2014年6月

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NPO総会が開催されました | ふるさと回帰支援センター VIEW MORE

NPO総会が開催されました

16回目のNPO総会が昨日、連合会館で開かれ、無事原案通り事業計画案などが採択された。出席者は19名、委任状が139名。会員の出席が少なかった。やはりウイークデーの総会は無理があるのかと思った。活動方針のポイントは、折からのふるさと回帰運動の盛り上がりを受けて、体制をさらに強化し、運動の前進をめざすこと。そのためには受け皿となる会員自治体の拡大と合わせて、前年度の収支が大幅な赤字ということから会員の拡充に努め、赤字克服をめざすことが上げられた。また、昨年あたりからの相談件数のウナギのぼりについては、国民意識の中に価値観の変化があるのではないかとの問題提起があった。それにしても1カ月の相談件数が1000件はとてつもない数だと思います。期待に応えるためにも更なる研鑽を心掛けたいと思います。 総会終了後、議長を務めていただいた大地を守る会の藤田代表と久しぶりに酒を飲みました。和食がいいということで、神田須田町にある明治10年代創業の「みますや」に行きました。年代を感じさせる佇まいとメニューの多さに驚かされました。天保水滸伝に出てくるような居酒屋。楽しむことが出来ました。そのメニューの一つに茄子の漬物がありました。東京の茄子の漬物は糠漬けが多いのです、あの店は塩漬けでした。東北は、なすは塩漬けが多いように思います。藤田代表とふるさとの話しに花が咲き、かれは「おふくろの漬ける茄子漬が一番だ」と岩手・水沢を懐かしんでいました。会計を済まし、外に出れば薄暮の空が広がっていました。薄暮と言えば15年程前に訪れたスエーデンのストックホルムのミッドソンマルを思い出します。一晩中陽が暮れないミッドソンマルの夜は、かの国ではたき火を囲み踊り明かすのです。藤田代表たちは今週末の夏至の日(ミッドソンマル)にはキャンドルナイトを芝・増上寺で開催します。6~7000人が集まるとか。夏至の日には電気を消してキャンドルを灯し、脱原発でもよし、ふるさとの話しでもよし、愛についてでもよし、語り合いましょう。皆さん、よいミッドソンマルを!!!

5月の相談件数が1000件超える

相談件数の急増ぶりが明らかになっているが、今年1月、2月に次いで、5月も1000件を超えた。3月、4月も1000件には至らなかったが900件台と従来とは全く異なる様相となっている。 昨日は初めての試みで長野、山梨、静岡の3県合同のセミナーを交通会館12階で開催した。このセミナーには3県から34自治体が参加した。午前中はW杯の日本VSコートジュボワール戦があり、暑さも厳しかったが200名を超える参加者に訪れていただいた。年代層は様々、若者、子育て世代、シニアとバランスよく、世代の片寄りはなかった。このセミナーを取材した朝日新聞の長野支局の若い記者はどうしてこんなに人が集まるんでしょうかと私に質問してきた。ここ数年、特に昨年あたりから急増していると答えたら驚いていた。新聞記者ですらこうなのだから、現場を知らない地方の人は分からないのも仕方がないことだと思う。 このセミナーには長野県山ノ内町の副町長も参加されていた。相談者も多くそれなりに手ごたえを感じたと喜んでいた。この副町長、前職は農協の全共連の理事で新任の大森事務局長の上司だったとか、彼は早速あいさつに飛んで行った。 最近、相談者の多い理由ははっきりしている。大都市に住む「安全・安心」な暮らしに価値を置く人のふるさと志向が強まっていることは確かだ。大都市に暮らし、経済成長第一の従来からの考え方に依拠し、そのおこぼれに預かって暮らすという価値観が変わりつつあるのだ。さらに放射能から逃げたい人も相変わらず根強く、子どもを抱えた子育て世代の相談者はそうした人が多い。若者は雇用情勢が悪く、臨時やバイトなどでしか働く場所がなく、こうした労働環境の悪さが若者を地方に向かわせている面もある。さらに地方でゆっくり暮らすことに価値を見出し始めた若者も一定割合存在している。こうしたことがこの間の相談件数の急増の理由と考えられる。 そして、いま何よりも必要なことは、受け入れ自治体の拡大である。自治体会員が最近増加しているが、相談件数の急増に比べれば受け入れ自治体の会員化は遅れている。19日のNPOふるさと回帰支援センターの総会ではこの会員自治体の拡大も議題の一つである。活発な意見交換を期待したい。 過日、岡山県の津山市長が訪ねてきた。2回ほど面会の要請があったが先約があり失礼していた。気になっていたがやっと会えた。会って驚いた。なんと25年ほど前に土光臨時調査会と自治労が対峙していた時の仲間であった。市長らしくどんと構えていたが、かつての面影もあり、えーと言って私は思わず笑ってしまった。懐かしき仲間の来訪はうれしい。最近、西日本の人気NO1の岡山の中では津山市は人口減が1番とか、なんとかしたいとのこと。そのうちゆっくり話を聞きたいと思っている。

青森県が相談員を配置しました

6月になったが、東京は5月下旬から暑い日が続いている。ふるさと回帰支援センターへの来訪者は相変わらず多く、5月31日の土曜日も長野の安曇野市と石川県がセミナーを開いたがあふれんばかりの盛況ぶりであった。何か、ひとつの壁が抜けたような感じである。来訪者も後を絶たない。移住希望者はもとより、自治体関係者も入れ替わり立ち替わりという状況である。 31日に事務所に顔を出したら、山梨県の担当者があいさつに来た。なにごとか思ったら、1年間お世話になりましたということだった。山梨県は昨年6月からブースを開設し、いきなり1ヶ月の相談件数が250件を突破した。1年間の相談件数は2053人と県の予想を上回った。さすがの人気ぶりといっていいだろう。タイミングも良かった。山梨県は団塊世代の人気が高く、その団塊世代が雇用延長も終わり、いよいよ地域に戻るなり、悠々自適の田舎暮らしを始めようという時期とぶつかったことが幸いしたようだ。私どもも、山梨県のブース開設が、いい意味で集客に関して相乗効果を生むことにつながったと思っている。 青森県が4月のブース開設に伴い、6月から専従の相談員を配置した。青森市出身の東京学芸大出の才媛。青森は、生活の質の高さもさることながら、太宰治や棟方志功を生み、ジャズにつながるともいわれる津軽三味線の音色など文化度も高い。青森の良さを十分に移住希望者に伝えていただけるものと思っている。オープニングセレモニーには青森大学教授の見城美枝子理事長も出席して盛り上げた。先々週の23日には地元で第1回あおもり移住・定住促進協議会が全市町村の担当課長級を集め、開催された。取り組みが他県に比べ遅れた分を取り戻そうと受け入れ態勢の整備を誓い合った。県内の注目度も高く、多くのマスコミも押し掛けていた。私からは「ふるさと回帰運動のいまを語る」と題して、全国状況や最近のふるさと回帰の傾向などについて講演させていただいた。日帰りしたのだが、新青森駅の近くに三内丸山の縄文遺跡があり、見学した。遺跡のスケールの大きさに驚き、5500〜4000年前のものということだが、まだ生暖かいような手触りを残していた。自分のルーツを訪ねた気分もした。是非一度お訪ねすることを勧めたい。 政府はついに人口減少問題に対応する総合戦略本部を設置すると今日のニュースで流れた。いよいよ、ふるさと回帰運動は新たなステージを踏むことになるのではなかろうか。

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