ふるさと回帰フェア、東西で集客に差なし

 ふるさと回帰フェアも終わり、センタ-内の雰囲気はホット人心地ついたような空気が漂っている。各県のブースを回り、フェアの感触をヒアリングして歩いたが、多くの県が昨年を上回る移住相談者が集まったという感想を述べていた。特に子ども連れや若者が多かったという感想が聞かれた。中には移住に対する若者のハードルが下がった印象があるという相談員の話しが印象的であった。暫定的ではあるが、まだ集計していない県が多かったが、いくつかの県の相談件数は次の通り。秋田県は11ブースに146組。山形県が8ブースに97名。10ブースを開設した山梨県は125組206人と実力を示した。群馬県は2ブースで26組35人に。各会派の県議団の視察が入るなど、ここに来て動きが活発な栃木県は7ブースで123組+24人(カウントに違いがあった)、県ブースは昨年8組の相談件数が今年は13組と健闘し、手ごたえを感じたようだ。県内に3つの政令市を抱える神奈川県が移住窓口開設で話題になったが、二宮町・山北町・清川村の3自治体で1ブースを開設、49組の相談で健闘した。西日本では、京都府が3ブースに66組、和歌山県が4ブースに65名の相談。愛媛県は6ブースに130組181名。昨年実績が83組118名であったことから大幅に増加した。徳島県も7ブースに80組122名と健闘した。長崎県は2ブース24組44名、うち佐世保市が1ブースで16組21名。60歳代と30代の単身者で、Uターン希望が多かった。宮崎県は8ブース106組、うち県ブース16組22名。鹿児島県は7ブースに84組130名、うち奄美群島広域事務組合が20組31名と健闘。離島人気を裏付けるものとなった。昨年から東京国際フォーラムのイベントスペース全面を借り切って開催しているが350ブース以上は設営が難しいことからやむを得ない面があるが、本気度が高く、ブースの数を確保した県が多くの移住希望者を集めたようだ。東日本地区と西日本地区の集客にはこのヒアリングでは大きな違いは見当たらなかった。
 セミナー開催状況は、13日ウィークデーの夕方からの京都府の「『移住呼びかけ人』が語る 京都府、笠置町、和束町、南山城村の魅力と暮らし」セミナーは人がテーマで13名の参加で中身の濃いものとなった。「移住呼びかけ人」とは移住者の中から京都府が認定した移住者で、12名おり、各種イベントなどで移住をアピールしている。16日土曜は天気もよく、前の週のふるさと回帰フェアの影響もあってか、子ども連れの移住相談者が目につき、到る所で子どもたちの声が聞こえ、にぎわった。セミナーも北海道十勝 上士幌町暮らしセミナーには13組21名の参加と健闘し、盛り上がった。参加者には収穫されたばかりの自慢の男爵イモが配られた。同じく、「とっとり移住休日相談会in東京」も鳥取市、倉吉市、大山町が参加。
 17日日曜は新潟県の「にいがたU・Iターン相談会」は20名を超える参加で賑わった。長野県の「楽園信州移住セミナー ペットと一緒に長野で暮らそう!」は生憎の台風到来ということもあって、いまいちであった。
 来客は新たにまち・ひと・しごと創生本部に着任した副統括官と広報担当官などが視察に、中国地方総研と日経新聞が取材。13日には鹿児島県霧島市前田市長と懇談、南九州の移住の取り組みと課題などについて意見交換した。

ふるさと回帰フェア、1万9791人が参加

ふるさと回帰フェアも無事終わった。当日は2日とも天気に恵まれ、絶好の行楽日和でもあった。
9日の前夜祭はサンケイホールがほぼ満杯の508名の参加であった。記念講演の鈴木孝夫先生の「都会は地獄!?地方は天国!!」は言語社会学の泰斗としての縦横無尽な論理展開で楽しめた講演であった。温暖化などの地球環境の悪化などもあって、自給自足も可能な地方での暮らしこそが時代を先取りした暮らしではないかと問題提起し、最後に「志を果たして地方に帰るのではなく、志を果たしに地方に行くことがいま求められているのではないか」と語った。
パネルディスカッションは「『ふるさと回帰」と『ふるさと納税』を考える」をテーマにして行われた。須永ふるさとチョイス社長は「ふるさとチョイスは設立5年。納税額は、最近は倍々で伸びており、本来の目的を越えて行きすぎの面も出始め、見直しも行われた。ふるさと納税制度の特徴は自治体や使途を選ぶことができ、そうした面では民意を反映した、画期的な制度で、見直しを行いながら大きく育てたい」と抱負を語った。上士幌町の竹中町長は「ふるさと納税によって、地方への関心が高まった。問題は納税された財源の使い道。条例を作って、子育て支援や高齢化社会対策、都市との交流などを行った。地方交付税では町独自の政策はできず、ふるさと納税は自由に使えることが魅力、めざす町づくりができている」と納税を活用した取り組みを報告した。藻谷日本総研主席研究員は、「ふるさと納税にコメントしたことはない」と語った後に「日本人は〇と×の二者択一の教育を受けており、そうした選択肢で考えることは嫌いだ」と語り、ふるさと納税でうまくやっているところもあり、自治体によって大きく評価は異なる。問題は使い方にあるのではないかとまとめた。コメンテーターの山下准教授は、これまでふるさと納税には批判的だったと断ったうえで、「地方創生は人口減対策に尽きる。ふるさと納税は各自治体が、こうした政策のために使っていると明らかにして行うべき。ふるさと納税によって独自の政策が展開されるところに意味があるのではないか」と語り、認識のスタンスの変化を率直に認めた。このように、本質論にも入りながら、現状を踏まえた問題提起が行われ、盛り上がった。
10日の本番のふるさと回帰フェアは、2015年16,215人、16年18,176人、今年19,791人とこれまでじわじわと参加者を増やしてきていることを実感させる、手応えのあるものとなった。参加者の傾向は、①昨年比はじめての相談者の割合が高く、前向きな若者や子ども連れの相談者が多かったこと。若者の移住に対するハードルが下がった印象があった。②一人あたりの相談時間が長く、本気度の高い相談が多かったこと。③子ども連れの相談者も例年になく多かったこと。④相談件数は各県ごとにバラつきがあり、山梨・長野・福島・鳥取など多くの県で昨年比倍増。初参加の日常的に受け皿の整備やセミナー開催などで首都圏での取り組みが少なく、認知度ももう少しの自治体は苦戦したようだ。お祭りとしてのフェア参加も必要だが、結果を出すためには日常的な情報発信の重要性が改めて感じさせるものだった。
当初、2万人の入場者をめざしてこのフェアを準備してきたが、209人目標に届かなかったが、健闘したといっていい。ただ、救いは、相談内容が本気で移住を考えている参加者が多く充実しており、参加自治体からも手応えがあり、いいフェアだったとの評価をいただいたことであった。詳細の報告や総括は後日改めて行うことにしたい。

前夜祭当日、初めて大がかり的に東京交通会館の12階イベントホールや3階グリーンルームで行われた岡山市他の「おかやま合同移住相談会」は100組161名の参加、香川県の「香川県移住フェアin東京2017」126組166人、広島県「ひろびろ広島くらしフェア」 広島広域都市圏編は初めての試みで133組163人の参加。長野県南信州地域の「長野の南の理想郷♭南信州プレミアム移住相談会」は41組58人の参加と4県とも健闘が目立つ相談会となった。

ふるさと回帰フェアをのぞいてみよう!!

 8月は記録的な長雨。過去最高の27日に並ぶとか、雨ばかりの印象が強い夏だった。そして9月、忘れていた夏の暑さが戻ったようだが、朝夕の涼しさは夏のそれとは違う。今年は例年と比べ、「ふるさと回帰フェア2017」の開催日程が早く、今週末の9日が前夜祭、10日が本番となっている。今日6日の朝日新聞全国版の社会面に4段の広告を打った。
 9日の前夜祭は午後3時から第1回ふるさと回帰フェアの会場でもあった大手町のサンケイホール。事前予約となっているが会場はまだ余裕があるようだ。是非、ご参加を。前夜祭の日程は記念講演とパネル討論です。記念講演は言語社会学者として知られ、多くの著書がある慶応大名誉教授の鈴木孝夫先生。テーマは「都会は地獄!? 地方は極楽!!」という大胆なもので話しの展開が期待される。パネル討論は「ふるさと回帰運動とふるさと納税」をテーマに、ふるさと納税サイトで断トツトップの「ふるさとチョイス」の須永珠代社長、ふるさと納税額で数年前まで北海道トップで、ふるさと納税を活用し、子育て支援の強化や生涯活躍できる街づくりなど独自の町政を展開し、注目される上士幌町の竹中町長、名著・里山資本主義で知られる日本総研の藻谷浩介主任研究員の3名がパネリスト。コメンテイターは首都大学東京准教授の山下祐介先生と、意欲的なメンバーとなった。コーディネーターは高橋が務める。須永さんとは8月発売の中央公論9月号で短い対談をすでに行っており、その中で、ふるさと回帰運動で有為な人材を地方に案内し、ふるさと納税で資金を地方に提供し、21世紀のふるさとづくりを展望しよう、となったことを受けて、実践派の竹中町長と全国各地を精力的に回り、地方自治体の現実を直視している藻谷さんにふるさと納税の評価をしていただき、さらにふるさと納税の望ましいあり方を語っていただければと思っている。山下先生には、ふるさと納税のあり方の議論が最近活発ですが、この現状を踏まえ、地方創生とふるさとの納税の関係を地方行政の専門家の立場で評価していただければと考えている。
 10日の「ふるさと回帰フェア」本番は、4回目となる有楽町の東京国際フォーラム。全国から350自治体が出展。多くの自治体から参加希望があったが、会場のスペースの関係でこれ以上の自治体の出店は無理。来場者は昨年を上回る2万人を見込んでいる。今年に入ってからのふるさと回帰支援センターでの移住相談数を考えると十分達成可能な参加人数と考えており、ゆっくり相談したいという希望の方は午前中の参加を勧めたい。今年の目玉は、会場内のミニステージでの地方移住初心者向けセミナーで4つのミニワークショップが開催される。①地方移住のはじめ方、②新規就農のはじめ方、③狩猟生活のはじめ方、④ゲストハウスのはじめ方、と初心者向けの実践編となっている。また、ふるさと回帰支援センター設立団体によるブースも開設されるなど、盛沢山となっている。
 月末から月初め、栃木県、富山県にお邪魔した。栃木は地方創生会議での全国状況の講演。北関東3県が全国的に見た場合若干この運動が遅れ気味ということからおじゃました次第。また、富山は「くらしたい国、富山」推進本部会議のメンバーに2年前からなっていることから、これに参加。秋晴れの富山は山紫水明そのもの。黒部・立山もばっちり、その雄姿を現し、「くらしたい国・富山」そのものを感じさせるものがあった。来客は徳島県三好市黒川市長、静岡県焼津市中野市長の来訪があった。また、栃木県議会経済企業委員会の視察もあり、栃木県もいよいよ本格稼働の気配が出てきた感がある。セミナー紹介は今回はお休み。

滋賀県議員団、移住への期待高し

8月も終わろうとしている。ここ2~3日、東京は夏が戻ってきたような陽気ではあるが、照りつける太陽の光はすでに真夏のそれとはちがう様な気がする。
7月から移住相談員を配置した滋賀県の県議団の視察が続いた。3日には自民党県議団が、23日には野党系の「チームしが」県議団が。そして24日には西嶋副知事にそれぞれ視察いただいた。期待の大きさを感じさせる動きである。滋賀県は大阪のベットタウン的な役割を果たし、人口減も大きくはなかったがここに来て、それが増加傾向にあることから移住政策の強化に踏み切った感がある。副知事にも腰を据えた取り組みを要請した。また、24日には青森市議1名が視察に、初めてのことで、じっくりと青森の県内の受け入れ状況と現状を話した。
今月発売の9月号の中央公論に9月9・10日の「ふるさと回帰フェア2017」に合わせた広報活動の一環として、7県3市1町1村の協力を得て行った特別企画「今、地方活性化のためになすべきこと」に資料請求はがきを付けたが、この反響が出始めている。岐阜県移住相談員からこのハガキの返信があり、「反響があるというのはうれしいですね」との声が上がった。この企画は昨年に続くもので、次年度も計画中。次年度概算要求での広報戦略の一部として予算化をご検討いただきたい。ふるさと移住関係の広報で福井県が高速バスの座席ポケットに、お盆に福井市で開催する移住相談会と各地の移住相談窓口案内を掲載したリーフレットを入れた。特急しらさぎ、サンダーバードにはドア横に移住ポスターを掲示、それぞれ反響が大きかったとの報告があった。こうしたきめの細かい知恵を出した広報活動は効果が表れやすく面白い。
ふるさと回帰フェアの広報も順次展開され、首都圏の京浜東北線の車内広告が9月4日から10日まで行われる。また、朝日新聞社社会面全国版には5段組みの広告が9月第1週、テレビ欄には8月最終週にそれぞれ掲載される。東京・毎日・読売・日経・サンケイの各紙には都内版広告伝言板に囲みの広告がそれぞれ掲載予定。他にWEB広告が展開されることになっている。
セミナーも25日は金曜日にもかかわらず、初開催の北海道遠別町他の「きた北海道~留萌地域~」、「山口移住就職セミナー」、「先輩移住者アキタライフ交流会③」、「静岡市U・Iターン転職セミナー」がそれぞれ開催される。26日も青森県合同フェアなど6回、27日も徳島県の「海陽町に住みましょう!」など3回が開催される。

ふるさと回帰フェア2017へ準備急ピッチ

 6日間のお盆休みも終わった。同じように、夏も終わったかのような雨が降っている。40年ぶりの長雨になっていると天気予報は報じている。日照不足もそろそろ語られ始め、夏野菜も値上がりしているとのこと。東北出身の私には、こうした天気は辛く、「ヤマセ」が吹いていると思う。「ヤマセ」は冷害に直結すると言われてきた。事実、このままでは今年はコメが値上がりするとの声も聞かれる。40年前には何をしていたのかと考えたら、30歳を前にしたこの年の9月から自治労本部に入職した年であることに気がついた。あの年はこんなに雨が多かったのか記憶にはない。ただ、過去をそれなりに整理し、労働運動に一生を賭けようと決意した年であったのは事実だ。そして、40年。過去は遠い。
 お盆休みで一週間、事務所を閉めたが、それでもセミナー開催は38回も予定されている。内訳をみると北海道から長崎県まで、29県がセミナー開催を予定している。よく分散していると思う。ただ、ここに来て、セミナー会場が取りにくいとの声も聞かれる。何とかしたいと考えるが、スペースの問題であり、妙策はない。ただ、今月のセミナーのラインアップを見ると3階のグリーンルームでの開催が4回予定され、費用が掛かるがここでの開催も一つではないだろうか。さらに、これまた費用が掛かるが6階のLEAGUE有楽町を借りるのもあるかもしれない。あるいは、今月も長野地域や北海道遠別町ほか、福島県相双地域、山梨県山梨市・甲州市・笛吹市のように地域で開催することも集客を考えると有利なのではと考えられる。テーマを明確にしてセミナーを開催すれば移住希望者は集まる。それだけニーズが高くなっているといっていいだろう。また、ほかの場所で開催するセミナーよりふるさと回帰支援センターのある有楽町に移住相談に来る人はレベルが高いという評判もあるとか、是非、東京交通会館でのセミナー開催を考えていただきたい。
 お盆明け2日目。来客も増え始めている。時々、立ち寄られる栃木県小山市の大久保市長が顔を見せた。和服姿がよく似合う市長で、3月いっぱいで農協中央会に戻られた小山市在住の大森事務局長がいないのを残念がっていた。また、愛媛県のきくち県会議員も視察に来られた。栃木県の総合政策監も30日の「とちぎ地方創生推進会議」での講演の打ち合わせにも見えられた。移住相談も家族連れが幾分多いような気がする。
 9月9日、10日の「ふるさと回帰フェア2017」まで残すところ20日。ポスターやチラシの配布も終了し、前夜祭の出演者のチェックを行ったり、パネルデスカッションの詳細を確認したりと忙しくしている。特に、9日のフェア前日は東京交通会館12階で岡山市と香川県がそれぞれカトレアサロンAとB、広島県がダイアモンドホールで、南信州広域連合3階のグリーンルームでそれぞれ移住相談会を予定しており、ふるさと回帰支援センター職員も大忙しになりそう。前夜祭は大手町のサンケイホールで参加申し込みを募集中。終了後はふるさと回帰支援センター結成15周年のレセプションも予定され、大忙しの2日間となりそうである。是非、前夜祭への参加を申し込むことをお勧めしたい。

7月、移住相談が4838件と過去最高に

 さんざん気をもませた台風5号は日本海に抜けたようで、東京は晴れてきた。空は高く、秋さえも感じさせるような空模様だ。まだ、十分に夏を堪能していない。夏が往くのは早すぎると思った。ふるさと回帰支援センターは11日から6日間のお盆休みに入る。せめてお盆くらいはふるさとに帰ろうということで休みにしてから何年になるのだろうか、ふるさと回帰支援センターらしい、いい作風になってきていると思う。今日、一人ひとり声をかけて歩いたが、皆さんそれなりに、ふるさと回帰する気持ちになっているようであった。是非、英気を養い、秋の陣に備えていただければと思う。9月に入ればすぐに「ふるさと回帰フェア2017」、担当はふうふう言っているが準備もなんとか整えつつある。
 今日、7月の移住相談件数が明らかになったが、なんといきなり4838件と過去最高を記録した。理由は明らかで、62回とこれまた過去最高のセミナー開催実績である。しかも、富山・山梨・長野・和歌山・島根・岡山・広島の7県が全県規模のセミナーを12階のイベントホールを借り切って開催したことが大きかった。特に山梨県の558名、長野県356名、富山県263参加のセミナー開催が大幅増に寄与した形となった。個別面談では、山梨57件、静岡55件、北海道46件、長野45件、秋田34件、福岡32件、鹿児島30件となっている。その他、長崎・神奈川・広島・宮崎・和歌山・鳥取・群馬と続き、移住地域人気ランキングを反映したような順番となっている。
 8月第一週のセミナーは8回。5、6日と4回ずつの開催となった。5日の土曜日は栃木、群馬の北関東の両県が一回ずつ開催。この両県、ここに来て動きがいい。栃木は、この間テーマを絞った企画でセミナーを開催し、今回も「移住×お店のはじめ方―栃木で見つける『自分らしい』くらしー」と地方でお店を開きたい人を対象に、予定時間を越えて意見交換を行って盛り上がった。参加自治体は宇都宮市・鹿沼市・真岡市・益子町・高根沢町の5市町で16組19名の参加。群馬は「ぐんま暮らし相談会」を開催し、中之条町の定住コーディネーター、高山町の地域おこし協力隊として村の文化や伝統を発信している方、Uターンした前橋在住の新幹線通勤者などから、それぞれ定住の経験談を聞いた。参加市町村は3市6町3村。また、佐賀県も「佐賀の『食』と暮らしに触れる」としてあんことお茶を楽しみながら、盛り上がった。19組22名の参加。6日は秋田県が「先輩移住者アキタライフ交流会①かづのclassy~秋田の晴れの日レシピ~」を開催。13名の参加。この企画は、18日と25日の3週連続企画となっている。
 26日土曜日は初の青森県移住フェアを三村知事も参加して3階グリーンルームで開催予定。乞うご期待!
 また、10日発売の中央公論9月号で、この間各県などにお願いしてきた広告と対談の特集が掲載される。対談は9月9日の前夜祭のパネリストでもあるふるさと納税推進に取り組むふるさとチョイスの須永社長と私の対談が掲載されているので是非ご覧になってください。よいお盆休みを!

大阪フェアに1904組3259名が参加

忙しかった7月も往き、8月4日となった。迷走を続けた台風5号も動き始め、1週間以上も梅雨が逆戻りしたようなはっきりしない関東地方の天気も、来週には夏の晴天が戻るのではと期待している。
過日、視察に来ていただいた北海道歌志内市の議員から自慢のたけのこの水煮の瓶詰めと塩漬けのフキがたくさん送られてきた。職員は大喜びで調理法を話し合っている。また、能登の志賀町からはスイカの差し入れもあり、二日にわたって味見をし、夏を満喫した。山梨県のブースには今年で3年目となる鉢植えのぶどう・デラウェアが今年も置かれ、秋近しを実感させられている。かつて、私が勤務していた自治労にも全国各地の季節の産物などが届けられ、大いににぎわっていた。ふるさと回帰支援センターのいまは、そうした往時をしのばせるほどに人の出入りが多く、各地の名菓・名産品などが寄せられている。
来客が相変わらず多い。夏休みに入っていることもあるのかもしれないが、一方で国の次年度概算要求が佳境に入っていることもあり、その要請行動のついでにということかもしれない。この間も鹿児島県町村会の町村長14名、北海道上士幌町竹中町長、広島県世羅町奥田町長、同議会議長、同府中市長、栃木県塩谷町長、宮城県白石市山田市長、岐阜県中津川市部長、埼玉県農林部副部長、宮城県課長、長野県飯山市農政課長、栃木県担当課長、滋賀県自民党県議団18名などの視察や訪問をいただいた。一様に、移住相談者の多さと若者の移住希望者が急増していることに驚きの声を上げられていた。

今年の東京でのふるさと回帰フェアは9月9日が前夜祭、本祭は10日。前夜祭の場所は大手町のサンケイホール、本祭は有楽町の国際フォーラム。ポスター・チラシも出来上がり、順次、発送を始めている。詳細はHPを参照していただきたい。今年のポスターの原画は初代理事長の立松和平君の令嬢・山中桃子さんの手を煩わせた。東京に先駆け、大阪は7月29日に天満橋の大阪マーチャンダイズマートで約200団体の出展で開催された。来場者数はほぼ昨年並みの1904組3259名。大阪でのフェア開催の定着を実感させるものとなった。

7月最後の週末のセミナーは10回の開催。28日金曜日は長野県南信州地域の飯田市や最南端の天竜村など7市町村が「南信州暮らし♪~いいとこなんだに、おいなんよ 南信州~」が開かれ、16組19名が参加。29日は広島県が「HIROBIRO 広島暮らしフェア自分らしく働く 自分らしく暮らす」を県下20市町の参加で、12階ダイヤモンドホールで開催。県庁が自分の足で掘り起こした県内20社以上のとっておきの仕事情報を提供するなど、思いのこもったフェアとなった。参加者は30歳代中心の101組130名。同日は、新潟県小千谷市が「ふるさとおぢやUターン交流会」を開催。当日参加を中心に11名の参加。継続した取り組みが望まれる。30日の千葉県の「ちょうしがよくなる銚子と旭の移住セミナー」は移住者のゲストトークと「新しい生活の魅力と不安」をテーマにしたクロストークの2本立て、21名の参加と盛り上がった。

7月のセミナー開催62回と新記録

 東京も先週、梅雨が上がった。毎日、激しい暑さにめまいがしそうな陽気となっている。7月も残り少なくなったが、今月は毎週末のセミナー開催が花盛りで、月に62回という記録的な開催実績となった。1日に7回もの開催となった23日は、3階のグリーンルームでしまねUターンIターン相談会、8階セミナースペースAでは栃木県の「キッカケをつくる場#01とちぎで見つけたわたしのローカル」と静岡県南伊豆町「南伊豆移住起業塾2017事前説明会」、セミナースペースBでは石川県七尾市「田舎(能登)で生きる。~地域の仕事のつくり方」と「かごしま暮らしセミナーin東京」、12階カトレアサロンでは「オール山梨[移住セミナー&相談会]山梨相談会」、ダイヤモンドホールでは「第1回東北U・Iターン大相談会」と5会場で一斉に開催された。また、有楽町駅の反対側の国際フォーラムでは「やまぐちのわいわい楽しい暮らしを実感!やまぐち暮らしフェア」が知事をはじめ8市1町の市長・町長が参加し、県下全19市町村が勢ぞろいする形で初めて開催された。また、国際フォーラムの地下のイベントスペースでは「新農業人フェア」も開催され、有楽町は1年に1回あるかないかの移住関連イベントエリアと化した。12階のオール山梨のセミナーは全自治体が参加してのセミナーで、昨年人気ランキングNO1の貫録を見せて512名を集め、賑わった。ブランド品の桃も即売され、彩りを添えた。東北U・Iターン大相談会は初めて東北6県が勢ぞろいし、258組302名と昨年の北東北フェアの倍の人数を集め、気を吐いた。ただ、両方とも移住相談に訪れる人が少ない自治体もあり、課題を残した。そうした自治体こそ移住者が必要な面もあり、集客に更なる工夫が必要なことが確認された。この東北大相談会は、一昨年、昨年と北東北3県で開催してきたものをスケールアップして開催したもので、次年度以降に期待を感じさせるものとなった。
 7月に入って、長野と静岡両県の市町村デスクが再開されている。それぞれの移住者の受け入れに熱心な自治体の移住担当者が交代で両県デスクに座り、移住相談に応じる仕組みで、この方式は山梨で成果を上げている。長野は7月に入ってまず人気の飯山市からスタートを切った。こうした日常的な取り組みが成果につながっているということを実感させられる取り組みである。また、21日は北海道歌志内市議団の視察があった。歌志内市は日本一小さな市として知られるところで、かつては炭鉱の町として栄え、人口も4万を超える市であったが、炭鉱閉山後徐々に人口が減り、現在は4000人を割り込むところまで来ている。現地を見ずに軽々にものをいうことは控えなければならないが、まず地元の人が動き出し、それを周りから支える仕組みを作ることが前提のような気がする。聞くところによると、春の山菜は自慢できるということなので、まずその時期に移住体験ツアーを山菜取りとその加工をセットにして実施してはどうかと提案した。具体化のためには、せめて受け皿を作ってほしいとお願いした。乞うご期待!!23日には宮城県栗原市議会議員の視察もあり、上記のセミナー開催の様子を見て、移住希望者の多さにも驚き、受け入れ態勢の整備を確認して帰られた。宮城県は他県に比べ、若干取り組みが遅れ気味ということもあり、何か期するものがあったようである。

高知、社団法人で移住受け入れ組織立ち上げ

 まだ、梅雨あけは宣言されていないが、酷暑が続いている。そうした中で、来客が続いている。過日は、高知県の担当課長が来た。移住促進・人材確保のための体制強化を図るとして、あらたに一般社団法人を7月に立ち上げることにしたとのこと。役員体制は代表理事に副知事を置き、副理事長・専務理事・理事・監事。設立時の社員は県、全市町村、農協・漁協・森林組合・商工会議所・県社協・県宅建協会など各産業団体8団体など43団体。運営資金は基本的に県からの補助金。業務内容は、移住相談・中核人材確保・U Iターン就職などの相談窓口の一元化、移住や就職に関する情報発信、関連イベントの実施、市町村の移住相談員の人材育成など。全国では初めてのケースで、従来まで県や市町村の担当者が人事異動などで変わることによって、一時的にも取り組みが停滞することが課題になっていたが、こうした全県的な移住・定住の推進組織が立ち上がることによって、こうした停滞が一掃されるとともに、経験が蓄積され、人材育成にもつながることになる。こうした組織は全国的にも例がなく、画期的で意欲的なことといえる。また、石川県企画振興部長、富山県観光交通局長、三重県副知事、高知県梼原(ゆすはら)町矢野町長が表敬訪問。視察も佐賀県嬉野市市議団、北海道足寄町議員団、長崎市市議団、島根県公明党県議団、秋田県由利本荘市議団、山梨県北杜市議団があった。梼原町は、坂本竜馬などが脱藩したときに通った道があるところで知られ、町が無償で空き家を借り受け、その後空き家を35戸もリフォームし、格安料金で移住希望者に貸し出すなど、いくつかの画期的な取り組みを行っている。
 セミナーも先週は9回開催され、15日の土曜日は長野県の山ノ内町と木島平村の「美味づくりをなりわいに!農業移住相談会」を行い、農業で移住した人を含め、4名の農家の経験談を聞いた。参加は11家族18名。他に早稲田の学生4名も学びたいと木島平村に連絡し、参加。この日は北海道と福井県の地域おこし協力隊の募集フェアもそれぞれ行われ、双方の募集フェアに参加者が参加する光景も見られた。福井県には12名の参加。16日は、やまなし暮らしセミナー「おひさまのくに 山梨 子育て移住セミナー~森のようちえん~」5家族10名の参加。山梨県は9月県議会に子育て条例が議員提案で出される動きもあり、関心が高まっている。他に静岡県の「海と暮らすセミナー」も下田市、御前崎市、牧之原市、吉田町など3市1町の参加で行われた。下田市は初参加で、移住ニーズが高くなっていることを知ってもらうだけでも参加してもらった意味があったと担当相談員は語っていた。吉田町は大井川の河口近くに位置し、ウナギ屋が多いことでも知られる。なお、今週末の23日にはオール山梨移住セミナー&相談会が予定され、「山梨が移住先人気No1の理由を見に行こう!!」とキャンペーンが展開されている。当日は、東北6県の移住相談会や山口県の移住セミナーも有楽町の国際フォーラムで予定され、合計7回の移住セミナーが企画され、有楽町はふるさと回帰支援センター主催のセミナーで埋め尽くされることになる。ふるさと回帰支援センターのHPを確認し、是非あなたの移住先を探しに有楽町まで足を運んでいただきたい。

夏を前に、6月の移住相談3000件突破!

 九州北部の集中豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 さて、この程、6月の移住相談件数が明らかになったが、なんと昨年11月以来の2回目の3000件超えを達成した。例年、夏場には移住相談が増加する傾向にあったが、6月の3069件は運動の弾みにもなり、評価できるものだ。今月も順調に相談件数は伸びており、7日の夕方からは福岡県が「ふくおかよかとこ移住セミナー」七夕スペシャル「星に願いを」この夏、福岡県で出会うお試し住宅利用の暮らしを開催し、15名を集めた。この日は、徳島県もとくしま移住セミナー「魅力体感!徳島移住体験ツアー事前セミナー」を開催し、ゲストには高校野球で有名な池田高校蔦監督のお孫さんに当たる映画監督の蔦氏が徳島の魅力を語った。32名の参加。8日の12階のセミナースペースを使った長野、和歌山両県のセミナーはにぎわった。
 長野県は県内25市町村が参加し、「信州で暮らす、働くフェア 長野県最大級の移住イベント」と銘打って開催し、223家族313名が参加。さすが人気の長野県という感じであった。和歌山も「和歌山×ナリワイ×暮らし展~つながる ひろがる わわわの日~」として、昨年比約3倍の255名を集め、人気ランキングベスト20入りに意地を見せた。他にも、静岡市が「暮らしたい場所で思い切り働く」U Iターン転職相談会を開き、14名を集めた。京都府も「京都丹後の豊かな地域と人をつくるこれからの暮らしのデザイン」を開き、27名とそれなりの集客があった。南房総市&鴨川市 移住・二地域居住セミナー 千葉房総で海のある生活をデザインしよう!も季節感の出た企画で盛り上がり、23名を集めた。鹿児島県のSaturday Talking―女(おごじょ)たちのかごしま移住―も3月まで鹿児島県の移住相談員でUターンした方が中心で15家族19名を集め、手応えのあるセミナーとなった。
 9日も岡山と富山の両県が12階セミナースペースで県を挙げてのセミナーを開催、競い合った。岡山はさすが果物王国と言われるだけあって、マスカットとピオーネ、白桃の試食会までやって集客。158名を集めた。富山は県下全市町村が参加し、人気急上昇中の県らしく、「笑顔で!」「おもてなし!」の掛け声をかけながら移住相談に取り組んだ。各自治体とも先輩移住者が同席し、移住相談に応じ、さらに県内20の企業も参加し、就職相談に応じていた。意気込みの感じられるセミナーとなった。参加263人。
 他にも、茨城、熊本、栃木の各県もセミナーを開催。特に茨城県は第1回いばらき暮らしセミナーを日立市・石岡市・大子町など6市町が参加して、「おいしい『さとやま』暮らしはじめませんか」を開催し、30名を集めて、次につながるセミナーとなった。
 今週は議員団の視察も多く、愛知県田原市議団、青森県三沢市議団、大分県玖珠町議員団、新潟県佐渡市議・東京都八丈島町議、静岡県小山町込山町長、徳島県美馬市藤田市長から視察をいただいた。中でも、移住の取り組みが4年目に入った青森県からは初めての視察団が来局し、移住の現状を1時間にわたって説明申し上げ、「知らなかった」の声が聞かれる、実りある視察をいただいた。ありがとうございました。このように、移住の取り組みはこれから夏場に向かって、さらに盛り上げっていく。1つでも多く市町村がこのふるさと回帰運動に参加しますと手を上げていただきますようお願いしたい。