ふるさと回帰フェアのポスターなどは26日に発送

気のせいか、スーツケースを引いた人が多いような気がする。今年の夏は昨年のような行動制限もなく、お盆の休みに入りそう。しかし、コロナは相変わらず幅を利かせている。これも慣れによるものなのかは分からないが、政府は手をこまねいているようだ。ただ一方で、政府は、マスコミ報道によれば予定を1ヶ月前倒して内閣改造を行った。目的がいまひとつわからないが、安倍元総理の銃撃事件など、従来では考えられない暴挙があり、ウクライナへのロシアによる侵略や台湾問題が米国下院議長の訪問によって一挙に緊張が高まるなど、この国を取り巻く情勢は大きな転換点にあることは確かなような気がする。

センターは、情報誌の発行や9月の「ふるさと回帰フェア2022」のチラシやポスターの作成などで広報部門は大忙し。これも26日には各自治体などへの発送が行われる。また、やっと9月24日の前夜祭の自治体代表のパネリストが決まった。記念講演は県下35自治体すべての自治体がセンター会員となり、移住者受け入れの体制が整い、21年の人気ランキングが5位に入った群馬県の山本知事が「移住推進のための戦略的地域づくりとは」をテーマに話す。パネル討論は、山本知事に加え、政府から大村総務省地域力創造審議官、自治体代表が17年間で400世帯の移住を達成した萩市の釼物佳代子総合政策部課長補佐、センターから小生。モデレーターは都立大の山下祐介教授(地域社会学)に務めていただく。

7月の相談件数がまとまった。相談件数等は4915件と7月としてはコロナ禍前の2019年に次ぐ多さとなった。相談件数等では広島・福岡・長野・山口・静岡が健闘した。セミナー参加者を含む数では長野・群馬・広島・静岡・北海道の順となった。セミナー開催は63回を数え、参加者では長野・群馬が300名を超えて健闘した。

取材、来客は、5日は群馬県地域創生部西副部長が連携強化をさらに図りたいと来訪。率直な意見交換を行った。セミナー開催も次年度は倍増を目指したいと決意を語っていただいた。宮城県加美町ひと・しごと推進課長が来訪。愛媛県愛南町清水町長他も来訪。読売新聞長野支局の電話取材。10日は静岡市葵区前田区長が来訪。政令市では唯一の移住相談ブース開設に尽力された方で、移住・定住推進アドバイザーへの就任を要請した。

地方移住セミナーは10回開催した。

8月3日は、富山県が「第3回全部伝えます!富山移住セミナー『ソロ地方移住』」をオンライン開催した。単身で富山に移住した女性の体験談や現在の生活を紹介。仕事の探し方、コミュニティーへの溶け込み方、単身であるが故に困ったことなど質問も多岐にわたった。41名と参加人数も多く、予定を30分超過し大盛況であった。

8月5日 は、長野県が「The信州の山~『山が好き』から始まる信州暮らし~楽園信州移住セミナー」と題して、登山好き、山空きをターゲットにオンライン開催。最初の30分間はプロローグとして、市町村担当者やゲスト10人で山で食べるとおいしいもの、山での出会い、好きな山のテーマでカジュアルなトークを展開。その後、信州登山案内人で登山ガイドの方から「信州の山の多様性」について聞いた。山のある環境が好きで大町市へ移住した方の話や市町村からは山の中での暮らし、3,000m級の山にすぐにアクセスできる暮らし、ハイキングやトレイルラン、渓流釣りなど様々な楽しみ方を紹介。53名の参加者は、20代から60代まで男女比は半々。首都圏のほか、大阪、福岡からも参加があった。アンケートでは「山の情報を伝えつつ生活や支援など移住定住の説明をバランス良く盛り込んでおり、イメージを持てた」「『移住を決めた頃の感動が今も続いている』という言葉は心に残った。考えすぎて動けなくなる事が多いので、直感も大事にしたい」という感想があった。

8月6日には、茨城県が「第3回いばらき暮らしセミナー『ゼロからはじめる農と生活』」をオンラインで開催。今年度3回目の開催で、就農されたイチゴ農家さんと農林振興公社とのクロストークを実施した。告知はセンターのHP・FB・Twitterで行い、6名の参加者は、50~60代の男性が多かった。

佐賀県は「~起業で開くNEXT DOOR farm to table 考える肉屋の挑戦~」を会場とオンラインでミックス開催。「考える肉屋」TOMMY BEEFさんは、牧場と食肉加工、カフェを経営。有名な「佐賀牛」ではなく白石町独自のブランド牛で勝負していることに、参加者からは熱心な質問があった。7名が参加。

兵庫県は「移住相談窓口担当者によるワイワイガヤガヤ移住トークvol.1&相談会」をセミナ―ルームでリアル開催。各自治体の移住相談員がクロストーク形式で移住にまつわる“あれこれ”を話すというプログラム。内容は「仕事」「住まい」「近所付き合い」から「今自分が移住するとしたらどうする」「実際に現地に行って何をする?」といった実践的なことも。参加者は、30~50代の男性3名、女性7名で、相談会は3件。参加者の満足度は高く、アンケートは「とても良かった」との回答を得た。

新潟県長岡市は「長岡のはじめ方トークイベント~お試し移住と地域との関わり方~」を会場とオンラインのミックス開催。お試し移住施設の完成をきっかけに、地域を知ってもらうためのセミナー。長岡市在住の3名が、それぞれ独自の視点で地域の楽しみ方や関わり方を語り、盛りだくさんの内容となった。配信終了後には会場参加者が市の担当者と交流会を行い、次につながる場となったようだ。会場6名、オンライン25名の計31名が参加。

鳥取県は、「住む×働く鳥取県移住フェア」をオンラインで開催。7月開催のフェア参加者をやや上回り、トータル66名の参加。当日いくつかの自治体が欠席になったが、相談者はフリートークチャンネルやセミナー視聴等で空いた時間を有効活用できた様子。前回に比べ、多くの自治体へ相談予約を入れている方が多くみられたのは良かった。

8月7日は、石川県が「0からスタートいしかわの農林漁業」をミックス開催。農林漁業就業希望者をターゲットにしたセミナーで、未経験から農・林・漁業に就いた3名を招いた。農業・漁業のゲストは会場から参加し、就業の経緯や移住後の生活について語った。希望者には個別相談も行い、農・林・漁業すべての個別相談を希望された方もいて、会場も大変盛り上がった。計13名が参加した。

岡山県は「二地域居住応援セミナー~ヨク晴れ岡山~」をオンライン開催。今回は、「二地域居住」をテーマにテレワークやワーケーションをしたい方に向けて開催した。実際に東京と岡山を二拠点生活しているゲストのライフスタイルをYouTubeで生配信し、チャットでも様々な質問が飛び交った。20代~60代の幅広い年齢の29組が参加した。

新潟県は「にいがた暮らしセミナーvol.3 起業・開業のイロハを教えます!『やりたいこと』を新潟でカタチに。」をオンラインで開催した。ゲストは村上市、阿賀野市で起業した女性2名。小さい規模から時間をかけ少しずつ地域と関係性を築き、現在の仕事に至っているという話を聞いた。参加者からは、資金面や雪についての質問等も多かったが、最後にゲストから「皆さんのサポートをしたい。とにかく一歩、行動に移してみましょう」というアドバイスがあり、起業を目指す方には心強く感じたと思う。34名が参加し、大いに盛り上がった。

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