産業雇用安定センターと連携で調整へ

 東京も桜の開花宣言が出た。例年よりも一週間は早いようだ。しかし、今日・明日は寒の戻りで真冬並みの寒さとか。緩んだ寒さに慣れた体には堪える。とはいえ、明日は彼岸。これで冬も終わるのではないだろうか。過日、産業雇用安定センターの事務局長と会った。どうも自治労時代に数回お会いしているようだがあまり記憶がない。このセンター、厚労省の外郭団体で、企業に勤めながら転職を考えている人を他の企業へ転職させる手伝いをする厚労省の外郭団体。理事長はかつて厚労省の厚生労働審議官をやっていた太田俊昭さん。この方にはかつて大いに世話になった。うまく連携できれば、首都圏から地方への移住を考えている移住希望者の地方企業への転職が可能となる。このサービス、ふるさと回帰支援センターに置かれている品川ハローワーク分室でも受けることができる方向で調整が進んでいる。先の全国商工会に続き、産業雇用安定センターとの連携の強化は、ふるさと回帰支援センターの首都圏から地方への移住・定住の取り組みの就職面からの支援強化につながり、大いに成果が期待されるものである。
 セミナーの開催は13回。火曜日以外はすべての日にセミナーが開催された。12日月曜日は宮城県仙台市がはじめて「仙台で働きたい!仙台・宮城UIJターン就職セミナー&合同説明会」を開催した。地元企業中心に25社が参加。参加者は、学生を中心に35名。周知にもう少し工夫があればさらに参加が増えたのではと惜しまれる。14日水曜日は新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会 平日夜のにいがた転職・移住ガイダンス&U・Iターン相談会」が、15日木曜日は「宮城県・広島県合同移住セミナー~地方の大都市と海・山が織りなす複業のあり方~」が、それぞれ行われた。16日金曜日は埼玉県移住・就農相談会と石川県の「能登地方で!!あなたが望む仕事や暮らしを探してみませんか?~地域おこし協力隊募集~」が。能登地方からは能登町・志賀町・穴水町が参加。個別相談会も行われた。17日土曜日は宮城県蔵王町が初めて「みやぎ蔵王/生涯活躍のまちセミナー」を20名~30名の参加で開催。鳥取県も「とっとり移住休日相談会~とっとり移住のカタチ!ベスト特選☆発表」を開催。地元で受け入れを行っているゲストの事例を交えた話が好評で盛り上がった。9組11名の参加。長野県も「楽園信州移住セミナー がっつり農業 ゆる~く農業」を開き、18組21名の参加。がっつり農業ではリンゴ栽培で就農した方が、ゆるーくは家庭菜園を楽しむ暮らしが紹介され、盛り上がった。移住後の選択肢が提案されて興味深かった。また、長崎県も「長崎で働こう!U・Iターン転職個別相談会」を完全予約制で開催した。18日日曜日は長野県上伊那地域が「アフタヌーン女子会『これぞわたしの生きる道』」を女子11名の参加で開催。ワークショップ形式でワインも出され、盛り上がった。北海道「十勝上士幌暮らしセミナー」は23名の参加。受け入れ態勢ができていることもあって、この間コンスタントに20名前後を集客している。山口県の「やまぐち暮らしセミナーin東京~移住後の暮らしの不安、解消します~」は夫婦連れが多い42名の参加。ファイナンシャルプランナーが移住後の家計の話しをし、来年移住を考えている参加者からもこれまでどのような準備をしてきたのかなどが語られ、大いに盛り上がった。京都府も「セミナー以上、移住未満!なんちゃって『京都丹後体感ツアー』」in東京を9名の参加で開催。テレビ画面で丹後と結び、現地の生の手触り感を重視してやり取りするなど、工夫のあるセミナーとなった。

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