昨年、マスコミ取材は279回、ありがとうございました。

いよいよ東京も冬の寒さが本格化する季節となってきた。そうした中で週末を中心に行われている移住セミナーも先週は12回の開催。今週は18回の開催が予定され来訪者も多くなってきている。有楽町で見ている限り、地方移住の波は今年も続いているようだ。

今年もマスコミの取材が多いが、このほど昨年の取材一覧がまとまった。これを見ると昨年は279回。2021年の292件に比べ微減となっているがそれにしても多く、この対応に少なからずの時間を取られ、正月から相変わらずの忙しさとなっている。また、例年2月に公表している「移住希望地ランキング」は、今年は2月16日にマスコミへリリースを配布。2月21日から22日に予定される移住実務者セミナーで発表を予定し、24日に情報解禁を考えている。

取材・来客は、12日に今年最初の視察が山梨県市議会議長会によりあった。事務局を含む25名の参加で、率直な意見交換を行った。13日朝日新聞の取材。午後、ふるさと総研玉田社長と懇談。14日は山口県岩国市まちづくりサポートセンター、市労働政策山崎課長と懇談。17日は福島県企画調整部次長、地域振興課長と移住政策の強化について意見交換。午後、岩手県八幡平市市議会議員団10名の視察を受けた。18日はカナダのマスコミのオンライン取材。午後ウェブメディア「アスティオン」の取材。群馬県県議会星名議長の視察もあり、全国唯一の全自治体参加による取り組み推進の重要性を巡って率直な意見交換をさせていただいた。夕方から自治労新年交換会出席。19日、静岡市葵区前田区長他と懇談。

先週は地方移住セミナーを12回開催した。

1月11日は、富山県が「とやま地域おこし協力隊募集セミナー」をオンラインで開催した。住まいや、休日、働く場所など具体的な質問が多く、口頭で回答しきれない質問には、チャットで対応したが、それでも予定時間をオーバーした。地域おこし協力隊について、非常に関心の高い参加者が多く、充実したセミナーとなった。23名が参加した。

12日は、愛媛県が「愛あるえひめ暮らしフェア オンラインセミナー 移住検討の “ファーストステップ” ~おしえて!移住支援サイトって何がのってるの?~」と題して、移住を考え始めた方に向けて、移住のポータルサイト「えひめ移住ネット」の活用方法を紹介するオンラインセミナーを開催。参加者の年齢層は幅広く、住んでいる地域も、東京と大阪が多いものの九州や中国、北関東などこれまで以上に様々だった。44名が参加した。

13日は、長野県天龍村が「自然を五感で感じよう!天龍村親子留学募集セミナー」をオンラインで実施した。2023年4月から新規スタートする親子留学の募集説明会。同日に信州自然留学(山村留学)推進協議会」が設立され、県を上げて推進していく。参加者1名だったが、本気の相談者で、具体的に話が進展し現地訪問へとつながった。担当者も小学生のお子さんのいる移住者だったため「忌憚のない話ができた」と相談者、主催者双方から好評だった、今後も定期的に継続していくことになった。

兵庫県は「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックスで開催した。兵庫県労政福祉課の事業の説明をメインとした内容でセミナー7回目(最終回)。事業説明の後に、就職活動における「自己PR対策」について講師から解説があった。集客はリアル4名、オンライン1名。

14日は、岡山県笠岡市が「瀬戸内の島とボクとのいい関係」をミックス開催。笠岡市が主催する初めてのセミナー。人口40人の離島、笠岡市高島で地域おこし協力隊として活躍している先輩移住者のリアルな日常とこれからの展望を包み隠さず本音で話してもらった。後半では参加者からの質問も飛び交い、和気あいあいとした雰囲気だった。オンライン8組、会場4組5名、計12組13名が参加した。

香川県は「うどん県香川の住まい探しセミナー~香川で見つけるあなたの住まい~」をセミナール―ムで開催。8年前に神奈川県から香川県三木町に移住し、現在不動産業を営む方をゲストに迎え、「物件を探すときに、おさえるべきポイント」と自宅をD.I.Y.でリノベーションした経験について聞いた。20代~60代の14名が参加した。

宮崎県は「宮崎県 にしもろ移住相談会 宮崎県えびの市・小林市・高原町合同移住セミナー」を、宮崎県西に位置する2市1町で合同でリアル開催した。それぞれの担当者が地域の魅力を説明し、その後先輩移住者のトークと個別相談を実施。参加人数は5名と少なかったものの参加者全員が個別相談をし、大いに盛り上がった。「じっくりと話ができて有意義な時間だった」「今後につながる出会いになった」と好評を得た。

静岡県は「移住×林業・建設業 ~自然豊かな静岡県を満喫する働き方・暮し方~」をリアル開催した。林業と建設業に携わっている2名のゲストを迎えてのセミナー。どのようにして移住し、現在の仕事に就いたかなどを聞いた。2名の参加者は、年齢層が40代~60代と高めだったが、親族が県内に山林を所有している方で林業関係者との個別相談につながった。

15日は、北海道釧路・根室地域が「自然とともに北海道で働く!釧路・根室で酪農を始める相談会」をミックスで開催。道内でも指折りの酪農地帯から8市町が参加し、3組4名の方と個別相談を実施。一部オンラインで現地とつなぎながら、参加者はみな真剣に相談していた。夫婦1組と単身者2名で酪農を希望。今後現地体験につながりそうである。

鳥取県は「鳥取県IJUターンBIG相談会」を開催。大型リアルイベントは約3年ぶりの開催であった。集客方法は、SNSやネット広告、DMをはじめ、今回は有楽町駅前のサイネージにも広告を出して宣伝を行った。71組88名の参加となり、100名に届かなかったことが悔やまれるが、移住への本気度が高い層が多かったことは良かった。

福島県会津地域は「移住は会津を見てから 会津移住者トークセッション・交流会&個別移住相談会」をミックス開催。イベントは「参加市町村との個別相談会」「Iターン移住を果たしたゲスト3名によるトークセッション」「ゲストと参加者との交流会」の3部構成で、会津暮らしの不安や疑問を払拭してもらえる内容となった。ゲストは、東京生まれで農業大学校で学んだ後に喜多方市に移住し養豚業を始めた女性、北海道生まれで科学研究所勤務から会津坂下町の地域おこし協力隊となった女性、センターで相談後に広告会社役員から郡山市のプロバスケットボールチームの広報役員となり猪苗代町に移住した男性と多種多様で彼らの興味深い話に参加者は聞き入っていた。13名が参加。

同日、福島県は「未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』 vol.5 自分らしさを活かした起業編」を会場とオンラインでミックス開催。福島県が主催する12市町村関連の移住セミナーの第5回で、72名が参加した。3時間半の長丁場のセミナーで、ゲスト自己紹介/活動状況の紹介、ゲストによるパネルディスカッション、支援制度の案内、ワークショップ、座談会/個別相談会、と盛りだくさんな内容。ゲストの方々は、志も高く素敵な活動をされている方ばかりであった。一方こうした活動はキラキラし過ぎて、普通の方が、これを事例として移住を進めるのには無理があるように思う。もっと地域性やイベント等がハイライトされても良いかと感じた。

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