東京にいながら大好きな北海道と関われる。「移住相談員」という仕事の魅力
2022年、相談員になって7年目を迎えた大貫さん。育休が明けて、現在は子育てと相談員の仕事を両立しています。ふるさと回帰支援センターは子育て中の先輩ママさんも多く、子育てに関して不安があった時はいつでも相談できる働きやすい環境だと話してくれました。

北海道専属移住相談員 大貫
- 出身
- 神奈川県川崎市
- 勤務開始
- 2016年10月
- 前職
- 営業職(埼玉県の地元密着型のフリーペーパー)
- 将来のビジョン
- 大好きな北海道と関わり続ける
北海道との出会いについて教えてください
父が大の自転車好きで、小学4年生の時に父と兄と3人で神奈川県から新潟県まで5日間の自転車の旅にでました。2年後の6年生の時も、同じ3人で新潟県から北海道の宗谷岬まで、14日間、自転車で旅しました。その時に北海道が大好きになりました。分かってはいたけど北海道は広くて、自然の規模も大きいんです。ご飯は何を食べても美味しくて、地元の人は「頑張れ」と声をかけてくれる、温かい場所だなと思いました。
就活の際に、大好きな北海道で働くことも視野に入れましたが、「関東でキャリアを積んだほうが良いのではないか?」という思いもあり、関東で就職することに決めました。
これまでどんなお仕事をされていましたか?
新卒で、埼玉県のフリーペーパーの営業の仕事に就いていました。地域密着型の仕事で、広告営業のために地域にあるお店を新規開拓し、地元の人向けに情報を発信する仕事です。入社1年目から自分でやりたい企画を考えることもできたので、自由に楽しく働いていました。

なぜ移住相談員になろうと思ったのでしょうか?
埼玉県で勤めながらも、大好きな北海道に関わる仕事がしたいと心のどこかで思っていました。ふと、インターネットで「東京勤務・北海道・求人」とキーワード検索したところ、ふるさと回帰支援センターの北海道相談員の求人を見つけました。東京にいながら北海道に関わる仕事がしたかったので、すぐに応募しました。
移住相談員を続ける上で、嬉しいことややりがいはありますか?
移住相談に来られた方が、北海道に移住したという話を聞くと嬉しくなります。移住は、人生の中でも大きなターニングポイントです。そのことに携われているのでやりがいもあります。相談者の方の前向きな気持ちを、後押しできるように対応しています。北海道の移住希望者はIターンの人も多くいます。私が北海道出身者ではないからこそ、相談者の方と同じ目線で、気持ちに寄り添って考えるようにしています。
移住相談員をする上で心掛けたいことは何ですか?
相談者の方に寄り添った相談や、多くの選択肢を出せるようにしたいと思っています。相談者の方を思いながら、「自分だったら…」と考えながらお話ししています。
受け入れ側がどのような人に来てほしいかなど、自治体との連携も図りながら、現場の声を届けていきたいです。相談者の方と移住先の中間に立つ、橋渡しのような人になりたいと思っています。
仕事と子育ての両立について教えてください
毎日大変です。保育園に通う子どもがいるので、時短勤務の制度を利用しています。子どもはよく風邪をひいてしまうので、途中で仕事を切り上げないといけないことも少なくありません。そのため、仕事を効率よく進めようと一層意識するようになりました。
相談員の仕事は移住相談の対応だけに限らず、セミナーやイベントの運営、北海道内の各自治体との問い合わせなど多岐に渡ります。同じ北海道ブースの相談員さんの理解と協力をいただきながら、なんとか働いています。
子育てをしながら、仕事を続ける理由は何ですか?
「北海道が大好きだから」に尽きます。また、移住相談にのる上で子育てという視点も加わりました。子育ての大変さを実感するようになり、育児でバタバタな日々の中で移住先探しをする苦労や、移住先での子育て環境などを考えながら相談にいらっしゃる方の気持ちがわかります。そのため、より親身になって移住のお手伝いをしたいと思います。

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