ふるさと回帰フェア2022は大盛況。1万8572人が参加!

ふるさと回帰フェア2022は大盛況。1万8572人が参加! | ふるさと回帰フェア

なにかに追われ、もがきながら生きたような気がする9月でしたが、24日前夜祭、25日が本番の「ふるさと回帰フェア2022」が無事終わり、気がつけばもう9月も残すところあとわずか。何十年かぶりに群生して咲く赤い曼殊沙華も見ないでしまった。残念の一言に尽きる。

この「ふるさと回帰フェア2022」は、コロナ禍で移住相談が大きく伸びていることを反映して1万8572人の参加とほぼコロナ前の2019年に匹敵する参加者となり、午前、午後と終日、活気溢れるものとなった。前夜祭も満員の盛況。記念講演に立った山本群馬県知事は就任3年目にして35全自治体をふるさと回帰支援センター会員に組織し、県をあげて移住政策の前進に努めている、その心を熱っぽく訴えた。

相談件数は速報値ということで、ざっくり集計したものを公表すると、県専属相談員を配置したブースで50件を超えたところは千葉県が93件、広島が76件、福岡が75件、神奈川が63件、北海道が62件、静岡が61件、東京が60件、徳島が59件、群馬が56件、山梨が50件と、従来からの人気県に加え、関東圏が健闘した。他に徳島が善戦した。これは長年にわたって移住受け入れに取り組んできた地元のコンシェルジェなどが頑張ったことが影響したようだ。

内容的には「6~7割が、真剣度が高い人」と回答した県が全体の6割を占めた。Iターン希望者は全体の8割。Uターンは青森・秋田・東京・宮崎などが多かった。U・Iターンが半々は山形・京都・兵庫・福岡・熊本など。

コロナ禍もあって、近年は真剣度の高い移住希望者が増加していると言われているが、そのことを裏付ける結果となった。詳細は後日報告します。

取材・来客は、14日は長野県山ノ内町の竹節町長が来訪、懇談した。15日は20周年記念誌の座談会を増田日本郵政社長、土生デジタル田園都市国家構想実現会議事務局長とで行った。このメンバーに全国知事会平井会長(鳥取県知事)が参加することになっているが日程が調整できず、別途個別に対談し、掲載することになっている。16日は朝日新聞事業部打ち合わせ。山口市周南市シテイネットワーク推進部長とあいさつ。座光寺理事、自治労前委員長氏家委員長と懇談。17日は長崎県平田副知事あいさつ。21日は鳥取県江府町白石町長懇談。22日は滋賀県長浜市長と懇談、センター会員化を要請。新任町長で移住政策に取り組みたいと抱負を述べておられていた。24、25日はふるさと回帰フェアで愛知県林副知事、鹿児島県日置市永山市長、北海道上士幌町竹中町長が参加され、あいさつ。27日は全国知事会会長の平井知事と上記の理由で対談。知事とは連合時代からの知り合いで盛り上がった。

長崎県の平田副知事(中央)と(撮影時のみマスクを外しています)

鳥取県平井知事と(撮影時のみマスクを外しています)

先週、先々週合わせて、地方移住セミナーを16回行った。

9月15日には、三重県が「みえの就職応援!合同説明会」をオンライン開催した。全体への説明後、企業がブレイクアウトルームに入り、参加者は話を聞きたい企業のルームに入り説明を受けた。4回ターンで行った。予約していても内定が決まりキャンセルされる方もいたが、5名の参加があり、進行は滞りなく進んだ。

群馬県は「『群馬科・3限目』持続可能な地域づくりについて考える SDGs維持可能な地域づくりについて」をオンライン開催。上野村振興公社代表と富岡市のキャンプ場経営者をゲストに展開。日本、世界の現状を考えると大きなテーマだが、日々一生懸命生きる人々にとっては身近な話だと感じた。46名が参加した。

17日には、静岡県、下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町が「子育て×ワーカー ~伊豆南部のワーク&ライフのリアル~」と題して、共同で子育て世代をゲストに迎えてオンラインセミナーを行った。移住地としても人気の伊豆南部地域を舞台に、仕事と子育てについて等身大の話を聞いた。40代を中心に9名が参加。

高知県は「理想の暮らしを高知で実現!移住まるわかり講座1~4」として、全16回の移住セミナーの第1回目をミックス開催。初日の9/17は、「移住への不安を解消する」をテーマに講座1~4を開催。移住相談者にふんしたお笑い芸人が高知県UIターンコンシェルジュに移住相談する動画を流したり、3名のゲストを招いてのリアルトークを繰り広げた。アーカイブ動画は特設サイトに掲載する。会場とオンライン合わせて46名が参加。

和歌山県紀の川市は「先輩農家の経営を徹底解剖! 移住先の職業として考える『イチゴ農家』という選択」をミックス開催。イチゴで新規就農を目指す研修プログラムでは、現在2期生を募集中。担当者から初期投資や収支構造、経営シミュレーションについて説明があった。ゲストの先輩イチゴ農家さんからは、1年目から現在に至るまのでの話や現在の事業内容、将来のイメージ、なぜイチゴを選択したかなどリアルな声を伝えた。5名の参加者はメモを取りながら話を聞いており本気度の高さが伺えた。

栃木県は「第3回とちぎ暮らしセミナー 子育て支援+α!子育て世帯に“とちぎ”が選ばれるワケ」をオンラインで開催。今回は栃木での子育てに焦点を当てた。日光市と大田原市で子育て中のゲスト2名をお招きし、子供とのリアルな生活を語っていただいた。市町別の質疑応答コーナーでは子育てに関する質問が多く飛び交った。

山梨県は「二拠点居住とやまなし2022 Vol.2 都心×地方の『いいとこ取り』な暮らし」と題し、二地域居住をテーマとした全3回シリーズの第2回をオンラインで開催した。トークでは甲府~北杜エリアで活躍する3名が登場。今回は二地域居住先としての山梨の魅力に重点を置きトークを展開した。ゲスト同士仲の良い雰囲気も良かった。チャット欄が盛り上がり暮らしに関する具体的な質問が多く寄せられた。46名が参加した。

18日、富山県は「地域ともっともっと仲良くしたい方大集合 ~移住の先輩に聞いてみよう!地域との付き合い方~」をオンライン開催。地域に溶け込めるか心配があるという方に、地域の方との打ち解け方や失敗談を県内各地の地域おこし協力隊員が紹介。6市町の参加もあり、移住者交流会なども案内した。参加者の平均年齢が高く、高齢者のほうが、地域での付き合いに関心が高い(不安が大きい)ことが浮き彫りなった。13名が参加。

福島県は「ちょっとDeepなふくしまを知る 会いたくなるふくしまのキラキラWomen Vol.1」をオンラインで開催。女性ゲストから「新たなチャレンジ」や「地域との関わり」、「福島だからできること」を聞いた。震災後からトルコギキョウを栽培している方、新幹線が通る利便性を生かして東京と二拠点でデザイナーとして活動している方、伝統の会津塗に北欧テイストを加えた作品を制作する、うるし作家が登壇した。クイズの時間にはディープな問題が多く、場が盛り上がった。19名が参加。

佐賀県は「さが暮らしセミナーVol.10 林業で働く『リアルな声』が聞けるセミナー」をミックス開催。悪天候の中、6名が会場参加した。年齢は10代から50代まで、中には女性で林業を志す人も。学生の方は、夏休み期間の林業アカデミー開催を希望されるなど、「なんとなく」ではなく真剣に林業に関わりたい方で活気あるセミナーとなった。合わせて13名が参加。

宮城県丸森町は「のんびり子育てしませんか~丸森町ゆるいじゅー相談会~」を会場で開催。保科町長自ら子育て環境や趣味の時間の充実ぶりを伝え、まずは現地訪問に結び付けることを目標とした。参加者は残念ながら1名だったが、1時間に及ぶ個別相談の末、現地に足を運ぶスケジュールまで調整でき、満足度の高いセミナーとなった。

島根県は「豊かな暮らしトークセッションin東京」をミックス開催。参加者に「豊かな暮らし」を一緒に考えてもらうためのワークとグループでの共有タイムを行った。目的の通り、ゲストの話を聞きながら、参加者自身が「自分にとっての幸せ」や「豊かな暮らし」について熱心にメモを取ったり一緒に考えたりしてもらうことができた。17名が参加。

21日、香川県は「かがわ×テレワーク移住セミナー」をオンライン開催。テレワークを実践している先輩移住者の体験談や、「お試しテレワーク助成金」など各種支援金を紹介するセミナー。16名が参加、男女比は10:6、年代別人数は60代:1、50代:6、40代:3、 30代:2、20代:2となった。

群馬県嬬恋村は「移住&起業のリアルがわかる!愛妻とキャベツとアウトドアの村@嬬恋村」をオンラインで開催。東京のワインセラーで勤めながら起業の夢をあたためていたJターンの方をゲストに招いた。嬬恋村とは交流人口の関係にあったことや、起業支援金をつかった開業について、また浅間高原の暮らしに馴染むまでの不安感、東京との生活費の違いを聞いた。参加者からは「自ら人生を切り開いてゆく力強さに感銘を受けた」との感想があった。48名が参加した。

22日は兵庫県が「ひょうごで働こう!おためし企業体験事前説明会」をミックス開催。兵庫県労政福祉課の事業「ひょうごで働こう!おためし企業体験」の説明と「ビジネス上のコミュニケーションスキルアップ」について紹介した。集客はセンターHPのほか(株)学情イベントページ等で行った。集客はリアル1名、オンライン6名。今後も複数回の実施が予定されている。

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