「ふるさと回帰フェア2020」 〜第16回を迎えるにあたって〜

「100万人のふるさと回帰・循環運動」は、地方で暮らし生活することを希望する大都市圏の人々のために、受け入れ体制や技術指導などの基盤を整備し、地域活性化と新たな価値観を創造するための社会運動として、私どもNPOふるさと回帰支援センターが18年にわたって取り組んできたものです。このふるさと回帰運動は確実な芽吹きを見せ、“田舎暮らし” “地方暮らし”が、ポジティブなライフスタイルとして世代を問わず関心を集めています。また、今年度、政府の「まち・ひと・しごと創生本部」が設立6年となり、国家戦略としての地方創生の一環として、地方移住への行政の注目もますます高まりを見せています。

さて、私どもの活動の1つである「ふるさと回帰フェア」は、今年で16回目を迎えることになりました。昨年は、東京オリンピックの影響で、東京交通会館12階イベントホールで開催しましたが、本年は、東京国際フォーラムへ再び戻ってのフェア開催を予定しておりました。
しかしながら、昨今の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、我が国も例外ではなく、殊に東京での感染者数の増加の傾向は、国内においても極めて高いことから、センターとしてもこの状況に対応するため、開催方法について綿密に検討を進めていたところです。
このような状況の中で、当初は例年どおり対面式での開催を考えておりました。しかし、ここ最近の東京を中心とした全国的な新型コロナウイルス感染者数の増加傾向から、対面式と一部オンラインを併用しての開催も想定しましたが、各出展者と来場者の安全を確保する観点から、最終的に今年は新たにオンラインで2日間開催することといたしました。
開催場所や日程が昨年と大きな変更がございますが、地域の再生と活性化に向けて、ふるさと回帰フェアの取り組みが、顔の見えるマッチングの場として果たす重要性は変わらず大きいものと認識しております

ふるさと回帰フェアは、地域との新しい関係、ふるさとでの新しい生き方を探す都市住民と、日本全国のふるさとから集まる受け入れに熱心な自治体・団体が、直接出会うことのできる日本最大級のイベントであり、都市住民と地方が親密な出会いを見つけることができるイベントとして運営いたします。大都市と地方の交流を通じて、ライフスタイルを見つめなおし、これからの生き方や社会を考えることのできる場をご提供いたします。全国のふるさとの今、そして未来のビジョンに出会える本フェアに、ぜひご参加ください。

認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター
理事長  高橋 公