国民投票の功罪が露わに

英国のEUからの離脱には驚いた。日本の株式も1200円以上暴落した。今日あたりのTVのワイドショウでは、英国国民はEU離脱という結果に逆に驚いていると報じていた。しかも、国民投票のやり直しを求める署名がすでに350万も集まっているとか。離脱したらどうなるかということも考えずに、ブリテンファーストというキャッチフレーズに踊らされ、離脱に投じたともいえるようだ。英国は暗闇に飛び込んだような有様でまったく先が見えないのではないだろうか。国民投票の功罪が露わになった。また、金融資本主義のネットワークがこれほどまでに世界に張り巡らされていることには改めて驚かされ次第。

この間、各自治体の首長の来訪が続いた。大分・豊後高田市の永松市長、長野・宮田村の小田切村長、長野・立科町の舟橋町長、広島・北広島町の箕野町長など、それぞれが移住政策の重要性を強調されていた。豊後高田市では空き家の提供に関わって、仏壇を引き払う場合は市がお経代を負担することもやっているとのこと。宮田村は最近人気の伊那谷に位置し、南アルプスや中央アルプスに囲まれた立地にあり、水がよく、ウイスキー作りにもチャレンジしている。これまで取り組みが遅れてきたが、今年度はしっかりやると決意を語っていた。

移住実績について、子育て世代に人気の岡山県は2015年度で県内移住者は1854人。これは前年度比117人増。津山市は前年度比126人と大幅増。県内人気自治体は岡山市がダントツの588人、次いで倉敷市の169人、美作市の160人、真庭市、津山市が続く。

福島県西会津町にある西会津国際芸術村でデザイン・アートを担当する地域おこし協力隊を募集したら1名の枠に11名が募集。採用に至らなかった1名が移住を決め、もう1名は隣町の協力隊に採用されたとのこと。さらに、この芸術村に昨年から「西会津のある暮らし相談室」置かれ、情報発しと移住サポートを行っていたこともあってこの半年で4組6名の移住が決まったとのこと。久しぶりに会津の元気な報告があった。

セミナーも順調に開催されており、26日は愛媛県の「愛あるえひめ暮らしフェア」が初めて3階のグリーンルームで開催された。松山・今治・宇和島の県内人気の3市が参加したこともあり、周知の期間が短かったが55組67名の参加とにぎわった。愛媛県は8月、12月にもグリーンルームでセミナー開催を予定。同日、鳥取県が12階で「I・J・UターンBIG相談会」を開催。15市町村と47の企業が参加し、移住と就職両方の情報を提供。移住相談が就職相談よりも多かった。参加者の傾向は県内の「森の幼稚園」の頑張りもあってか、子育て世代が多かった。また、人気の長野・安曇野市もセミナーを開催。32組56名の参加。市内にお試し住宅を準備し、利用スタートにつなげるようにしたことも多くの人を集めたようだ。

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