移住セミナー、1週間で21回開く

10月に入ったが残暑がまだ残り、昼休みともなれば有楽町は半袖のサラリーマンが闊歩している。W杯は過日のアイルランド戦で日本が勝ち、ムードはヒートアップ状態、今後の展開に目が話せない状況になっている。

先週は、なんとセミナーが初めて21回も開催され、週末のセンターはNHKの「ドキュメント72時間」効果もあって大賑わい。各県の移住相談ブースも大忙しの状況が続いている。まず、9月26日は山口県が「やまぐち暮らし夜の相談会+やまぐち移住創業相談会in東京」を予約制で開催。4名の参加で移住相談や起業相談を行った。起業については200万円✕10名の今年度枠はすでに締め切った。

27日は、神奈川県がいつもの「ちょこっと田舎な神奈川の農ある暮らし」を24名の参加で相模原市・山北町・愛川町・二宮町が出席して開催。賑わった。和歌山県は19名の参加で「TURNS✕W 和歌山の『食でつながる人とまち』~クラフトビール移住~」を開催。宮崎県は「『継業』について学ぶセミナー 宮崎県内の後継者を探すお店や会社・農業を引き継ぐには?」には20名以上が参加して、県内の継業のための具体的な5事例が紹介され、参加者も多かった。

28日土曜日は8回の開催と多く、まず静岡市が「静岡市創業セミナー」を個人面談方式で行い、3組4名の参加があった。この中では飲食業での創業などの希望が出され、腰を据えた相談が行われた。新潟県は「にいがた住宅事情~新潟で見つける『ちょうどいい』住まい~」は18組23名の参加。個人面接を目当てに参加した人が多く、自治体も新潟市と三条市が出席、実りある相談会となった。石川県能美市は初めての開催で「子育て✕移住フェア」を行い、8名の参加と健闘した。継続した取り組みが望まれる。愛媛県は「愛あるえひめ暮らしセミナー 就職先の探し方編」を開き、Iターン者2名を含む20名の参加。岐阜県飛騨地域は「飛騨地域『仕事』と『暮らし』相談会~飛騨高山・飛騨古川・下呂温泉・白川郷~」を開いたが3名の参加に留まった。地方暮らしをめざすためには魅力的なところではあるがセミナー開催にあたっての準備不足が否めず残念だった。香川県三豊市の「みとよ暮らしの手引き」は15名の参加と健闘した。福島県県南地域は「福島県白河地方 地域のキーパーソンによる個別相談会」を開催したが具体性に賭け欠け、苦戦した。広島県北部地域は「ひろしまで始まる新しい食と農業~山の恵みでワールドカフェ&食の仕事・個別相談会~」を35名の参加で開き、盛況であった。参加自治体は三好市・庄原市・安芸高田市・安芸太田町・北広島町で1部はジビエを含む食材を囲み、懇談。2部は個別相談会の形式で行われた。さすがの集客であった。

29日日曜日は9回の開催でこの日も大賑わい。まず、福井県が「地域おこし協力隊・農林漁業コラボセミナー」を開き、5名の参加。栃木県は「県央エリア版とちぎ暮らしセミナー『宇都宮のトナリ』~宇都宮と隣接3市町比べてみました~」を開催。参加自治体は西隣りの鹿沼市・東隣りのさくら市・南隣りの上三川町でそれぞれの地域の特徴が紹介され、アットホームな雰囲気がでた、にぎやかなセミナーとなった。15名の参加。山梨県は「第5回やまなし暮らしセミナー 韮崎市・北杜市合同移住相談会2019」を開き、人気の自治体版ということで38名の参加。奈良県は「第8回奈良で働く相談会in有楽町」を開催し,Iターン希望の夫婦をはじめ6名の参加。首都圏で働く関西圏出身の人が多かった。三重県は「あなたが作る、新たな価値~三重での継業という生き方~」をテーマに開催し、2名の参加だが、仕事があれば南伊勢町にUターンしたいなど本気度の高い人が来た。京都府は「あなたの目指す農スタイルは?~生涯現役!YouTuber専業農家or小さな農ある暮らし・半農半X~」がテーマで夫婦での参加が多く、11組13名と健闘した。特徴のあるセミナーで京都らしさが出た。埼玉県は「移住支度金&地域おこし協力隊働き方セミナーin有楽町」13組17名の参加。面談希望者が多かったようだ。これも健闘したといえよう。長崎県は12階のカトレアサロンで「しまの暮らし相談会」を開催。37組60名の参加。昨年比で見ると参加者が若干減少。当日、人気の五島列島が別な会場でもセミナーを開催するなど課題が残った。しかし、それでも五島列島のブースには相談者の列ができた。この人気は人が人を呼ぶ、好循環の輪ができていることにあるようだ。また、長崎市はこの夏、駅前ターミナルにテントを開いて移住相談を開き、県内でも話題になったようだ。最後は山口県が「第3回やまぐちYY!ターン『やまぐちで学ぼ!』」を31組36名の参加で開き、自治体は子育て教育で特徴的な取り組みをしている光市・周防大島町が出席。周防大島町は周防大島高校生がプレゼンを行うなど特徴を出した。

視察・来客・取材は、9月25日に岩手県雫石町長が来訪。雫石町は4月からブースを開設し、移住情報の提供に努め、移住者の受け入れに積極的だ。また、過日3選なった宮城県加美町長にも来訪いただき、意見交換した。26日は和歌山県担当課長も打ち合わせに見えた。この日は朝日新聞の取材もあった。28日は山口県周防大島町議員と懇談。10月1日には宮城県佐野副知事の訪問があり、東北各県の移住動向などを意見交換した。

1カ所で全国の移住情報を手に入れられるのは国内で唯一、ふるさと回帰支援センターだけ。
移住先が決まってなくても、相談員があなたにぴったりの移住先をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。

センターで相談する センターで相談する