2022年4月

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3年ぶりの中央メーデーに参加

いつの間にか4月も下旬。今週末からはゴールデンウィークに入る。29日には3年ぶりに中央メーデーが開催された。例年のことながら、ふるさと回帰支援センターのブースを出して、地方移住をアピールしてきたが、今年はコロナ禍の影響もあり、参加者を絞ったこともあるのかもしれないが、参加者が激減していた。最寄りのJR原宿駅は通常と同じように人影がまばら。今日はメーデーじゃなかったのかと一瞬戸惑うような閑散たる状況。代々木公園に向かって歩き出すが、政治団体や政党が演説をしながらチラシ配りをしているが人影が少ない。会場に近づいてもまばら。40年以上、毎年メーデーには参加してきたがこうしたことはなかった。なにか潮目が変わったのではないかと思わずにいられない状況であった。世界を見渡せばウクライナでは戦争があり、物価はうなぎのぼりに上がる中で労働者の賃金は20年も上がらない。こうした状況下のメーデー。もう少し労働者の切実な声が反映されたものであってもいいのではないかと思ったのは私だけではあるまい。 過日、稲垣副事務局長が山口県の職員研修に出かけ、萩市まで足を伸ばしたようだが、そこで昨年の移住実績を聞いたら、なんと60世帯に達したそうだ。さらに新潟県佐渡市も令和2年は504名のUIターン者があり、翌3年は1名減ったが503名。40歳未満の働き盛りが31人増の326人。コロナの影響もあって働き方が変わり、転職せずともリモートワークが可能になったことが離島移住のハードルを下げたのではと市の担当者の声。また、4月の岡山県の移住相談件数が過去最高の71件との速報値が入った。ここにきて、コロナ禍もあって、しっかりと移住者の受け入れ体制を整え、移住情報を発信している自治体は、確実に成果を上げているようだ。 先週に引き続き、来客が多い。20日は岡山県議会副議長の視察、岩手県観光部長が来訪。21日は福島県石川町総務課長と長野県信州暮らし推進課長が来訪。22日は岩手県の胆江日日新聞取材、福島県小野町村上町長、愛知県水野地域振興室長、静岡県暮らし環境部長、群馬県創生部長が来訪。福井県白嵜首都圏統括監と懇談。26日は日経BP取材、総務省馬場審議官打ち合わせ。27日はマガジンハウスHanako取材。東京都総務局行政部長など各担当部長4名が視察、東京交通会館副社長も前総務部長ということもあって同行。鹿児島県塩田知事視察、宮城県加美町猪股町長懇談、宮城県担当課長打ち合わせ。28日は山梨県富士川町長視察、茨城県担当課長他で打ち合わせ、長野県安曇野市長と懇談。前副知事で昨年10月に初当選、移住をしっかり取り組みたいとお訪ねいただき懇談。 地方移住セミナーは4月23日に3件行った。 山梨県が「やまなし移住&二拠点居住はじめ方セミナー」をオンラインで開催。地方移住や二地域居住に興味を持ち始めた方に向けたセミナーで、県のエリア別の特徴や暮らし方、企業への転職、就農や起業といった働き方など、「やまなし暮らし」の基本から移住・二地域居住の進め方までを幅広く紹介した。 後半は山梨に移住、二地域居住をしているゲストによるトークを行った。移住のきっかけとなったゲストハウスでの出会いの話や、首都圏での生活との違いなどが語られた。17名が参加した。 石川県は「地域おこし協力隊#石川#七尾#地域づくり」と題して、現役の地域おこし協力隊と、協力隊を卒業したOGの方をゲストに招きオンラインでトークセッションを行った。 今年度七尾市で新たに募集する協力隊の募集内容等についても紹介した。地域おこし協力隊の活動内容や活動する際に工夫したこと・気を付けたことなどを具体的に紹介し、暮らしの様子が伝わる内容だった。16名が参加した。 高知県は「高知県で公務員として働く!地方公務員セミナー」を公務員を希望している方をターゲットに開催した。県の概要説明の後、先輩職員による【県職員・警察職員】それぞれの募集要項についての説明や、求める人材などについての話の他、職員として働いてみての感想などについても話があった。30名が参加し、質問も出て真剣度の高い方が多かった様子。そのあとは個別相談の時間を多くとり(約6時間)しっかり相談できる時間を設けていた。

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新年度で滋賀県知事など来客が続く

有楽町駅前の街路樹、つい最近まで冬枯れで寒々としたものであったが、気がつけばしっかり葉をつけ、まばゆいばかりの新緑になっている。急速に季節が変わり始めたようだ。 新年度がスタートして来客も増えてきた。各県の東京事務所の所長も新任されたところから挨拶に見えられているが、昨日は新年度になって初めて三重県の東員町の議員団7名が視察に来られた。愛知県寄りに位置し、名古屋市へも通勤可能なところとかで子育て支援に力を入れているとのこと。話しをしているうちにメンバーのうち数人が6年前にも来ているということに気が付き、にわかに視察内容が打ち解けたものとなり盛り上がった。戻ったら自治体会員になるということで入会申込書を持ち帰っていただいた。移住希望者の移住先の選択肢を広げるためにも、今年度は100自治体の会員化を目標に掲げていることから幸先の良い議員団の視察受け入れとなった。 また、この間産休に入っていた北海道、山梨などの各県相談員が職場復帰し始めた。子育て中の移住希望者も近年増加していることから、職場復帰した相談員の相談内容がそうした視点も加味したものになれば、更に充実した内容になることを期待したい。 取材、来客は次の通り。14日は滋賀県三日月知事が突然来訪、懇談。岐阜県各務原市浅野市長来訪、和歌山県湯浅町ふるさと振興課長来訪、長野県千曲市ふるさと振興課長来訪。15日は北海道共和町成田町長来訪、会員になって移住を頑張りたいと決意を語っていただいた。静岡市企画課長来訪。東京都西多摩選出田村都議視察、日刊わかやま新報取材。16日は群馬県担当課長来訪、懇談。19日は岡山県県民生活部長来訪、懇談。三重県東員町議員団視察。日本経済新聞とNHK松江放送局から問い合わせ。20日は岡山県議会池本副議長視察、岩手県U・Iターン藤本センター長来訪、島根県安来市議会議員団視察。 地方移住セミナーは4回開催された。 新年度の1回目のセミナーは、広島県が4月14日にオンライン開催した「~もう都会には戻れない~広島で実現する理想のライフスタイル」。東京から広島へ移住して理想のライフスタイルを手に入れた2名(Iターン者とUターン者)が、移住を選択した場合の環境や暮らしについて話した。コロナ禍が移住のきっかけとなった共通点をもつ2人の移住者が、県庁職員の司会のもと、話は尽きないといった雰囲気でトークを繰り広げ、広島県での新しい生活を心から楽しんでいる様子が伝わってくるセミナーだった。26名が参加した。 16日には、三重県が「ええとこやんか三重移住セミナー~知ってる? 移住のススメ方~」をオンラインで開催。移住を検討し始めた方向けのセミナー。移住に向けた9つのステップを紹介しながら、参加自治体が各ステップのポイントをプレゼンし、各地の魅力と熱量が感じられた。先輩移住者の古民家暮らしの紹介も、初心者には興味深く伝わったようだ。14名が参加した。 大分県は「第1回 おおいた暮らし塾in東京」をオンラインで、完全個別相談会として開催。別府市・中津市・日田市・佐伯市・臼杵市・津久見市・豊後高田市・宇佐市・由布市・日出町・玖珠町・起業・就農・就職・移住全般の担当者が参加。13名が参加し、複数ブースに立ち寄り、相談をされた方も多かったようだ。 岩手県は、「いわてU・Iターン転職スタートアップセミナー」を会場とオンラインのミックスで開催した。岩手県への U・I ターン転職に特化したセミナーで、U・Iターン転職の流れやポイントを事例を交えて紹介した。また、移住後の生活を具体化するための個人ワークも実施。参加者全員に就職相談員が個別のアドバイスをするなど、きめ細やかな対応で、参加者からは「とても参考になった」と好評だった。23名が参加し(うち、10名が会場参加)、参加者の半数以上が20代30代で、本気度の高さがうかがえた。

移住相談、7ヶ月連続で4000件オーバー

東京は桜も散り始め、銀座の柳は日毎に緑濃くなってきている。陽気は初夏で昨日、今日と真夏日を記録した。季節の移ろいは早く、ついに背広は春・夏用に変えた。 4月は例年、年度始めということで移住セミナーの開催が極端に少なく、今年は7回に留まっている。1月は65回、2月は74回と多かったことから残念な気がする。昨年も13回と極端に少なかった。実施体制もあるだろうが4月セミナー開催は狙い目かもしれない。 この程、3月の相談件数が明らかになった。なんと相談件数は3月としては過去最高の4906件に達し、昨年9月以降7ヶ月連続で4000件超えとなった。コロナ禍で移住相談が伸びていることは確かだが、この相談件数は評価できる。移住相談とセミナー開催実績を積算した件数では、広島・静岡・長野・群馬・福岡の順で健闘。電話・メール・面談の本気度の高い相談は、福岡・広島・静岡・長野・山梨の順で頑張った。 さらに、2021年4月から2022年3月までの1年間の移住相談件数は、ふるさと回帰支援センターに移住相談員を配置している42県2政令市(44自治体✕12ヶ月)で528ヶ月中252ヶ月(48%)が過去最高の移住相談件数を記録した。この数字も驚きで、毎月過去最高の相談件数の記録を更新したのは山口県の1県、年間の半数の6ヶ月更新したのは22県2政令市とこちらも驚くばかりの数字で、責任の重さに身が引き締まるような思いだ。そして、期待に応えるべく、一人ひとりの移住希望者にしっかり寄り添う相談を行っていきたいと改めて心に誓っている。 取材、来客は次の通り。5日は福島県いわき市東京事務所長来訪、広島県三原市経営企画部長来訪。7日は兵庫県東京事務所所長着任挨拶、宇都宮市人口対策・移住定住推進室長来訪。8日和歌山県担当課長来訪懇談、広島県担当参事挨拶、滋賀県総務部長来訪。12日兵庫県企画部長、地域振興課長来訪。いわき市長新任あいさつに来訪懇談。13日愛知県蒲郡市鈴木市長が県林副知事から紹介され来訪、懇談。山梨県リニア未来創造局長来訪、山形県南陽市みらい戦略課長が来訪、意見交換した。

22年度がスタート!さらなる前進を誓う。

4月1日、ふるさと回帰支援センターは朝礼を開き、2022年度のスタートにあたって、さらなる前進をめざすことを確認した。今年は11月にセンター設立から20年という一つの区切りの年を迎えることから、しっかり目標を持って頑張ろうと挨拶した。目標の一つは自治体会員を現在の倍、1000自治体をめざし、当面500自治体の参加をめざす。もう一つは、今月からNHKの地上波で、火曜日の12時20分から23分間、BSが木曜日の19時30分から29分間、それぞれ「いいいじゅー!!」という地方移住者の暮らしぶりを放送することになり、センターとしては組織を上げた協力体制を敷き、地方移住者の好事例を社会化していくことをめざすことを明らかにした。 振り返れば、長いようで短い20年だった。順調とは言えない時もあったが、状況や時代の変化に助けられ、近年は社会的にも一定の評価を受けることのできるところまで来ている。とくにコロナ禍は、この国のバブル経済崩壊以降の国作り・社会づくりがあまりにも強者の論理で推し進められたことにより、持つ者と持たざる者の格差が拡大し、アンバランスな社会が形成され、社会全体が持続可能なものにはなっていないことが明らかになっている。具体的には、目を覆うばかりの貧富の差の拡大を始め、派遣労働者の急増に見られる労働者を代替可能な存在として使い捨てにする雇用形態、保健所などの公衆衛生システムなど社会の基本的な機能が切り捨てられ、いざとなったら機能しないことなどが明らかになった。 いつからこんな国になってしまったのか、こんな国を作るために戦後77年、日本人は頑張ってきたのではないと心ある人達は驚いたのではないだろうか。こうした中でふるさと回帰運動は、社会的にも、運動的にも、人が人として生きるために地方移住、ゆとり・豊かさが実感できる地方での暮しが重要であることが明らかになっている。これは時代の必然だったと思う。非営利のNPOが、持続可能な国造りを都市から地方への人の流れを導き出し、地域から活力ある国造りを始め、それがコロナ禍をきっかけにさらに本格化し、確実に全国化し、拡大していることは日本の希望であるということを話した。 取材、来客は次の通り。24日は島根県安来市田中市長来訪。26日は宮城県東松島市市長懇談、広島県山田担当課長懇談。29日は山口県岩国市長来訪。30日は月刊誌「公評」取材、いわき市東京事務所所長退任挨拶。31日は滋賀県長浜市山崎市議視察、総務省新旧地域自立応援課長あいさつ。4月1日は銀座NAGANO山浦所長表敬訪問。 先週は地方移住セミナーを4回開催した。 3月23日には宮城県丸森町と山元町が合同セミナー「移住先は大丈夫?地域の危険を知ろう!~被災自治体だから伝えられること~」を開催。丸森町は令和元年東日本台風で、山元町は東日本大震災で大被害を受けた。その教訓と町の今の様子を伝えようと災害をテーマに企画した。先日の地震の影響で山元町が残念ながら不参加だったが、動画やパワポで町を紹介。丸森町にUターンした元東京消防庁職員の協力隊が防災のポイントを伝え、町職員も被災後の教訓や現在の町の様子と移住支援について紹介していた。6名が参加した。 26日には宮城県東松島市が「ひがまつ暮らし~ひがしまつしまつり~」を開催。久しぶりのリアル会場開催で、同市の渥美巖市長も駆けつけ、東松島市の暮らしぶりや、そこで暮らす人・地域の魅力、地域おこし協力隊の活躍ぶりなどを存分にPRした。参加者、スタッフともに車座になり直接対話することで、和やかな雰囲気が生まれ、意見交換も活発に行われた。15名が参加し、本気度の高い参加者も多く、「ぜひ訪れてみたい」との声も聞かれた。 長野県飯山市は「大空で深呼吸!北信州いいやま田舎暮らしセミナー 私の農的な田舎暮らしのススメ」と題して、就農をテーマにしたセミナーを開催。飯山市の紹介・就農支援の案内の後に、三重県出身で2010年に飯山市に移住し、40代で新規就農したゲストを迎え、いいやま暮らし体験談を聞いた。減農薬で栽培するキュウリやズッキーニの話や、冬の生活と仕事等について田舎暮らしのヒントになる内容であった。 27日には広島県が「尾道市移住オンラインフェス」を開催した。地域や人とのつながり方、仕事、子育て、農業、住まい、移住などをテーマに7時間連続のライブ配信形式で開催。テーマごとにゲストが異なり、通算12名が話をした。長丁場のフェアだったが、1時間ごとにテーマがあり、入退室も自由だったため、それぞれ関心のある話を聞くことができた。参加者もチャットから感想を送るなどしてコミュニケーションをとっていた。尾道についてさまざまな角度から知ることができたセミナーだった。

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