セミナー報告 2023年3月7日~12日開催

セミナー報告 2023年3月7日~12日開催 | セミナー

3月7日~12日まで、地方移住セミナーを18回開催した。

7日は愛知県が「オンライン移住トーク 愛知移住のホンネ~山里&離島編~」として、オンラインで先輩移住者3組によるトークセッションを行った。移住後の暮らしの長所と短所を本音で分かりやすく紹介した。セミナー中にも質問が積極的に寄せられ、ゲストもひとつひとつ丁寧に回答、ゲストと参加者の距離感が近いセミナーになった。アンケートでは「海より山派だったが佐久島もいいなと思えた」「佐久島には何もないと思っていたが、畑仕事とアサリ狩りと自然が豊かなところだなと興味を持てた」「離島暮らしを楽しんでいる女性が素敵だなと思った」と離島からの女性ゲストの評価が総じて高く、離島の認知度アップができた。10名の参加者は20代から40代が中心、かつ女性が8割近くであった。

9日、北海道胆振(いぶり)地域は「北海道“いぶり暮らし”オンラインセミナー~Part 2~」を先週に続きオンライン開催。4市町による中継を中心としたオンラインツアー形式で行った。3組中2名が前回も参加した方。参加人数が少なかったため、人気の自治体と苦戦する自治体の差が出てしまったことが課題。各地域にある注目のスポットからの中継をメインとした内容自体は良かったため、次年度以降、周知方法なども含めて改善していきたい。

徳島県は「徳島県 県職員・警察官採用説明会」を会場で開催。対象年齢は不問だが4名の参加者は全員大学生だった。参加者からは試験の勉強時間や勉強法などの質問が飛び交い、職員からは実体験や励ましの言葉がかけられ賑やかな様子だった。気さくな県民性と実用的な内容から参加者の満足度が高い内容だった。

10日は、東京都東村山市が「東京の郊外、東村山市でのみちたりる暮らし―たのしむらやま生活-」を会場とオンラインのミックス開催。2月に開催予定だったが大雪警報を受け順延になったセミナー。ハイブリットでの開催予定だったが会場参加の申し込みが無かった為オンラインでの開催となった。オンラインは7名の参加。

群馬県甘楽町は「現役プロレスラー&地域おこし協力隊員が語る田舎暮らしの魅力」をオンラインで開催した。神奈川県出身のプロレスラー兼地域おこし協力隊のFUMA(ふうま)氏が、田舎暮らし実践体験を、甘楽町の古民家宿泊施設にて生中継した。異色の経歴と、甘楽町で農業、林業、養蜂と多岐に渡る活動内容が関心を惹き、40~50代の参加が目立った。移住者を町として受け入れてくれるのかという質問にも、地域の受け皿があることや、先輩移住者とのつながりがあることを和やかに伝えた。プロレスラーFUMAの入場曲から始まる登場には、チャットで沢山コメントがあり、活気あるセミナーとなった。

11日は長野県 の岡谷市、飯田市、小諸市、伊那市、中野市、箕輪町、池田町が「長野が気になる女性のための座談会 楽園信州移住セミナー」を会場で開催した。女性限定で、参加者13名のうち、約75%が30代だった。セミナー形式は市町村プレゼン(こちらも全員女性)だけにし、ほかには座談会2クールと個別相談を実施、参加者が話せる時間をできるだけ多く設けた。女性同士かなり打ち解けて話が盛り上がり、自治体や参加者同士で連絡先を交換する様子が見られ、手ごたえが感じられたセミナーだった。

北海道上士幌町は「上士幌移住スタートアップセミナー~後悔しない北海道移住~」をミックス開催した。先輩ゲストは、定年を機に移住し、その後、町議会議員・高校の熱気球部顧問・豆腐屋の開業など積極的に取り組む男性が登壇。いわゆるシニア世代と呼ばれる移住者だが、様々なことに挑戦する姿は参加者にとって大きな刺激になったのではと思う。「移住を決めるのは自分自身」ということを強く伝え、参加者の背中を押した。これまで数多くの移住者・移住希望者を受け入れてきた上士幌だからこそできる中身の濃いセミナーとなった。11名が参加した。

山梨県は「やまなし移住&二拠点居住はじめ方セミナー」をオンラインで開催。9名の参加者は、関東圏在住が多い中、南アルプス市からも1組参加、大多数が夫婦や家族で、半数以上がテレワーク出来る状況であった。今回は移住をはじめる基本となる、“移住をするまで”にフォーカスしたセミナーとした。ゲスト2名の自己紹介の内容が充実しており、自然の豊かさや人・まちとの共存、移住の準備やプロセス、現在の状況を聞いた。トークセッションも、参加者からの質問に対応し盛り上がり、アンケートも移住者の生の声や体験談が聞け、生活が垣間見られて良かったと好評であった。

広島県は「地域に根差したお店を引き継ぐ「継業という選択肢」~尾道の老舗サイダー屋さんの継業~」を会場で開催。瀬戸内の島でサイダー屋を継業したゲストを迎え,継業のきっかけや経営の立て直し,今後の事業展開について聞いた。22名が参加し、セミナー後の継業についての個別相談の参加者も数名おり,本気度の高い様子がうかがえた。

青森県は「青森県の指導主事と現職教員との座談会」をリアル開催した。首都圏勤務の現役教員の方を対象に、県内教育現場での経験が豊富な指導主事を囲んでの座談会。県内の学校・特別支援学校の様子、参加者が移住を考えたきっかけ、それぞれの体験談や思いなどざっくばらんな意見交換を行い、とても和やかな雰囲気だった。9名の参加者の満足度も高く、今後も継続的な開催を予定している。

茨城県は「いばらき暮らしセミナー 出会って、知って、見つかる茨城 〜東京から近いだけじゃない〇〇〜」と題して、日常の生活をテーマにし各市町(大洗町、土浦市、牛久市、取手市、龍ケ崎市)がPRを行った。今後の商業施設の開発や支援制度について話しもあり、その後、交流会と個別相談会開催。14名が来場した。

群馬県は「群馬県立病院オンライン説明会」と題し、職員採用を目的とした説明会を開催。4つのセンター(心臓血管センター、がんセンター、精神医療センター、小児医療センター)の看護部長と職員が業務内容などを説明。テーマは、①福利厚生②病院の特徴③看護の魅力)3つ。さらに県立病院共通の新人教育の特徴と一年間のポートフォリオについての若手看護師のインタビューがあり、教育・研修システムの案内もあった。午前、午後合わせて77名が参加した。参加者は看護学生、既卒者で、男女比は女性80%男性20%であった。

12日は、静岡県と群馬県が初めて合同で「静岡県×群馬県 テレワーク移住の魅力発見セミナー」をミックス開催。両県のテレワーク施設の紹介や、両県からテレワーク移住者をゲストにトークを行い、20代~40代を中心に会場とオンラインあわせて約50組の参加があった。会場参加者との交流会では、ゲストや行政担当者も交えて時間ぎりぎりまで話が盛り上がっていた。

福岡県北九州市と岡山県岡山市は「HAPPY移住♡岡山市・北九州市ぐらし」をミックスで開催した。北九州市のゲストは、お試し居住施設を利用した際に移住を決意したという東京出身の男性。岡山市は震災をきっかけに親子で移住した東京出身の方。会場にゲストを迎えて、移住までのいきさつや今の暮らしの様子を、本音で話してもらった。嫌いなところ、悪いところの話を始めても、結局好きなところという話題に変わり、雰囲気も明るく会場も盛り上がった。参加者は会場13名、オンライン10名、合計23名。参加者も地方都市の暮らしをリアルに感じられたようだ。

神奈川県松田町は「松田町出張移住相談会 “花咲く街” 神奈川県松田町への移住」として、出張移住相談会を開催。30分の個別相談の枠を5つ用意したが、申込は1件のみで寂しい結果となった。知名度の低い町のセミナーは、地道に相談会を繰り返し、セミナー開催を継続することが大切なのだろう。今回の参加者は、農ある暮らしに興味があり、手ごろな住居を購入希望の本気度が高い方だった。町案内も希望されたので、今後の動きに期待が持てる内容だった。

和歌山県は「和歌山市・田辺市 合同移住相談会」を会場で開催した。田辺市や和歌山県、地域おこし協力隊も巻き込んだ個別相談会となり、6組が来場した。お目当ての自治体のほか、はしごして複数相談をする方も見受けられた。

高知県は「高知県の未来を担う!オンライン地方公務員セミナー」をオンラインで開催。前半は高知県庁と高知県警察の採用担当者によるセミナー、現役の高知県職員と、高知県UIターンコンシェルジュによるトークセッションを開催し、27名が聞き入った。後半は1対1で採用担当者と直接話せる個別相談会を開催し、19名が参加した。

山口県は「やまぐちYY!ターンカレッジ 「山口とつながる part.3」~地域に眠る、空き家活用のススメ~」を東京交通会館3階で開催した。空き家をリノベーションしてビジネスを展開している2名より、きっかけ、経緯などを紹介。またアドバイザーが空き家購入を含めた、山口県への移住の心構えや準備のコツを紹介した。参加者からは「自分の思いに具体的な数字を入れて計画をつくり実践する」という説明が現実的に強く感じたという声があった。個別相談では延べ20名が具体的な話を進めていた。35名が来場し、新規参加者の割合は40%、年齢構成は24歳~70歳と幅広かった。

 

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