9月末にNHKラジオ深夜便に出演します

オリンピックも後半戦に入った。金メダルが4日現在19個と過去最高。色々あってもアスリートにはなんの責任も、問題もない。1年の開催延期などコンデションを維持するのには苦労したと思う。勝った人、敗れた人、それぞれに頭が下がる。もっといい環境で、何ものにもとらわれず精一杯頑張ってほしかったと思う。一方で新型コロナは一向に収まる気配がない。デルタ型の変異株が猛威をふるい、緊急事態宣言は8月いっぱいに延長されている。しかし、取り巻く条件は悪く、子どもたちの夏休み、お盆の休みと1年で一番心が開放される時期で、従来どおりの対策ではこの危機を乗り越えることは出来ないのではないか。ロックダウンくらいの思いきった手を打たないと、すでに緊急事態宣言も4回目なので、慣れてしまい、人の流れを止めることは出来ない。中間的にこれまでを総括するとやはり政治家がこの事態を正確に理解せず甘く見て、なんとかなるのではと場当たり的施策を小出しにしてきたことに尽きるようだ。事態を正確に理解し、想像力を働かせ、先を見通した対策を立てることが出来ない為政者は国を誤らせる、その典型例と言えるのではないだろうか。

先週あたりから朝の通勤が楽になった。子どもたちが夏休みになったこともあるのだろうがそれだけではない空き方だ。相変わらず、来客も少ない。28日は月1回の税理士との収支のチックを行う月次報告会。29日は東京交通会館営業担当と会館の空き状況等の意見交換。30日はWebで新潟県との意見交換会に出席。ふるさと回帰運動へのさらなる参加を要請した。また、NHKラジオ深夜便(毎夜11時5分~)への出演を頼まれた。出演予定は9月26日の午前4時から。「明日へのことば」というインタビューコーナーでこれまでの人生を振り返り、いまの想いを語るようです。

移住セミナーは、先週は9回の開催。7月下旬から8月上旬ということで一番暑い盛り、こんなものかと思い、調べたら昨年の7月はコロナ禍で24回しか出来なかった。一昨年は56回と健闘した。そして今年は53回の開催で、しっかり頑張ったと言えよう。しかも、それぞれのセミナーが工夫をこらしたものになっている。セミナーを開催してみようと考える自治体にとっては参考になる内容になっていると思う。

27日はまず、長野県南信州地域が「ゲストハウスを3倍楽しむセミナー~知る×つながる×暮らす~」を飯田市・松川町・高森町・阿智村・平谷村・下條村・売木村・天龍村・泰阜村・豊丘村・大鹿村の1市2町8村の参加で開催。参加者は26組29名。ゲストは南信州地域で活躍しているゲストハウスオーナー(移住者)で、それぞれのゲストハウスを中継で繋ぎ、南信州の概要の紹介、館内の様子やゲストハウスを生業にすることになったきっかけなどを話してもらった。ゲストは気さくな方ばかりで踏み込んだ質問(儲かるのか)にも答えていただき、参加者にゲストハウスオーナーを希望する人も複数名いたので参考になるセミナーであったようだ。

30日は千葉県鴨川市が「Youは何しに鴨川へ?~移住者が語る 半農半Xの暮らし方偏~」を11組12名の参加で開いた。鴨川市は「かもくらセミナー(農家と交流型の農体験イベント)」を従来から開催。このセミナーを経て移住し、農家資格を取得した2名の半農半X 実践者がゲスト。ゲストからは「半農半Xのしごとの探し方」や「畑の借り方」、「就農でなくて半農の理由」など、わかりやすく説明があった。また、「あなたの1日、ついて行ってイイですか?」と密着動画も紹介。時間の使い方がわかる内容で、参加者には参考になったようだ。セミナーは20回以上の年間プログラムを予定しているので、参加者にとっては、農家の方との交流で人脈ができる点も魅力だ。

31日は山形県天童市が「真夏のてんどう、どうでしょう~家族でお出かけスポット編~」を9組15名の参加で開催。ファミリー層向けに、夏休みに家族で楽しめるお出かけスポットをオンラインで紹介する移住体験ツアーだ。果樹園、子育て未来館など市内6箇所をライブ映像でつなぎ、現地の様子を紹介。車で移動しながらの中継や家族連れへのインタビューなど、工夫をこらし、緑豊かでのびのびした子育てができる天童の魅力をアピールした。オンラインならではのセミナーで、県内各自治体主催のセミナーへと繋いでいただきたい。米沢市は第9回米沢市ふるさと暮らしセミナーとして、「目指せ農業遺産!米沢から紅花を発信!~紅花生産者や米沢織の職人と交流しよう~」を昨年秋のオンライン芋煮会に続いて開催。今回は紅花をテーマに開き、地域おこし協力隊が案内人となり、紅花生産者や米沢織の工房、古民家暮らしの移住者によるピアノ演奏をリレー中継で繋いだ。若い世代の参加が多く、リピート率も高い。回を重ねるごとに取り組みの輪が広がっているように感じた。移住希望者の受け入れ先となる各自治体に目を向けた山形県の取り組みは基本的なことで、今後に期待したい。北海道は「第1回北海道・渡島(おしま)地域の暮らしセミナー『住みたいまちを見つけよう!』」を函館市・北斗市・福島町・知内町・木古内町・七飯町・鹿部町・森町・八雲町・長万部町の10市町村の参加で開催。地域の紹介、移住までのステップ、東京から移住して森町で地域おこし協力隊として活躍するデザイナーがその体験を語った。また、当センターのセミナーがきっかけで孫ターンした方が木古内町の移住担当となっており、参加した。今秋にもセミナーが予定され、多くの参加を期待したい。埼玉県飯能市は「埼玉ではじめる農ある暮らし~“農ある暮らし”『飯能住まい』編」を13組14名の参加で開催した。このセミナー、飯能市が提供する土に親しむ生活環境をサポートする独自制度『飯能住まい』を紹介し、この制度を活用して移住を実現した先輩移住者からは、自然環境、農、利便性、子育て環境などから農的暮らしを希望するファミリー層に参考になる体験が語られた。

8月1日は神奈川県が「ちょこっと田舎な神奈川で農ある暮らし」を大井町・山北町・湯河原町・愛川町の参加で、14組15名を集めて開いた。ゲストは愛川町に移住した非農家出身者で、有機農家のスタッフとして指導を受けた経験を持つ先輩移住者。愛川町は都心まで1時間という立地条件を活かし、大消費地をターゲットにするメリットなどの話しがあり、就農後の生計確保のイメージが語られた。宮崎県は「宮崎市 MIYAZAKI LIFE 体験ツアー」を昨年に引き続き、宮崎市の単独開催で36組40名(速報値)の参加で開催。市職員が撮影・編集した宮崎市の紹介動画のクオリティが高く、海の綺麗さやバイクの風をきる音など、臨場感があって、宮崎の良さが伝わり好評であった。現地からのライブ映像は天気が良くなかったがレポーターの元気な様子が好感を持てた。参加者は30代から50代で、夫婦連れの参加も多く、外国人の参加も見られ、和やかな雰囲気行われた。北海道は「町中ぶらり散歩と井戸端会議」を北海道・新ひだか町・美幌町の参加で24名が参加して開かれた。このセミナーは札幌・新ひだか・美瑛の3地域からリアルな北海道暮らしを紹介するもので、移住者の先輩でもある現地スタッフが町を歩きながらライブ中継を行い、移住者の暮らしぶりや町の様子を伝えた。移住者の生の声を数多く紹介したこともあって、参加者の満足度も高かったようだ。

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