セミナースペースなどが8階へ、総会で可決

8月も下旬に入り、夏は盛りが過ぎ、陰りを感じる陽気となっている。時の移ろいは早い。23日は東京・九段下にある暁星中学校・高等学校の中学生2名、高校生10名がアンテナショップをめぐる中で「地方自治体のブランド戦略や地方の移住政策、各県の課題など」について調査を行う一貫で、ふるさと回帰支援センターへ見学にきた。さすが歴史のある私学は問題意識が高いと感心し、翌日にはその感想文が送られてきた。その中では、ほぼすべての都道府県がブースを構え、移住相談を行っていることに驚き、将来移住ということを考えたときには利用したいと感想を述べていた。

また、24日には臨時総会を開催した。これは現在の4階と8階に分かれているセンターを効率的、効果的な運営のために、8階にスペースの空きが出たことから4階部分を8階の移住相談コーナーの真向かいに引っ越すことにする。それにともなって引越し費用などが発生することから、総会を開いて費用を基金から出すことを議案として提案し、可決していただいた。順調に行けば、11月1日には4階部分はすべて8階に引っ越すことになる。

取材、来客は、23日は朝日新聞「仕事力2022」の取材。24日は自民党富山県連の県会議員1名、富山市議会議員2名、魚津市議会議員1名、滑川市議会議員1名など7名の視察があり、熱心な意見交換ができた。午後には鹿児島県出水市長が視察に見えられた。

地方移住セミナーは、2週間で13回行った。

8月10日には、群馬県がオンラインで「IT・エンジニア xリモートワークの本音を語る会」を開催した。みなかみ町と高崎市に移住したテレワーカー2名を迎えてのトークと質問。53名が参加し、リアルな話はテレワークを目指す視聴者に大変参考になったと思う。お二人とも仕事に集中し、家庭内での時間も大事にされているようだったが、今後徐々に地域のかかわりも待ちながら田舎暮らしを体感してもらえたらよいと感じた。

8月18日は兵庫県が「ひょうごで働こう!おためし企業体験 事前説明会 in TOKYO」を会場とオンラインのミックス開催。兵庫県労政福祉課の事業「おためし企業体験」の説明をメインの企画に、兵庫県の交通・文化などの簡単な解説、就職活動に関するアドバイスを加えた内容であった。平日の昼開催でもあり集客はリアル3名のみだった。次回は時間帯の再考を検討したい。

愛媛県は「移住先の決め方ファーストステップ 〜そもそも移住相談って何をしているの?〜」をオンライン開催。年間5,000件以上の移住相談が寄せられる愛媛県で、多くの相談に対応してきた板垣コンシェルジュが 相談内容などを説明。49名が参加し、家や仕事の探し方や、相談する前に家族で話しあっておくべきことは何かなど、具体的な質問がたくさん寄せられた。

19日には、群馬県が「自然史博物館からお届けする子育て満喫ライフ~親子で満喫!恐竜コーナーのリモートツアー付き!~」をオンライン開催。富岡市「群馬県立自然史博物館」にて、迫力ある展示物の紹介や施設内をリモートツアーで巡ったあと、子育て中の移住者より、家探しや移住のステップ、地域ぐるみでの子育て事情等を聞く二部構成。“恐竜”というキーワードに惹かれ、首都圏以外の方など41名が参加し、群馬の魅力を伝えた。

福島県は「第1回福島県 移住×仕事セミナー 移住と就農ってどう準備すれば良いの?」をミックス開催。漠然と就農への憧れを持つ移住希望者をターゲットに、就農3年目の南郷トマト農家と県農業振興公社就農支援センター長がゲスト。就農方法(独立就農・雇用就農・地域おこし協力隊)によるメリット・デメリット、農業技術の習得(研修)方法、選ぶべき作物、年間・1日の農作業スケジュール等をレクチャー。参加者10名中7名は女性、参加者の多くが熱心にメモを取りながら聞いており、途中退出者もいなかった。

20日は、青森県弘前市が「ひろさき移住・農ある暮らし」をミックス開催。就農をテーマにしたセミナーで、Uターンりんご農家2組をゲストに招き、農業法人への就職と独立自営就農の2つのパターンを紹介。弘前ファンの方から本気で就農を検討している方まで、様々な層の17名の参加があった。

大分県は「おおいた暮らし塾 暮らしと転職セミナー&個別相談会」をリアル開催。6の市町と就職・移住全般の大分県移住相談会で、17組の申込に対し13組20名が参加。年代は40~50代の夫婦のみ(もしくは子育て終了)が多かった。オンラインも含めて32件の相談で就職相談が多かった。

長崎県は「長崎県で働こう!U・Iターン転職個別相談会in東京」をリアル開催。事前予約制の転職個別相談会で8名の募集に対して満席の申込(1名欠席)。年齢は20代前半から50代、Uターンが1名、その他Iターン。パートナーが長崎出身で結婚を機に長崎へ移住される方が2名、年内または2023年4月までに移住が決まっているなど、真剣相談が5組、漠然が2組。事前に履歴書、職務経歴書を提出頂いているため、レジュメを見ながら相談対応を行った。

鹿児島県奄美群島は「奄美群島 島暮らし相談会」として、オンライン個別相談会を初開催した。3組限定の枠に10組近い申込みがあり、世界自然遺産にも登録された奄美群島の人気を改めて実感した。参加者からは、集落行事、地域のコミュニティ、台風の影響など離島移住についてしっかり情報収集したいと熱心な質問が続いた。参加者全員の真剣度が高く、現地訪問の話も出るなど、初開催にして嬉しい結果となった。

群馬県は「オンラインぐんま暮らし交流会」と題し、群馬県内のUIターンを積極採用している企業と求職者とのオンライン交流会を開催。企業紹介のあとの各ルームには進行役が1人スタッフで付き、参加者からの積極的な発言を促し、企業からの話を取りまとめており、オンライン上でも対面時のようにコミュニケーションを多くとれる工夫があった。参加者は全員顔出し、本名表示し、参加者からも必ず発言できるよう、能動的な参加ができる仕組みであった。18名が参加した。

福島県は「GOOD FRAME CATCH FUKUSHIMA」と題して、浜通り(南相馬)・中通り(郡山)・会津(西会津)の3地域に移住し、地域活性・地域資源の掘り起こし・起業家育成に取り組む若手3人によるリレー形式のトークイベントをオンライン開催。それぞれが仕事や地域との関わりの中で、よそ者目線で地域を捉え評価。ふくしまのことを良く知らない参加者に向けて、地域特性・住民気質・地域に眠っている資源等の紹介から、将来の地域の可能性やそれぞれがやってみたいことを熱く語った。27名が参加した。

21日は和歌山県が「農業×移住 わかやまセミナー」を、6月から3ヶ月連続で開催してきた農業セミナーのトリとしてオンラインで開催した。就農希望者の支援を行う「新規就農者受入協議会」が2団体参加し、研修内容や支援制度について紹介した。質疑応答では、本気で就農を検討している方々から多くの質問が飛び交った。セミナー終了後には個別相談会も実施。全体で22名が参加。

愛媛県は「愛あるえひめ暮らしフェア\仕事・住まい・暮らしを相談/」をリアル開催。今年度3回目の東京での相談会。6市町(松山市、宇和島市、西条市、上島町、伊方町、松野町)の出展に加えて、移住と転職をテーマにした先輩移住者のセミナーを開催した。就職活動をサポートする「ジョブカフェ愛work」の担当者をゲストに迎え、自分の強みを生かした就職活動の重要性を聞いた。30名が参加し、小さいお子様と一緒に参加された方が目立った。

 

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