「かごしま「よかとこ」暮らし支援センター」移住・交流相談員 中島・寺下

「かごしま「よかとこ」暮らし支援センター」移住・交流相談員 中島・寺下

鹿児島市出身の中島さんは鹿児島と福岡で育ち、大学進学を機に大阪へ。その後は仕事の関係で広島に移り住み、現在は東京で相談員として活躍されています。自身の豊富な経験を生かし故郷の魅力を伝えるために相談員になったという中島さんに、日々の相談業務と鹿児島の魅力について話を伺いました。

中島さんインタビュー(2017年着任)

-相談員になったきっかけを教えてください。

中島さん

鹿児島県鹿児島市出身で、育ったのは鹿児島市と福岡県久留米市です。大学進学と就職で大阪に8年間、その後仕事で広島に5年間、東京には今年で6年目といろいろな街で暮らした経験があります。各地を移り住む中で、それぞれの街の魅力や楽しかったこと、大変だったことを経験しました。
以前、学生時代からとても好きだった奈良へ移住を考えていた時に、インターネットや雑誌では多くの情報を得ることができたのですが、あくまでも受け身の情報でした。情報はあるものの、実際にどう動けば良いのか分からずに移住は叶いませんでした。のちに「ふるさと回帰支援センター」の存在を知り、自身が移住を考えている時に出会えていたら…と思ったことを憶えています。

ある日、出身地・鹿児島の相談員の募集をしていることを知って、もともと人の話を聞くのが好きだったこともあり、やってみたい!と思い応募しました。新しい場所に移り住んでそこに馴染むということはとても大変です。引っ越しの度に不安を感じていた私自身の経験をこの仕事に活かしたい!と思ったことが応募の決め手でした。鹿児島出身ですが、鹿児島を離れて長く、今となっては知らないこともたくさんあるので、あらためて鹿児島のことを相談者のみなさんと一緒に知っていきたい、と思ったのも理由のひとつです。

-旅や写真が趣味とお聞きしました。

鹿児島にいた頃から写真を撮っていて、大学でも写真を少し勉強しました。風景や人物など様々な被写体を撮りましたが、季節や天候によって全く違う表情を見せる桜島はとても魅力的な被写体です。また旅も好きで、今までに海外は10カ国ほど、国内も47都道府県をもうちょっとで制覇できそうなくらい旅しました。常にカメラを持ち歩いて写真を撮って歩いています。

鹿児島で暮らしていた頃、実家では猫を飼っていて、多い時には20匹いましたので猫もよく被写体にしていました。猫のおかげで実家は自然と近所の方や猫好きの方々が集まる場所になり、地域の方とお話をする機会が多くありました。

近所の方とお話をする中で大事なのが、無理に聞こうとしないこと。相談に来て頂いた方への対応も同じで、無理に聞きだそうとしないことが大事だと思います。いきなり「移住どうしましょう?」という話をするのではなく、相談に来たきっかけや、日々の暮らしで感じている何気ないこと、趣味などの好きなことのお話をして、相談者のみなさんがリラックスできるように心がけています。

-印象に残っている相談者の方について教えて下さい。

ご両親が鹿児島県内に住んでいるので移住の候補地として考えている、という30代の男性の方から相談を受けました。最初にお越しになった時は、都会の生活は疲れますね…、という感じだったのですが、その後に鹿児島だけではなくいろいろな県のブースを訪れてお話をされて、各地の農業や林業の移住体験ツアーなどにも参加するようになったそうです。
その方がつい先日近況の報告に来てくださったのですが、最初に相談に来た時とは違って、知り合いがたくさんできました!とか鹿児島で霧島山に登ってきました!など楽しそうに話してくださいました。その方の明るい表情を見てとても嬉しくなり、最初のきっかけになれて良かったなあと思いました。

対照的な例ですが、相談に来られた時から移住の目的や場所が決まっている方もいらっしゃいます。奄美大島の瀬戸内町にご家族で移住を希望されていて、子育てを都会ではなく島で、そして地域の方と一緒にしていきたい、という方です。お子さんの進学を機に移住を目指しているそうで、それまでに旦那さんは潜水士の資格を取って現地で漁業を始めたいと仰っていました。早速現地視察に出かけるそうです。
目的が定まっている方のスピード感に圧倒されました。今後が楽しみなご家族ですので、引き続きアドバイスができればと思います。

-アドバイスする上で心がけていることはありますか?

移住は、その方の人生においてとても重要で、その後の生活を大きく変えてしまいます。行くか?やめるか?など焦って考えることはしないで、一呼吸おいてご自身のタイミングで客観的に判断することが大事だと思います。移住には良い面もあればそうではない面もあります。例えば、首都圏と比べると鹿児島での収入はどうしても差があります。

また気候の面では桜島が噴火をすれば火山灰が降りますし、台風も多く来る地域ですので、首都圏と違って大変なところも確かにあります。相談者のみなさんには、移住するにあたって現在の生活と比べてどのような変化があるかをしっかりとお伝えするように心がけています。

-鹿児島の魅力について教えて下さい。

気候が温暖で、何よりも人の温かさが魅力です。気さくに話しかけてくれる人が多いので、鹿児島に行くだけで地元の人たちに溶け込んでコミュニケーションが取れるところが好きですね。鹿児島県は南北で600kmもあり、薩摩半島、大隅半島、そして28の有人離島から成る、自然環境が豊かな地域です。薩摩半島は、観光客も多く訪れるいわゆる“ザ・鹿児島”です。西郷隆盛像や砂蒸し温泉のある指宿(いぶすき)などがよく知られています。

大隅半島は、自然が豊かで農業や畜産に力を入れている地域。本土最南端の佐多岬が有名です。離島地域は島や伝統文化を大事に守り、美しい景色が広がる地域。世界遺産の屋久島があります。暮らす場所や訪れる場所によって言葉や文化、気候、食べ物が違うのも鹿児島の魅力です。食べ物はとても美味しいと評判で、黒酢、黒糖、黒豚、黒牛など“黒”にまつわる美味しいものがたくさんありますので、ぜひ味わっていただきたいですね。甘めのたれがとろりと絶妙な両棒餅(ぢゃんぼもち)もオススメですよ!

-移住を考えている方にメッセージをお願いします。

鹿児島は、「これからの人生をどう生きていくか?」という自分らしい生き方の答えに出会える場所だと思います。企業に勤めるのも良いですし、農業や漁業、畜産業を始めることもできます。今後更なる発展が見込まれている観光業もあります。
働く場所や暮らす場所、生き方も選ぶことができるのが鹿児島です。温暖な気候、食べ物、人など魅力的な面がたくさんありますが、家族との時間を大事に、豊かな自然の中でのびのびと子育てができる環境も素敵だと思います。鹿児島で理想の生き方・暮らし方を一緒に見つけていきましょう。ぜひ一度相談にいらして頂ければ嬉しいです。お待ちしています!

 相談員紹介

左から

中島
プロフィール

鹿児島県鹿児島市出身。鹿児島市と福岡県久留米市育ち。大学進学を機に大阪へ。その後、広島、東京へ移り住む。いろいろな地域の暮らしを経験したことが鹿児島の魅力に気付くきっかけとなる。企業ショールームやシェアオフィス勤務を経て、2017年4月より着任。

趣味

旅、写真、猫

ひとこと 全国初の取り組みとなる「移住ドラフト会議」で注目を集めている鹿児島。桜島の悠然たる姿、源泉総数国内2位の温泉、黒牛・黒豚・黒酢・黒糖など「黒」に代表される独自の食文化、薩摩切子や大島紬などの伝統工芸、個性豊かな焼酎たち。たくさんの魅力溢れる鹿児島で新しい暮らしを描いてみませんか。「かごんま(※鹿児島)暮らし」が気になったら、お気軽にお立ち寄りください。お待ちしています!
寺下
プロフィール

福井県福井市出身。父の転勤に伴い鹿児島県へ移住し、大学卒業後は鹿児島で就職。のちに上京し、集合住宅の施設管理会社の勤務を経て、2023年7月より現職。

ひとこと 鹿児島と聞いて何を思い浮かべますか?西郷どん、桜島…でも鹿児島の魅力はそれだけではありません。温暖な気候、豊富な食材、温泉、世界に誇る自然と史跡、科学技術の粋を集めたロケット発射場。あげればキリがなく、まさに「南の宝箱」!このような魅力的な環境の中で、仕事や子育てをしてみませんか?気になることがあればぜひ窓口までお越しください。私は福井出身ですが、幼少期からどっぷり鹿児島の文化の中で育ちました。ご相談者に寄り添い心を込めてサポートいたします。
「かごしま「よかとこ」暮らし支援センター」移住・交流相談員 中島・寺下

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相談員からひとこと

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