蛍の乱舞を観た

一昨年から農水省の「食と地域の『絆』づくり選考委員」を仰せつかっている。その関係で過日、優良事例に選ばれた24地域の中の愛媛県内子町と北海道南富良野町を選考委員の方々と訪れる機会があった。

それぞれの地域ともさすがと思わせる内容で、地域住民の方々の地域の活性化にかける意気込みは、大いなるものがあり、非常に勉強になった。特に内子町では地域の景観の保全と古民家の活用による都市との交流事業に取り組み、成果を上げていた。そこでのポイントは、地域活性化に思いをはせる住民相互の心あわせがうまくいっていることにあるように感じた。また、地域にはふるさと回帰した若者も参加した形での企業組合方式による炭焼き事業にとりくむケースもあり、町並み保存による取り組みで全国に名をはせてきた内子町の新しい取り組みの一端を見た気がした。

夜にもなれば、古民家の周りは蛙の大合唱。川沿いまで行くとそこは何と蛍の乱舞、あたかもクリスマス・ツリーのような状況であった。あれだけの蛍を見たのは初めてのことで、これだけでも十分に売りになるのではないかと思った。売りになるといえば、内子町は栗の産地で、直径5センチもあろうかという栗が産出される。何とかこの栗のブランド化を模索中、宿題として預かり、戻った次第である。