2014年10月

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総務省の移住調査に異議あり!

27日、久しぶりに生のTVに出演しました。BS11の夜9時からの1時間番組で、定年後を都会で暮らすのか、田舎で暮らすのかを対談形式で話したのですが、緊張しました。とりわけの勉強もせずに、出たところ勝負で臨んだのですがうまく出来たかどうかわかりません。今日は何人かの友人から電話があり、見たよといわれました。上品で、穏やかそうでよかったというお世辞の声が多かったようです。最近マスコミの取材が多く驚いています。注目度が高くなっているのでしょう、うれしい悲鳴です。今日も週刊女性セブンの「こんなはずじゃなかった田舎暮らし(仮)」が午前11時からありました。田舎暮らしのマイナスイメージを強調するならお受けできないと断って、インタビューに応じた次第です。昨日は、長野県山ノ内町の町議会議員が4名で視察に来ました。長野県は県全体がふるさと回帰で盛り上がっているので埋没しないように、しっかりと特徴を出して取り組む必要がありますよとアドバイスしました。来年3月北陸新幹線が金沢まで入りますが、長野県は飯山市のみが新たに停車駅になるので、北信濃地域がこぞって受け入れを用意するくらいの対応が必要なのではないでしょうか?この長野県、26日から銀座5丁目にアンテナショップが開設されました。1階から4階まである大きなもので、1階の入り口には特産のりんごが積み上げられ、長野らしさをアピールする凝りようです。4階では移住の相談コーナーもあり、他の階では特産のそばも食べることができます。ワインの品ぞろいも十分なものがありました。 セミナー開催情報では、少し古くなりましたが19日(日)に新潟県のセミナーが開かれました。長岡市や十日町市、上越市など6市1町が参加され、29組39名の参加でした。新潟は表参道のアンテナショップ・ネスパスで主にセミナーも開催してきたが、有楽町は4月(35名参加)、6月(25名参加)に次ぐ開催でした。有楽町での開催は足の便もよく、集客もあり、よかったという評価のようでした。新潟は明治のはじめごろまで人口が日本一であった地域で、今後の取り組みへの期待が高まっているところである。さらに北陸新幹線も上越妙高、糸魚川と停車し、この面からの期待も高いようです。 24日にメールで各県に総務省地域自立支援課から送られた「各道府県が設置・運営している移住相談窓口の状況に関する調査」について、一昨日午後4時から担当審議官、担当課長とそれぞれお会いし、その考え方を質しました。その内容については昨日、事務文書として各県にメールで送付しましたので参考にしてください。要は「まち・ひと・しごと創生本部」からの要請に基づいて出したものであるということで、基礎調査の域を出ないものということでした。次年度予算編成が佳境にいっている段階で、こうした文書を出すということは現場に混乱を招くので慎重に行うべきであると申し入れました。

喜色満面でのふるさと自慢は素敵です

日一日と秋が深まってくる今日この頃です。10月とて残り少なくなってきた。気がつけば陽もすっかり短くなり、5時ともなれば夕陽がビルの向こう側に沈んでしまいます。25日は、大阪でのふるさと回帰フェアでした。参加自治体は99自治体と東京の半分弱でした。移住希望者は昨年の2割程度増しの3000名を上回る状況でした。各ブースを訪ね感想をうかがったのですが、昨年よりは多いという自治体がほとんどでした。ただ初参加で苦戦という自治体も一部見られ、差が出たところもあったようです。人気自治体というところでは、受け皿がしっかりし、「子育てにやさしい」などアピールポイントをしっかり打ちだしているところは健闘しているようでした。誰でもいいから移住しませんかという段階はとうに過ぎており、一皮むけた対応はどうしても必要であると改めて実感した次第です。 東京のフェアは石破大臣も視察に訪れ、マスコミの注目度が高かったが、大阪もNHKと朝日放送が取材に入り、とくにNHKはその日の7時のニュースでそれなりの時間を取って放送されました。過疎地の事例として、宮崎県の日之影町と徳島県三好市がとりあげられるなど反響も大きく、HPがパンクするほどの問い合わせとなったようです。地道に12年間取り組み、社会的にも評価され始める中、この運動はかつてない難しい段階に入ったと感じてもいます。それは、この運動に王道はなく、一人の移住希望者と一つの自治体を丁寧に、適正をしっかり見極めながら結びつけて行く、これが何よりも必要なことと思ってます。某団体のように金儲けを目的に取り組むのとは異なり、非営利で金もうけなどとは全く無縁なところでこの国を思う気持ちで取り組むことこそが大切だと思っています。なぜなら相手は人であり、人生を賭けた選択なのです。成功報酬を目的に数を稼いで地方に送り出すような発想では、地域に混乱だけを持ち込むことになりかねません。これでは運動のぶち壊しになりかねません。受け入れた自治体にも多大なご迷惑をかけることになりかねません。国は、東京にワンストップの相談窓口開設を考えておられるようですが、手間暇かけてこの取り組みができるのか否か、大いに注目したいと思っています。 秋は果物の季節ですが、セミナー開催自治体はそれぞれの自慢の果物持参でセミナー開催に臨んでいるようです。過日の秋田の八峰町のなしのうまさに驚きましたが、26日の長野・駒ヶ根市のリンゴもまた格別、駒ヶ根市は養命酒の工場が全国一か所置かれているところで水が自慢の地域なのですが、リンゴもおいしかった。各地の方々がそれぞれの自慢の食べ物を自慢する姿はいいもので、笑顔も破裂してしまうような喜色満面は素敵なものです。笑顔が絶えない地域は是非住んでみたい地域ですよね。 セミナーの開催について、従来から市町村・県・全国レベルと開催してきましたが、これからブロックごと、あるいは姉妹都市で組んで、など何らかの共通項を探して開催も検討してみたいと思っています。現在、来年5月に北東北3県(青森・岩手・秋田)の合同セミナーを計画しています。東北復興支援もサブタイトルに、3知事揃ってのスピーチもあったらとも思っています。乞う、ご期待!!!

地方議員の来訪が続く

10月14日は午後2時から六本木のミッドタウンでふるさと回帰支援センターの理事を設立当時から受けていただいている加藤登紀子さんのデビュー50周年パーティーに招待され、行ってきました。早いものです。ちょっと先輩ですが同じ時代を生きてきて、彼女の歌には大いに励まされたときもありました。更なる活躍を祈念するばかりです。年末恒例のほろ酔いコンサートは東京交通会館の前の有楽町駅反対側のよみうりホールで12月26.27.28日の3日間行われます。時間を作って久しぶりに参加してみたいと思っています。 最近、全国の自治体からの視察が急増しています。9月議会も終わり、視察が増えてきているのでしょう。15日は、なんと宮崎県会の「人口減少・地域活性化対策特別委員会」所属の17名の議員団が来られました。まち・ひと・しごと創生本部への要請に引き続いてこられたようで、7年ほど前に有志の議員団が一度調査に来られて以来の訪問でした。口々に、その変わりように驚かれていました。当時は月当たりの相談件数は100人未満だったはずです。それが月当たり1,000人越えになりました。若者の移住希望者が増え、さらに各年代が20%前後の移住希望という状況になっているからです。その前段では山形県村山市議会の4名の方にもお訪ねいただきました。山形県は東北の中ではふるさと回帰運動が遅れており、他県の状況を聞き、「何とかしなければ」と帰っていかれました。各議員が関心を持ち、その気になって動き出せば地域は変わります。ふるさと回帰運動に王道はありません。一人ひとりが決意し、ふるさと回帰しなければ何にも変わりません。運動はまだまだ始まったばかりです。視察大歓迎です。是非、足を運んでください。 自治体主催のセミナーも相変わらずです。先週の日曜は秋田県八峰町が久しぶりに開催しました。ハタハタとブナ林が有名ですが、参加者に配布した梨が抜群でした。食いしん坊のスタッフは口にほおばると「スイカのように甘いね」と言っていました。水分が多く、絶品の梨でした。ご馳走様でした。 東京も近頃はすっかり秋めいて、朝夕は上着が恋しい季節となりました。金木犀も咲き始め、なんか人恋しい季節となっています。国会論戦も佳境に入り、「まち・ひと・しごと地方創生特別委員会」の論戦に注目しています。来週の25日(土曜日)、大阪でのふるさと回帰フェアがシティプラザ大阪のホテルで開催されます。私も参加し、皆様をお迎えします。一人でも多くの参加を期待しています。

まち・ひと・しごと創生本部に期待する

国会が始まった。今国会の目玉は「まち・ひと・しごと創生本部」の取り組み、地方活性化問題といわれる。こうしたこともあって創生本部はフル回転のようだ。地方6団体へのヒアリングや各地方自治体からの要望の受付など、手探りながらも全力投球のようだ。 過日は、わがふるさと回帰支援センターへも創生本部からヒアリングがあった。これまでの取り組みや現状の課題、さらにスケールアップした取り組みのためには何が課題になっているのかなど2時間以上やり取りが行われた。その前段では、嵩副事務局長が個別的に幾人かの関係団体からのヒアリングの一人として石破大臣からもヒアリングが行われている。ただ、創生本部は各省庁からの寄せ集め部隊で構成され、独自の財源もないことから、即効性のある対応は難しく、重点的予算の配分などには次年度以降の予算を待つしかないなど、積極的な政策展開には少々時間が必要なようだ。 ふるさと回帰運動的には、ここ1、2年の間の若者を初めとした移住希望者の急増という背景があり、各自治体のさらなるふるさと回帰運動への参加の拡大による受け皿の拡充が喫禁の課題となっている。昨日も富山県朝日町が町長と町議会議長が訪れ、次年度全国で初めてのブース開設を検討したいといってきた。ふるさと回帰運動への期待は高まる一方である。 政府の「まち・ひと・しごと創生本部」の設立に対する期待は、人口減に悩む自治体からは否が応にも高まっている。この12年間のふるさと回帰運動の取り組みの経験から言えば、この問題についての特効薬はなく、結果が出なければ、取り組みの見直しを含め、結果が出るまでやめないくらいの粘り強い取り組みがあって初めて形になると考える。時間もかかる。ただ、ここまでくれば、取り組みのスキームは出来ており、後はいかにスケールアップして取り組んでいくかである。政府の出番であるといっていいだろう。   ふるさと回帰運動を支える取り組みのひとつとして取り組んできたふるさと起業塾の取り組みで動きがあった。3年前に取り組んだ東日本大震災の被災地の復興支援の取り組み「復興六起」の起業家95人の一人、福島県喜多方市の瓜生和徳さんが農水省の“めざせ!の日本代表 第2回地場もん国民大賞”へ「喜多方もっちり餃子」で応募し、ファイナル審査まで残ったとの連絡がありました。最終は11月1~2日の東京・丸の内ジャパンフードフェスタ2014で決定するとのこと。是非、応援をお願いしたいといってきている。皆様応援をお願いします。

広島・石川がブース開設

今日から10月、暦の上では秋本番。お昼に、銀座では珍しい居酒屋・三州屋で食べた秋刀魚は丸々と肥えていた。酢橘をかけていただいたがうまかった。今年の秋刀魚は当たり年のようだ。是非、試していただきたい。 今月から広島県と石川県がブースを開設した。これで19県2市3団体計24ブースとなった。現在、次年度以降のブース開設のニーズ調査をお願いしており、その結果をうけて事務所の移転(有楽町の東京交通会館内)と拡大を検討することにしている。広島県は相談員を配置してのブース開設に踏み切り、知事の強い想いもあり、広島県への移住相談を受けるのであれば県職員自らが責任を持って相談に当たるべきとの考えから、県職員が座ることになった。 石川県は10月8日から銀座2丁目2番地にアンテナショップ「いしかわ百万石物語・江戸本店」を開店する。それに合わせてのブース開設である。10月下旬には長野県も銀座にアンテナショップを開店することで準備を進めている。まさに有楽町から銀座は各県・各地のアンテナショップのメッカになるような勢いである。そして、ふるさと回帰支援センターも機能の充実と拡充することによって、移住者の移住地選択の余地の拡大につなげ、更なる移住希望者の集客につなげたいと考えている。折から政府も「まち・ひと・しごと創生本部」を設置し、地方政策の拡充を声高に言っており、連携・協力し、ふるさと回帰運動の飛躍的発展を目指す覚悟である。 香港が熱い。彼の地は昔もいまも自由都市の色彩が強い。なんでもありで、それがエネルギーとなってここまで発展してきた。1997年、イギリスから返還されて17年。いつかこうした事態になるのではないかと思ってきたが、ついにくるべきものが来たという感じである。返還に当たって中国は、50年間は1国2制度で統治していくと約束した。それが17年でこうした事態になった。目が離せない。学生側はかつての天安門事件をどう総括しているのか。お手並みを拝見したい。共産党も軽軽には判断出来まい。ここは香港であり、北京ではない。情報を隠すことは出来ない。問題は選挙の手続き問題。ここは穏便に収めるしかあるまい。いくらなんでも、入り口で民主派の排除はやりすぎだ。1国2制度を容認するという談話は出したようだが、それでことを収めるしかあるまい。天安門を繰り返してはならない。

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