大分など、昨年度移住実績を公表

 5月も半ば過ぎ、沖縄は梅雨入りしたようだ。もう、そのような季節になったかという感がある。過日、銀座のマロニエ通りを歩いていたらマロニエの花が咲いていた。インバウンドの観光客であふれる銀座で、今年も忘れずに可憐に咲いていてくれた。
この間、何かにつけて移住希望者の増加に比べ、受け入れ自治体の不足を力説してきたが、4月の団体会員加盟の自治体の報告が総務部門からあったが、なんと嬉しいことに神奈川県の山北町を始め13自治体が加盟。さらに、加盟を決めて会費納入待ちの自治体が佐賀県唐津市など7自治体と合計20自治体が新たに参加となった。いくら移住者を受け入れたいといっても受け皿となる空き家や仕事、移住者を支援する組織のない所には移住希望者を責任もって送り出すことはできない。是非、全国の自治体の団体会員化と受け入れ態勢の整備を要請したい。 
 新年度に入って、いくつかの自治体の移住実績が明らかになっている。富山県は2017年度の移住者については過去最高の729人で、08年からの10年間で3844人となったことを明らかにした。大分県は、2017年度は前年度比で過去最高の389人増の1084人。市町村別では日田市が389人、豊後高田市116人、佐伯市が105人の順となっている。政令市として唯一「市移住支援センター」をふるさと回帰支援センターに置いている静岡市は、これまでの3年間で156人が移住決定したことを明らかにし、今年度から市の企画課内に「移住・定住相談員」を配置し、移住希望者のニーズにより細やかに対応できるよう体制を強化した。
 視察・来客は、16日に高知市議会13名の議員団、岡山県東京事務所長。17日は群馬県玉村町7名の議員団。18日は大分県中津市長、同豊後高田市長、佐賀県鹿島市議会議長。
セミナー開催は、鳥取県が18日金曜日に岩美町が参加費500円で「いわみ研究室出張セミナーin東京」と銘打ってスイーツを食べながら、いかに魅力的な岩美町を創るかをグループトークした。参加者は10名と健闘。19日土曜日も午前と午後の2部構成で会場も6階のLEAGUE有楽町と3階グリーンルームで「住む・働く・鳥取県移住フェアin東京」を開催。人気移住希望地ランキング入りをめざして、2日連続3回のセミナーに取り組んだ。参加は午前の部が35名、午後の部が47名と大いに健闘した。特に今回のフェアでは島根県の「高校魅力化プロジェクト」を参考に、県外からの高校への越境入学をめざし、教育関係者6名も同行した。この日は、山口県も2部構成で1部は「やまぐち暮らし休日相談会~あなたは、交流・関係人口派?移住派?地域とジブンの良いカンケイ~」、2部は、「実は、山口がすごい!やまぐち移住就業セミナー~山口県の農・リン・水産業にチャレンジしてみませんか?~」を開催。宮城県も第1回みやぎ移住フェア~お試し移住&移住体験ツアー」を行い、参加した七ケ宿町が20年住んだら一戸建てを進呈するキャンペーンを紹介し、話題となっていた。18組23名を集めた。石川県も「≪石川県で暮らそう≫農家民宿&漁師カフェ&農業漁業」を開催。若い男女を中心に16名の参加。20代と30代の男性の漁師希望者や女性の農業希望者も参加するなど、賑わいのあるセミナーとなった。
 20日日曜日も広島県や長野南信州地域、静岡県島田市・川根本町など5県のセミナーがあった。広島は「ひろしまCターンフェア~移住で始まるスポーツのあるくらし~」を開き、トークゲストには広島カープ黄金時代の先頭打者・高橋慶彦内野者が登場、広島ならではの移住生活の一つの形を提案し、多くのファンを集めた。暮らし相談ブースでは、都会の暮らし、海が近い暮らし、山が近い暮らしに参加自治体が分かれ、丁寧な移住相談に応じていた。このフェア、広島広域都市圏エリアの山口県岩国市などを含む24市町が参加。163名の参加で賑わった。栃木県大田原市は「移住・定住セミナー&ツアー説明会」を開き、トウガラシの生産日本一ということから、6/16から一泊二日で参加費2000円の移住者向けの作付ツアーを計画。秋には収穫のツアーも。応募中、話題になっている。

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