新年度、山形県が新たな一歩を踏み出しそう

桜の開花は3月20日。今日、市ヶ谷に行ったら靖国通りや外濠公園の桜は6分咲きという感じ、一挙に華やいだ雰囲気となっていた。やはり、この時期の桜は日本人でよかったと思わせるものがあると思った次第。いよいよ年度末ということで来客も少なく、ただ地方自治体関係者の人事移動の挨拶回りが多くなり、慌ただしさが募っている。

視察・来客は、20日にはTBSがドラマの時代考証を要請に来た。何年か前に「ノルウェイの森」という村上春樹原作の映画の時代考証を母校から頼まれ引き受けたが、それ以来のこと。時間が取れたらという条件付けで引き受けた。この日は今年の人気ランキングでいきなり10位にランクされた佐賀県の担当が挨拶に来た。セミナーの企画力がランクアップにつながったのでは話した。22日は厚労省職安局の課長が意見交換をしたいと言ってきた。現在のセンターに置いてあるハローワークの機能の充実を検討しているとのことであり、移住実績を上げるためにもさらに連携を深めることはこちらからもお願いしたいと話し、継続した話し合いを確認した。この日は週刊東洋経済の取材もあり、記者は継続的に3回ほど取材を行い、人のコーナーで取り上げたいとのこと。理事長の仕事のうちと割り切ってお引き受けした。25日は山形県の企画調整部長が来訪。意見交換をした。県は次年度を準備期間とし、20年度から移住・定住の政策を一般社団を立ち上げ、推進する予定で準備を進めることにしたようだ。これが立ち上げれば、高知県に続く組織形態での取り組みとなり、大きな話題となりそう。山形県の移住・定住の取り組みが大きく花開かないのは市町村における受け入れ体制の構築が先進県に比べ遅れていることにあると考える。26日は埼玉県の地域政策局長、地域政策課長が退任の挨拶に。今年度からの埼玉県の移住・定住政策の基盤をしっかり構築した2名の移動は痛い。27日は北海道上士幌町長、秋田県三種町のNPO一里塚の清水理事長がひょっこり顔を出した。10年以上前から地域での移住者受け入れにご尽力いただいた方で嬉しかった。

またこの間、いくつかの県の移住相談員の退職による採用面接を行っているが、今年は粒選りの若者たちの応募があり、戦力になりそうな人が多い。この傾向は、最近の移住希望者が20代から30代が全体の50%を占めることにみられるように若者の社会貢献に対する積極的な姿勢がみられることを裏付けるものがあることを証明しているようにも考える。

セミナー開催は年度末ということで、6回にとどまった。23日土曜日は長野県伊那市が9名の参加で「森と触れ合う移住セミナー&木を削るワークショップ~伊那市の子育て・学び・仕事~」を開いた。実際にヒノキやヒバの木を持ち込み、カンナで削ることを通して森と触れ合う、面白い企画と言えよう。静岡県は「伊豆で家庭菜園を楽しもう!」セミナーを企画。18名の参加と健闘した。同じく、岩手県は「いい景色で農的暮らし 移住セミナー&相談会~雫石町南畑・コテージむらのご案内~」を開催し、予定を上回る17組20名を集めた。このセミナーは県の農業公社が企画したもので、コテージむらで土地を買って、住宅を建て、農ある暮らしを楽しみませんかというコンセプト。年1回のペースでこれまでも開催してきた。富山県は「とやまIJUカフェVol.3 地域のなりわい×起業編~起業男子とます寿し王子~」を開き、5種類の富山名物のます寿しの食べ比べも行った。ます寿しの食べ比べに誘われたからではないが16名の参加。参加者は全く味が違うと驚いていたとか。同県の上市町は翌24日日曜日に「かみいち暮らしセミナー『富山県上市町に移住して・・・何が変わった?!どう変わった?!』」を開き、7名の参加。この日は神戸市も「神戸で働く!~個別相談会@東京~」を開催した。個別相談会は予約制で移住と就職について一人30分で受付、事前予約が15名以上、当日参加を含め18組20名と人気の高さを示した。26日は広島県が「身も心もよろこぶ お寺で『精進ITALIAN』」を開催。定員30名のところに61名の応募。キャンセル待ちも同数と超がつく人気ぶり。食文化を通して広島をアピールした。前回は広島名物のお好み焼きを供してのセミナーと奮闘している。30日は今年度の最後のセミナーとして宮崎県西都市が「稼ぐ農業×すくすく子育て 九州 宮崎 西都市で暮らす」を開催予定。乞うご期待!!

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