移住者と話すホンネ交流会~今こそ知るべきワーケーション編」は、毎回好評の移住者と話すホンネ交流会の今年初セミナー。今回はワーケーションをテーマに、コワーキングスペースを運営する2名の方をゲストに迎えた。新居浜・大三島での生活を軸に、リモートでの働き方なども含めてざっくばらんにお話いただいた。5名が参加。本気度の高い参加者もいて、地域のことなど具体的な質問も出て盛り上がった。

23日は、山形県の「やまがたハッピーライフカフェ(置賜地域)~おきたま暮らしのススメ」が行われた。県の南の玄関口・置賜(おきたま)地域にある8市町(米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町)による地域紹介と、先輩移住者3名によるトークセッションの2部構成。地域紹介では現地中継を交えるなどの工夫があり、トークセッションでは、ご近所づきあいや子育て環境など、身近な話題で盛り上がった。13名が参加した。

岡山県は「赤磐市・和気町・瀬戸内市 合同移住相談会」を会場とオンラインのミックス開催。18名の参加者は関東を中心に関西や中国地方の方も。内容は、子育て世帯の移住者先輩による移住体験談、移住担当者による推しスポットや生活インフラについてなど。詳しく街や移住後の生活を知っていただくきっかけとなったと思う。最後の個別相談では、移住をしたい地域が決まっていない方も多く参加し、地域選定のヒントになったという意見も聞かれた。

岩手県は「いわて暮らしセミナー~いわてさんりく移住女子会~」を開催した。ゲストに宮古市、釜石市、大槌町へ移住した女性3人を迎え、移住までの経緯や今の暮らしについて語ってもらった。参加者は6名で、内陸の暮らしとの違いや方言の壁、震災後の町の様子、人間関係の築き方など紆余曲折ありながらもゲストが今の暮らしを楽しむ様子を聞いた。3市町に加え陸前高田市、山田町も参加しており、それぞれが相談窓口を紹介した。

長野県は、「長野県移住者交流会を のぞき見するオンライン会 楽園信州移住セミナー」を開催し、43名が参加した。今回は移住者の本音がききたいという方向けに、「のぞき見する感覚で聞かせてもらう」というテーマ。子育て世代のパパグループでは子どもの小学校の雰囲気について、単身移住グループでは友達作りになるサークルが意外に多いこと、田舎暮らしグループでは宅配便は職場に届く、など地域や地元のリアルな意見や田舎あるあるなど移住者同士での会話を聞くことが出来、盛り上がった。

群馬県は、「私達“○○○○○○○○”ので、『たのふじおか』に移住しました。」というユニークなタイトルのセミナーを開催。藤岡市・神流町・上野村へ移住したゲストを迎え、群馬県神流町恐竜センターから中継にて実施した。藤岡市と上野村からは地域おこし協力隊が参加。神流町からは、恐竜センターへの訪問を機に、地域の自然に魅せられ移住し、今は神流川森林組合に勤務される方が登壇した。39名が参加。恐竜センターへ関心があったのか中学生の参加もあった。

神奈川県は「三浦市移住セミナー 海沿いの暮らし-三浦市の住宅環境-」と題して、二地域生活やリモートワーカーに人気の地、三浦市の単独セミナーを行った。市からトライアルステイの運営と空家相談事業を請け負う不動産事業者と、コロナ過でリモートワークになった方をゲスト迎えた。三浦市の住環境について、地域情報に精通している不動産事業者目線で説明があった。リモートワーカーからは「理想の物件を見つけるコツ」と「移住後に地域の方と馴染む秘訣」について実体験を交えた紹介があった。官民連携が移住者受入実績に繋がっていることが実感できるセミナーで18名が参加。

福島県は「ちょっとディープなふくしまを知る~世界中を旅して開業したゲストハウスオーナーの想いを聞くvol.2」と題して、昨年好評を得たセミナーの第2弾を開催。世界中を旅して福島県内にゲストハウスを開いた2人の先輩移住者が、それぞれの体験談やグローバルな視点からの福島県の魅力、今後の夢などを語った。17名が参加、関東だけでなく大阪や奈良からの参加もあり、グループトークでは移住の悩みやゲストハウスを運営するためのノウハウなども共有し、満足度の高いセミナーとなった。

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