大山村塾(千葉県鴨川市)で講演しました

13日に千葉県鴨川市の大山村塾において、「ふるさと回帰運動の10年を語る」と題して講演しました。

ふるさと回帰支援センターにとって彼の地は、2番目の地域版のふるさと回帰支援センターが設立されたところです。鴨川には、数年前にジャーナリストの高野孟さんがIターンで移住し、昨年4月から地元の大山小学校の廃校跡地を借りて大山村塾を開校しています。今回は、そこで前回講師を務めた菅原文太さんに続き、講演を頼まれた次第です。

関東地方は、ここ2週間ほどは茹だるような暑さで、当日も酷暑そのもののような暑さでした。ただ、会場は廃校の体育館ということもあって、風が吹き抜け、その風はふるさとの母校の体育館での夏休みの合宿を思い出させるような、草木の匂いを含んだ快いものでした。

鴨川市のふるさと回帰支援センターの昨年度の問い合わせ件数は270件とのこと。ふるさと回帰運動全体の盛り上がりを反映した結果となっているようです。塾が設立されている大山地区には多くの移住者がおり、コミュニティ・カフェもあり、移住した陶芸家の方から記念のぐい飲みを、高野さんからは20年物の日本酒の古酒をいただき揚々と帰ってきた次第です。

地域に人が移り住み、塾が開校され、たまり場としてのカフェがあり、さて次は何が必要なのでしょうか。

直会のビールの酔いの中で私は、その廃校を地域のセンターとして活用できないかと考えました。そして、過疎化が進む房総半島全体を射程に入れて、首都圏からの田舎暮らし希望者の宿泊可能な研修センターを展望したいと思いました。ふるさと回帰支援センターの6月の問い合わせ件数は960件を越えています。これは3・11の東日本大震災直後に匹敵する数です。前回で紹介したとおり、山梨県への問い合わせが全体の問い合わせ件数を押し上げていますが、そのうち約60%は悠々自適を希望するシニア世代です。

千葉県の場合、地域的にも東京から近く、山梨県に負けず劣らずの有利な条件下にあります。しかし、現在まで県は動きが見えません。房総地域の各自治体は鴨川市をはじめ、館山市、南房総市、いすみ市など、それぞれの自治体はここ数年、必死になって動いてきました。しかし、市町村ではおのずと限界があります。そろそろ県の出番と思っています。ようやく県としてもふるさと回帰支援センターの会員にもなって頂いたので、これからの動きに期待したいと思います。ちなみに先月の希望地問い合わせランキングでは千葉は5位です。

9月のふるさと回帰の準備も遅ればせながら順調に進み、ポスター・チラシは今日、出来上がってきました。イラストは団塊世代には懐かしいマンガ「あしたのジョー」の作者のちばてつや先生に書いていただきました。チラシが欲しい方は、ご送付いたしますので事務局までご一報ください。