8月の相談件数が初の3000件超え

先週、関東を襲った台風15号は千葉県を中心に大きな被害がでている。とくに送電線などの倒壊による停電は地域に深刻な影響を与えている。マスコミ報道によればこの送電線、強度は風速40メートルを想定して造られており、近年の台風の大型化には対応できないことが今回の台風で明らかになったようだ。昨年の北海道地震によるブラックアウトによる停電といい、自然災害が日本列島全体を襲っている感じでいつ、どこで、何があっても不思議ではない感じとなっている。

NHKの「ドキュメント72時間」が14日の昼に再放送されたが、これでまた相談者が目に見える形で増えており、相談部門では嬉しい悲鳴が上がっている。さすがNHKの影響力はすごいと改めて感心している。

8月の移住相談件数が明らかになった。3225件と8月としては初めて3000件を超えた。例年、8月はお盆休みがあり、稼働日が少ないことから昨年は2816件、一昨年は2483件に留まっていた。3000件超えの実績はすごいことで、頑張った県は広島・長野・愛媛・福岡・山口の順となっている。猛暑の中の各県の頑張りに敬意を評したい。

視察・来客・取材は、また、山形県市町村化地域活力創造室長の来訪もあり、東北全体の移住動向とその中における山形県の状況を話し合った。13日は神奈川県大磯町のNPOと意見交換。本格的に移住政策にも取り組みたいとの話があり、意見交換した。17日は久しぶりに山形県白鷹町の議員団が視察に来た。町議全員参加の視察で意気込みを感じさせた。

セミナー開催は.ふるさと回帰フェアも終わりホッと一息という気分であったが、先週も12回の開催で盛り上がった。まず、恒例化している新潟県の「にいがた暮らしナイター相談会」。この相談会、水曜日のノー残業デーに完全予約制で夕方5時半スタートの個別相談会。今回も5名の参加。中身の濃い相談会となっている。13日は岐阜県が6時半スタートで「若者ガヤガヤ会議in東京」を開き、9名の参加。岐阜出身者で30歳までの方を対象に開いたもので、自治体などが移住を呼びかけているが、誰に向かって、何を求めて政策を打っているのかわからない。メッセージが伝わってこないなど率直な意見が出された。14日土曜日は7回のセミナー開催と賑わった。まず、長野県飯山市は「田舎暮しはラクじゃない?!~めんどくさがりやの古民家移住体験談~」を開催。10名の参加。ゲストはニューヨーク生まれの日本人。各地で古民家を探したが結局、ここ以上のところはないと飯山に決めたとその良さを語った。岩手県県南地域は「南いわて暮らしセミナー」を14組18名の参加で開催。花巻市など5市3町が参加。企業も5社が来て、求人募集を行った。本気度の高い参加者が多く、応募者も出て、成果のあったセミナーとなった。埼玉県は「林業後継者募集 川越&比企エリアで見つける!あなたらしい暮らし~移住✕クリエーター編~」を川越市・東松山市など2市4町1村の参加に20組24名が集まった。このセミナートークセッションと交流会の二部構成でそれぞれの地域の暮らしを語った。群馬県は「群馬県地域おこし協力隊募集相談会」を開催、27名の参加。大賑わいとなった。山形県大江町は「先輩移住者と話せる!やまがた就農就農セミナー」は3名の参加と苦戦。粘り強い組みが求められる。

佐賀県は「さがMONTHLYセミナー第2弾!さが暮らしセミナーin東京」を初めて開催。なにか特徴のあるセミナーをと計画したもの。佐賀に就職したい人のためのツアーも計画している。福島県は「福島圏域移住・定住セミナー相談会 5人の先輩移住者が語る『私たちが移住した理由』」を20名弱の参加で開催した。参加自治体は福島県北9市町村と宮城県1市。各自治体ブースでの移住相談、先輩移住者のトークセッションと盛りだくさん。意気込みを感じさせる企画であったが集客がいまいち、工夫のいるセミナーであった。

15日日曜日は北海道の十勝東北部移住サポートセンターが「冬もあおぞら!雪の少ない・北海道十勝で暮らそう~本別町・足寄町・陸別町~」を予約8名、15名の参加で開いた。セミナーのネーミングが良かった。岩手県は「みやこにおでんせ!~宮古市地域おこし協力隊募集&移住相談会~あなたの『知りたい』に『答えます』」は初めての開催で18組20名の参加。これからに期待したい。佐賀県は「【満員御礼】ITエンジニア街コン【~佐賀と出会う一日~】」は12階のカトレアで90名の参加で開催。会費1000円で軽食付きでIT関係の人とそのような人に出会いたい人のイベント。新しい取り組みに注目したい。

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