6月、2回目の移住相談4000件オーバー

 東京は酷暑の夏になっていますが、ふるさと回帰支援センターの取り組みは、この暑さを吹き飛ばすような勢いとなっている。先頃明らかになった6月分の移住相談件数は、昨年7月以来の4253件と2回目の4000件超えとなった。多かったのは北海道、高知、和歌山の順で、それぞれ全県規模のセミナーを開催したことが影響している。個別面談件数では山梨、静岡、福岡の順で、長野、広島と続く。この勢いが維持できれば、7月はセミナー開催が68回予定されていることもあり、悲願の1カ月5000件の移住相談件数を達成できそうである。
 来客は、11日が静岡県磐田市渡部市長、同島田市伊藤議員。北海道北斗市池田市長。大分県津久見市長。12日が徳島県原井議員。14日が山梨県南部町佐野町長、佐賀県嬉野市河内議員。15日岐阜県揖斐川町長、香川県琴平町長。琴平町長は「香川県移住フェアin東京2018」に参加したもので、町紹介では熱弁を振るい、やる気を見せていた。
 フェア等は15回の開催と多かった。北海道は11、12、13日と今週も北海道ウイークとして、北斗市が「キミとボクとホクトセミナーin東京~介護福祉職 就業・移住合同説明会~」を開き、「母がハハハで元気な街」をチャッチコピーに13時から18時30分まで3部構成で16組17名を集めて気を吐いた。他に2地域がセミナーを開いた。11日は福島市が「先輩移住者と語るふくしまぐらし~就職相談コーナーも開設~」でゲストは30代前半の女性、参加者は半数が女性と賑わった。13日金曜日は、石川県が「~まち・山・海のある加賀で暮らそう~白山加賀の魅力・移住体験説明会」を開いた。この地域のセミナーは初開催で加賀白山定住機構の高峰事務局長が熱弁を振るい、8名の参加。14日は長野県安曇野市が年1回の「安曇野を楽しみながら働こう!安曇野暮らしセミナー」を30名限定で開催し、人気の地域だが酷暑ということもあり15組22名に留まった。就労相談では地元のハローワークの参加もあり盛り上がった。静岡県の「静岡で海活”ウミカツ”~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~」には、牧之原市・御前崎市・沼津市が参加、サファーも参加して賑わった。12名の参加。長野県小海町の「憩い癒しの信州の里山カフェ 小海町・南相木移住座談会町」も5名の参加。15日日曜日の今回2回目となる「東北U・Iターン大相談会 東北で暮らす!」には東北6県から77自治体が参加。193組240人が集まった。期待の割には集客がいまいちだった。課題を整理し、来年につなぎたい。香川県の「移住フェアin東京2018」は101組137人と健闘した。岐阜県の「空き家をリノベーションして岐阜で暮らそう!~専門家に聞く、住宅改修のイロハ~」は昨年4月以来の開催だったが、工務店のプロが参加するなど、内容が具体的で好評であった。参加は27名。徳島県の「農・林・漁は徳島で」テーマはいいが、その内容が具体的でなく3名の参加。第1次産業への就労は一人前になるまでの道筋をしっかりと提案することが肝要で抽象的な提案が集客が難しい。長野県伊那市の「地方で『育てる』を体感!伊那でよかったと思える子育て」は10組20名と盛況。最近の子連れ移住の増加を映したものとなり、成功した。栃木県の「東京駅から最短約40分!身近なとちぎ暮らしをはじめよう!東京通勤・二拠点生活という選択」は19組22名と大賑わい。参加者も山梨・埼玉・神奈川など、二拠点生活の可能性の高い地域からの参加者もあり、内容も実践的かつ具体的でセミナー開催のモデルになるような企画であった。

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