2015年10月

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総力戦でふるさと回帰運動を盛り上げよう!

 24日土曜日は十三夜であった。東京は西高東低の気圧配置で快晴、澄み渡った空で輝く月を愛でることができた。この月の写真が富山県立山町の地域おこし協力隊員の方からフェイスブックで送られてきて、また楽しめた。十三夜は、中秋の名月よりもこちらを好む人も多いとか。少しかけた形が数寄人に好まれるようだ。ここ数日、すっかり秋もようで、町にはマフラーを巻いた若い女性の姿も見かける。札幌は雪、木枯らし一番も吹いた。冬は近い。  秋はセミナーの季節ということを前回書いたが、このシルバーウイークともいうべき先週末、某県主催のセミナーがキャンセルされた。専従相談員配置の27県1政令市を始め多くの自治体がこの時期の週末のセミナー開催を希望している中、優先枠を使って確保したにもかかわらずに。担当者の悔しがること、いい感じでふるさと回帰運動が盛り上がる中、こうしたことは、この運動に冷や水をかけるようなもので、今後はやめてほしいと思う。私どもにとっては大切に子どもを育てるようにいつくしみながら取り組んできたふるさと回帰運動。こうしたことで既得権益を振り回すような優先枠による日程確保、それをドタキャンはない。これでは優先枠の見直しも検討せざるを得ない。会員各位のご理解をぜひともお願いしたい。  25日には「祝・北陸新幹線開業!長野・新潟・富山・石川4県合同移住フェア」が交通會館12階カトレアAで開催された。初めての試みであったが、参加者は77組93名。34自治体6団体が4県から参加されたが相談者が集まる自治体とそうでない自治体に差が出たようだ。配置された場所なども影響したようだがそれだけではないようだ。こうした各県合同のセミナーの場合はふるさと回帰フェアとは異なり、主体的に参加するというよりも、県に言われたから参加したという気分がないだろうか。その結果、参加者への働きかけや集客への取り組みなどがおろそかになっていないだろうか。主催側と参加自治体がセミナー成功に向けて総力を挙げて準備する気持ちにならないとこうしたセミナーの成功は難しいのではないかと考える。 私どもも年間300回のセミナー開催にあたっては常に1回1回勝負のつもりで取り組んでいる。今回は、企画が面白かった分、丁寧な総括が必要な気がする。評価点は77組の相談者があったと言うこと。この方々は本気で移住を考えている人たちである。是非、引き続いたフォローをお願いします。 晴れた日が多かった10月も今週で終わり、風邪など引かないようにご自愛ください。  ここに来てエンジンがかかってきたのが三重県。10月は2回のセミナーを開催した。4日の「いいとこやんか」三重移住セミナーには34名が参加、25日の「いいとこやんか」三重U・Iターン就職セミナーには8名が参加。11月1日のも移住相談会を予定。来年のサミット会場にも伊勢・志摩が選ばれるなど全面展開中のようだ。

1カ月60回のセミナー開催へ

 一雨ごとに秋が深まるような今日この頃です。この季節は例年各自治体のフェアが急増します。今年も10月15日~11月14日までの1カ月で60回となっている。このことは、コンスタントに1日に2回の開催を意味する。その結果、よほど工夫を施さないと人集めはきついのかもしれない。しかし、工夫の施されている自治体のセミナーはコンスタントに30名前後は集まっている。移住相談には、このくらいの規模が適正規模だと思う。集客のポイントは県主催の場合は、より多くの受け皿となる自治体の参加とこの自治体ならこんな暮らしが出来ます、仕事もこういう仕事があります、空き家もこのぐらいの広さで、家賃はこのくらいといった具体的なアピールは不可欠といっていいだろう。  17日土曜日は和歌山県が12階のイベントホールで「わかやま移住・就職フェア」を久しぶりに開いた。広いスペースを活用し、参加自治体からのアピールや個別相談会が同時進行で行われた。全国で唯一の県の定住センターも参加し、移住相談を行っていた。5階では初めて十和田市が単独でセミナーを開催。定年後に十和田市に移住した方と30歳代の移住者が十和田市くらしの喜びを語った。参加者は16名だったが大いに盛り上がった。いよいよ始まった十和田湖の紅葉は錦織り成すようで一見の価値はあり、一度訪ねたいところである。6階では人気ランキングで上位にランクされている熊本県が同じくセミナーを開催。天草市も参加したが、貰った名刺を見てびっくり。なんと市役所の中にサンタクロース課というのがあるとか。クリスマスには世界からサンタクロースが集まってくるそうです。住民票にもサンタクロースの絵がプリントしてあるそうです。移住してその住民票を交付してもらってはいかがでしょうか。  今週末は、土・日の2日間で9回のセミナーが予定されている。土曜日は長野県駒ヶ根市、千葉県館山市、高知県、熊本県。日曜日は新潟県長岡市の山の暮らし再生機構、熊本県、静岡県、三重県、祝・北陸新幹線!長野・新潟・富山・石川4県合同移住セミナーとそれぞれが工夫を凝らした企画を持ち寄っている。このラインアップを見ると激戦だという感想を持つ人がいるが、まったく現場を知らない人の感想というのが私の見解である。月平均2000件の問い合わせ件数から言えば、まだまだ受け皿となる自治体の数が足りないと思っている。首都圏には3400万人の人が住んでおり、1%でも34万人。本格的な取り組みはまだまだこれからといっていいだろう。  今日はなぜか朝から来客が多い。午前中は人気が高い山梨県北杜市の市議会議員団が視察に来ていただいた。それに北海道の滝上町長。紋別管内で水がおいしい街とのこと。芝桜と林業、酪農、ジャガイモなどの農業の町。水といえば日田天領水で知られる大分県日田市長も訪れられた。益々盛んになっていますねとの感想を寄せられた。午後からは静岡県議員団10名が視察に来られる。運動の活性化にともない首長や議員団の来訪が絶えない。専従の対応者も考えなければと思う秋である。

連合大会終わる

 連合は10月6日、7日の両日、有楽町の国際フォーラムで定期大会を開催した。今年は2年に1回の人事大会でもあった。6年間、会長を務めた古賀会長(ふるさと回帰支援センター顧問)から神津会長(前事務局長)に変わった。近年の労働運動は、安倍内閣が賃上げを言うなど、鼎の軽重が問われるような状況にあり、新執行部にはもっとメリハリのついた運動を期待すること大である。当面、春闘もさることながら、来年夏の参議院選挙に向けたイニシアチブの発揮が期待される。定期大会終了後は、有楽町の帝国ホテルで恒例のレセプション。連合OBとして招待され、出席。懐かしい仲間たちと交流した。幾人かの仲間たちは頭に霜が降り、流れた時間を思い知らされる場面もあった。  ふるさと回帰支援センターには、あらたに相談員を配置したい、ブースを開設したいという各自治体からの問い合わせが後を絶たない。こうした要望に応えるべく知恵を絞っているが、最近の移住希望者の若返りもあって、仕事に対する需要も高まっている。こうしたことから、来年夏の北海道から沖縄までの移住相談の一元的実施を展望し、その一環としてハローワークの端末を新たに確保されるスペースの中に置き、全国各地の就職相談も一元的に実施出来るように、その可能性を各方面に相談している。現在、山梨県はハローワークの端末を持ち込み、県内の就職相談を行っているが、全国の就職情報となると例のない話で、これが実現すれば画期的なことになり、さらに地方移住のニーズも高まるのではないかと期待している。関係方面の英断をお願いしたい。  ノーベル賞の受賞者が二日連続で出たのには驚いた。一生の仕事として諦めることなく続けられた結果だと思うが、誰にでも出来ることではない。心からの敬意を表したい。近年、学問を取り巻く状況はオヤっと思うことが多い。その際たるものは国立大の独立法人化だ。成果主義が導入され、すぐにその成果が求められているようだ。基礎的研究はあまり評価されない。壮大な無駄と思えることをやりぬくことにも意味があることを理解しないとノーベル賞級の研究成果を生み出すことはできないのではないだろうか。目指したら出来ることではないとは思うが。多分、多くの場合、偶然性のなせる業なのではないだろうか。もちろん、偶然を見逃さない水準の研究が出来ていることは前提ではあると思う。また、文科系の大学や教育関係の大学の縮小もあるやに聞いている。理系偏重といってもいいかもしれない。過度の功利主義は息苦しいものだ。ゆとり教育こそがいま必要なのではないだろうか。でないと、ノーベル賞などこれからは望むべくもないのではないだろうか。  昨日発足した第3次安倍内閣。1億総活躍社会を標榜しているが、なんか安保法制の強行採決のあと、次は1億総活躍社会なんて、戦時中のスローガンみたいでいやですね。これからは多様性が重要だと思うのですがいかがでしょうか。 だって日本は成熟社会に入ったといわれているのにまだがんばれですか?

実りの秋、セミナー開催目白押し

 10月も3日、東京は秋晴れの快晴。30度近くまで気温が上昇するとの予報である。絶好の行楽日和といっていいだろう。そんなこともあって、移住セミナーは5階も6階とも盛況で、笑い声が絶えない。やはりこの国の希望はいまや地方にあるといってもいいようだ。昨夜、偶然に見たNHKの「キッチンが走る」という料理番組は一流のシェフが地方の食材を求めて日本中を駆け巡るもので、今回は和歌山県であった。  醤油発祥の地といわれる湯浅町、高校野球で有名な有田市の箕島漁港、有田みかんの生産者、伝統野菜として今に伝わる丸茄子の生産者などが登場した。中でも驚いたのは箕島漁港のお母さんたち。港には1000台のリアカーがあり、それでお父さんが取ってきた魚を市場に運び、セリにかけ、セリ落とされた魚を店まで運ぶ。笑え声が絶えない明るさ。あのような生活もあったんだと感心して、最後まで見てしまった。漁港のそばで育った身としては懐かしい光景であった。番組も和歌山県や和歌山の女性、そして食材の豊かさなどもよく捕らえられていた。お笑いタレントの馬鹿笑いばっかりの番組よりは数段いいと思った次第。  今日のセミナーは栃木県と山口県。どちらも盛況で大賑わい。栃木県は5市1町がブースを出し、約30名の参加。担当課長も参加。山口県のセミナーには8市1町がブースを出し同程度の参加。広島県も隣りの県ということで応援参加。初めての試みだが、こうした相互乗り入れもあっていいのではないだろうか。夕方からは埼玉県秩父地域と長野県佐久市もセミナーを開催する。秩父地域は早い段階から不動産関係団体が移住促進の取り組みをやってきており、今回も30名を越える予約が集まっており、当日参加を含め50名の参加が見込まれている。佐久市のセミナーには20組31名が予約してきている。  明日は12階のイベントホールで「富山の酒とかまぼこフェア」予定され、17の蔵元から約100銘柄の清酒が出品される。富山は水もいいし、魚も旨い。きっと盛り上がることだろう。また、静岡市の「女性の活躍を応援します!静岡ライフのすすめ」、清流の国・ぎふくらしセミナー、ええとこやんか三重移住相談会が開かれる。  来週の12日は福島、茨城、栃木の3県が交わる地域を3県の頭文字をとってFIT地域と命名し、これまでさまざまな取り組みをしてきたが、今回は3地域を回る日帰りの移住・田舎暮らしのためのバスツアーを行う。ふるさと回帰運動の広がりとともに各県が知恵を絞り、イベント企画に取り組んでいる。

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