2019年3月

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新年度、山形県が新たな一歩を踏み出しそう

桜の開花は3月20日。今日、市ヶ谷に行ったら靖国通りや外濠公園の桜は6分咲きという感じ、一挙に華やいだ雰囲気となっていた。やはり、この時期の桜は日本人でよかったと思わせるものがあると思った次第。いよいよ年度末ということで来客も少なく、ただ地方自治体関係者の人事移動の挨拶回りが多くなり、慌ただしさが募っている。 視察・来客は、20日にはTBSがドラマの時代考証を要請に来た。何年か前に「ノルウェイの森」という村上春樹原作の映画の時代考証を母校から頼まれ引き受けたが、それ以来のこと。時間が取れたらという条件付けで引き受けた。この日は今年の人気ランキングでいきなり10位にランクされた佐賀県の担当が挨拶に来た。セミナーの企画力がランクアップにつながったのでは話した。22日は厚労省職安局の課長が意見交換をしたいと言ってきた。現在のセンターに置いてあるハローワークの機能の充実を検討しているとのことであり、移住実績を上げるためにもさらに連携を深めることはこちらからもお願いしたいと話し、継続した話し合いを確認した。この日は週刊東洋経済の取材もあり、記者は継続的に3回ほど取材を行い、人のコーナーで取り上げたいとのこと。理事長の仕事のうちと割り切ってお引き受けした。25日は山形県の企画調整部長が来訪。意見交換をした。県は次年度を準備期間とし、20年度から移住・定住の政策を一般社団を立ち上げ、推進する予定で準備を進めることにしたようだ。これが立ち上げれば、高知県に続く組織形態での取り組みとなり、大きな話題となりそう。山形県の移住・定住の取り組みが大きく花開かないのは市町村における受け入れ体制の構築が先進県に比べ遅れていることにあると考える。26日は埼玉県の地域政策局長、地域政策課長が退任の挨拶に。今年度からの埼玉県の移住・定住政策の基盤をしっかり構築した2名の移動は痛い。27日は北海道上士幌町長、秋田県三種町のNPO一里塚の清水理事長がひょっこり顔を出した。10年以上前から地域での移住者受け入れにご尽力いただいた方で嬉しかった。 またこの間、いくつかの県の移住相談員の退職による採用面接を行っているが、今年は粒選りの若者たちの応募があり、戦力になりそうな人が多い。この傾向は、最近の移住希望者が20代から30代が全体の50%を占めることにみられるように若者の社会貢献に対する積極的な姿勢がみられることを裏付けるものがあることを証明しているようにも考える。 セミナー開催は年度末ということで、6回にとどまった。23日土曜日は長野県伊那市が9名の参加で「森と触れ合う移住セミナー&木を削るワークショップ~伊那市の子育て・学び・仕事~」を開いた。実際にヒノキやヒバの木を持ち込み、カンナで削ることを通して森と触れ合う、面白い企画と言えよう。静岡県は「伊豆で家庭菜園を楽しもう!」セミナーを企画。18名の参加と健闘した。同じく、岩手県は「いい景色で農的暮らし 移住セミナー&相談会~雫石町南畑・コテージむらのご案内~」を開催し、予定を上回る17組20名を集めた。このセミナーは県の農業公社が企画したもので、コテージむらで土地を買って、住宅を建て、農ある暮らしを楽しみませんかというコンセプト。年1回のペースでこれまでも開催してきた。富山県は「とやまIJUカフェVol.3 地域のなりわい×起業編~起業男子とます寿し王子~」を開き、5種類の富山名物のます寿しの食べ比べも行った。ます寿しの食べ比べに誘われたからではないが16名の参加。参加者は全く味が違うと驚いていたとか。同県の上市町は翌24日日曜日に「かみいち暮らしセミナー『富山県上市町に移住して・・・何が変わった?!どう変わった?!』」を開き、7名の参加。この日は神戸市も「神戸で働く!~個別相談会@東京~」を開催した。個別相談会は予約制で移住と就職について一人30分で受付、事前予約が15名以上、当日参加を含め18組20名と人気の高さを示した。26日は広島県が「身も心もよろこぶ お寺で『精進ITALIAN』」を開催。定員30名のところに61名の応募。キャンセル待ちも同数と超がつく人気ぶり。食文化を通して広島をアピールした。前回は広島名物のお好み焼きを供してのセミナーと奮闘している。30日は今年度の最後のセミナーとして宮崎県西都市が「稼ぐ農業×すくすく子育て 九州 宮崎 西都市で暮らす」を開催予定。乞うご期待!!

群馬・山梨が広域でのセミナーで成果

東京の桜の開花予報は3月21日、例年にない早さです。今年の冬は結局下着を1枚で通すことができました。暖冬だったと実感しています。 16日は50年来の友人の北川フラムさんの文化功労賞の受賞パーティーが渋谷のヒカリエであり、初めてヒカリエに入りました。若者向きのスペースということで少々落ち着きませんでした。パーティーには「芸術祭」で地域活性化をめざす自治体の首長も来ておられ、香川県の浜田知事や長野県大町市の牛越市長に挨拶ができました。他にも建築関係などの多数の著名人の顔がありました。 視察・来客は、13日には全中の支援部長が来訪され、今後のふるさと回帰支援センターとの連携についての相談ができた。また、静岡県島田市長が来訪。15日は和歌山県の下副知事が、初めて来られた。和歌山県は移住相談員が県庁職員による出向という形で勤めていることから激励を兼ねて来たもの。世代が近いこともあって、共通のお知り合いが居たりして、こちらの関係でも話が盛り上がった(なお、広島県も同様に県庁職員の出向による移住相談員を配置している)。山口県美祢市長の訪問もあった。19日は秋田県東京事務所の金子所長が退任挨拶に。午後は信濃毎日新聞論説委員の取材があった。 今週のセミナー開催は13回であった。13日は夕方5時45分から新潟県による4組限定での「にいがた暮らしナイター相談会」があり、5組8名の参加。4組が新規の相談。このセミナーは今年度6回開催され、成果が出ており、次年度は月1回開催を展望しているとか。 14日も夕方から福島県県南地域が「先輩移住者が語る”移住のリアル“~パートナーの地元に行くことになった私の体験談~」を開催し、参加者7名であったが内容の濃いセミナーとなった。最近こうした移住のケースも増えていることからテーマ設定が良かった。 15日は金曜日であったが夕方から2組のセミナーが開かれた。ひとつは神奈川県で「第7回神奈川県移住セミナー『ちょこっと田舎』な神奈川で暮らす」で27組30名の参加。三浦市・二宮町・山北町・愛川町が就農相談などを受けた。県からも農政課が参加。菜園感覚で農をという相談者が多かった。もう一つは佐賀県で「ロボットでかなえる新しい農業のカタチ~リアル下町ロケット~」で20名の参加。きゅうりやアスパラの収穫をロボットで行っている現地・太良町には3名が訪問することになった。 16日土曜日は大分県が「第9回おおいた暮らし塾in東京 おんせん県に住んでみたい!魅力大解剖」は6階LEAGUE有楽町で開催され、32組44名と大健闘した。この日は岩手県岩泉町も「岩泉町の日本一をみんなで支えよう~地域おこし協力隊募集セミナー~」を開催、8名が参加した。岡山県倉敷市・香川県高松市の「瀬戸内で暮らす移住×就労セミナー」は瀬戸内海を挟んだ両市がお互いの似ているところとそうでないところを比較して、参加者に希望先を競った。14組18名の参加。石川県は「いしかわ移住 みんな気になるお金の話」はワークショップ形式で行われ、20名の参加。他に青森県は3組限定で今年度から起業の相談会をブースで開催しており、これまですでに4組が起業している。 17日日曜日は群馬県の「初開催!ぐんま西上州6市町村があなたにおくる 移住相談会」には23組30名が参加。富岡市・下仁田町・南牧村・甘楽町・藤岡市・神流町がそれぞれの自治体に移住した人たちの体験談を聞いて盛り上がった。西上州は埼玉県の県境に位置し、初開催とは遅すぎた。 山梨県も「『山から街まで』山梨県中北地域合同セミナー」を開催し、26組34名の参加と群馬県と甲乙つけがたい盛況ぶり。埼玉県は「埼玉県で始める森の暮らし・森の仕事 featuring農のある暮らし 飯能住まい」を13組15名の参加で開催。しっかり結果を残したセミナーとなった。和歌山県は「“なにする?わかやま。”空き家活用編 ゲストハウスをデザインする」を開催し、予定を大幅に上回る45組48名を集め、和歌山に底力を見せつけた。  

2月の移住相談、初の3000件超え

3月も中旬、すっかり春めいて来た。有楽町の空も気のせいか、今日は春霞がかかったような陽気となっている。 8日は日帰りで宮城県角田市へ。角田市農業経営者会議に呼ばれて講演に行った。角田市は生まれ故郷の相馬市から60年前には国鉄バスが運行しており、文化・気候も同じようなところ。昨年秋に墓参りがてら行こうかということで引き受けていたもの。市長のあの山の向こうが相馬ですよという説明に懐かしさが募った。故郷には2011年の東日本大震災の津波で実家が流されて以降、帰ってはいない。 この程、2月の相談件数が明らかになったが、初めて3029件と3000件を上回った。この数字、画期的な数字で、12階のイベントホールが工事で大きなフェアやセミナーが開催できない中で、日々の個別移住相談の積み上げによる結果で、意味ある数字といえる。相談件数の多かった県は広島、山梨、長野、静岡、群馬の順で、注目は北関東3県の頑張りで、群馬が5位に入ったことは意味あることと評価したい。 今週も来客・視察はなかった。ただ7日に集英社のBAILA(バイラ)という30代前半の女性を対象にした月刊誌の取材を受けた。最近、単身女性の地方暮らしが密かなブームとかで、特集を組みたいとのことであった。5月発売号とか、乞うご期待!!11日には毎日新聞朝刊の「くらしナビ ライフスタイル」というコーナーに団塊の世代その後ということで、写真入りで紹介された。多くの友人達から電話やメールがきた。運動の拡大に伴ってマスコミへの露出が多くなってきているようだ。 今週のセミナー開催は先週と同数の11回であった。まず8日には長野県上田市が「上田市移住セミナー~上田の暮らしで結ばれる縁~」を開催し、参加者は20代から70代までの幅広い年代から8名が参加。地元自治会への参加などを通してつながっていく縁の大切さが語られた。この日は宮崎県も「あったか宮崎ひなた暮らしセミナーVol9」を開いた。      9日土曜日は山口県が今年度6回目の「やまぐちYY!ターンカレッジ 文化編 やまぐちの文化を知る」を39組42名の参加で開催。テーマは「地域文化を創る」で山口情報芸術センターからの講演もあった。また、今回のカレッジにはあらたに移住が決まった3名の方からも報告があった。このカレッジ、次年度も開催予定。山口への移住を検討している方は外せないセミナーとなっている。長野県飯山市は「北信州いいやま百姓塾 大空で深呼吸!田舎暮らし&就農セミナー」の3回目を開催し、14組17名の参加。農ある暮らしや就農を希望する参加者が多かった。富山県南砺市・朝日町の両首長も参加した通算2回目となる「南砺市&朝日町しあわせな田舎の移住相談会」には14組17名の参加。世界遺産の合掌造りの集落がある南砺市と海・山・川がある朝日町、昨年同様に本気度の高いセミナーとなった。長野県駒ヶ根市は「信州『駒ヶ根で暮らす』セミナー~多様性と山があるからできる暮らし~」には7組-9名の参加。座談会形式で、先輩移住者を囲んで2つのアルプスにか揉まれた駒ヶ根での暮らしについて語り合った。2組の参加者が現地訪問を決めた。栃木県は「私の移住宣言!~みんなの想いを聞いてみよう~<那須塩原市・那須町・下野市・小山市>」を開き、参加者が移住してこんな暮らしがしたいとそれぞれの希望を語り合った。ありそうでなかったユニークなセミナーで面白かったようだ。 10日日曜日は、宮城県・広島県が3回目となるジョイントセミナー「宮城県・広島県共同移住セミナー」を6階LEAGUE有楽町で開催。36組39名を集めた。トークイベントが中心で、参加者には特産のイチゴが配られた。この日は静岡市も「しずおかし子連れDE移住セミナー」を開き、4組7名を集めた。その中では家族3名での参加者もあった。ゲストはラジオ番組を持つローカルスターで、アットホーム的なセミナーとなり、開いてよかったとの感想をもらしていた。他に、鳥取県が「とっとりで新しい暮らしを始めませんか!~自分流のライフスタイルを実現できます~」を、香川県が「島とアートと移住~瀬戸内国際芸術祭2019~『瀬戸内をきっかけとした地域活動から移住へ』」をそれぞれ開催した。

移住の風が吹いているのか、セミナーが盛況に

今日は啓蟄とか。沈丁花も咲き出し春は近いという感を強くしている。 この時期、3月議会も開会中ということで各自治体関係者の訪問が少なくちょっと寂しい感じはするが、セミナー開催はいつものペースで11回開催され、集客も昨年比で多めという感じ。また、昨年度末もそうであったが、相談員の入れ替わりが若干名出ている。残念なことですが諸般の事情もあって無理に引き止めることもできず、もったいないと思っている。やめる方々には心からご苦労様でしたと申し上げたい。また、NPOで働いてみたいという方がいればふるさと回帰支援センターのHPで求人募集をしているので覗いてほしい。 セミナーの開催状況は、2月27日は福島県の「ふくしまワークセッション特別編~ヨソモノ×ワカモノ目線で考える『関係人口と地方の仕事』~」が11名の学生を含む26名の参加。食・酒・スポーツ・祭の4グループに分れ、学生がファシリテーターで入ってテーブルトークを行った。突っ込んだ議論も行われ、成功した。 3月1日は新潟県が「にいがたライフスタイルミーティングvol.7 『ローカル家計簿×新潟 ~OL・サラリーマン・起業のお財布事情~』」を開き、16名の参加。新潟市・三条市・小千谷市への移住者の家計簿を公開し、その視点から移住生活を語った。終了後は懇親会も行われ、8名が参加するなど、次へのステップに繋がるセミナーとなった。 2日土曜日は5回のセミナー開催と賑った。まず、滋賀県は「~滋賀で公務員になろう!~滋賀県自治体就職セミナー」を開催。3名の参加にとどまり、しっかり総括を要するセミナーとなった。東近江市・長浜市・甲賀町が参加。宮崎県は「あったか宮崎ひなた暮らしセミナーVol.8」を企業説明会として開催し、10名の参加。内訳は新卒1名、30代5名、40代3名で転職希望者が多かった。岡山県は「『継業』という働き方セミナー」を開き、8組13名の参加。事業引き継ぎ相談センターが来て、相談に応じていた。長野県松川町は「今、松川が面白い!地域おこし協力隊(6名)募集セミナー」を開き、6名の参加と健闘した。秋田県にかほ市は「第2回にかほ移住&就業相談会~あなたは農業派!?それとも林業派!?~」を開き、10名の参加と健闘した。セミナーの前半は就農アドバイザーと森林組合がにかほ暮らしのメリット、デミリットを具体的に説明。後半はゲストスピーカーの「アスパラおじさん」が、東北の名峰・鳥海山の豊かな水に支えられ、1年を通して稼げるにかほの農業の魅力を語った。 3日 日曜日は群馬県が「あなたの夢×移住先マッチングフェア~“群馬”で見つかる理想の暮らし~」を開催した。生憎の雨と東京マラソンが行われるという条件下で、21自治体に36組58名が集まり、大いに健闘したと評価できるものとなった。内容的にも親子連れを対象に、群馬の特徴を出したセミナーを志向し、成功したようだ。長野県は「ゆるーくがっつり農業 楽園信州移住セミナー」を20組31名の集客で開催。このセミナーは「農ある暮らし」がテーマ、3年間続けて開催しているが常にコンスタントに集客に成功し、ニーズの高さを証明しているようだ。他の自治体も参考にしたら良いのではと思う。福岡県の「ふくおかよかとこ移住セミナー 先輩移住者に学ぶ移住のポイント」は糸島市・小竹町が主催。31名の参加と大盛況。ゲストの移住者は移住したポイントと感想を率直に述べて好評であった。この地域は福岡市のとなりに位置し、人気のあるところだが、それにしてもの集客で、移住の風が吹いている感じがするようであった。夕方からは奈良県が「第6回 奈良で働く相談会in有楽町」を開いた。

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