2024年3月

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離島の首長に会い、運動参加を要請

東京の桜は開花宣言が遅れている。暖冬だったが、3月は寒暖の差が激しく、昨年より遅れている。でも、桜はいい。季節もあるが、いよいよという気にさせられる。3月も下旬になると、東京交通会館は例年、桜が咲いたような賑わいを見せる。12階のイベントホールで各種専門学校などの卒業式が執り行われ、きれいに着飾った卒業生が集まるからだ。さあー、これからはいよいよ社会に出ていくのだ。頑張れと心からの声援を送りたい気持ちになる。今年もそうだった。 26日は広島県大崎上島町に日帰りで行った。平成の合併で大崎町、東野町、木江町が合併して20年となることから記念式典での講演を頼まれた。町長の谷川氏は元の県庁の移住担当者で、その頃から親交がある。当日は生憎の雨。夕方からは広島空港が中国山地の中にあることから霧が出て、飛行機が遅れた。しかし、過日「100万人のふるさと(情報誌)」で対談した全国町村会吉田会長や全国離島振興協議会副会長の大山鹿児島県三島村町長、箕野北広島町長などとお会いでき、良かった。全国の町村の置かれている現状を考えるとき、ふるさと回帰運動の重要性は自ずと明らかだが、残念なことに、926ある町村の中でふるさと回帰運動参加の町村は25%の229に過ぎない。この運動への参加を要請し、さらにこの運動の輪を広げたいと切に思った。 3月の移住セミナーは今のところ50回。昨年の69回に比較すると少ない。23日の「やまなしで暮らす移住相談会~気になる山梨のこと1日でまるわかり~」はなんと59組83人の参加で、セミナールームは人であふれた。参加自治体は10自治体、企業が8団体で、前段にミニセミナー「空き家の再生」、「山梨での暮らし」、「参加自治体のリレーPRタイム」のテーマで行い、個別相談会につないだ。春先に移住を考える人が増える傾向があってのことだが、企画が良かったようだ。24日は奈良県が「奈良で働くセミナー相談会~奈良で働いてみませんか、暮らしてみませんか~」を開催。参加者は単身者から子育て世帯、セカンドライフの方まで多様であった。土日に奈良県の就職相談を直接受けられる機会で、相談枠は早々に満席となった。県はセンターにブースを開設してないが、こうしてセミナー開催の実績を積み上げてもらうことは嬉しいことで、集客もあって次につながることを期待したい。 取材、来客は15日に栃木県の下野新聞の取材があった16日群馬県議会大和議員が視察。日テレの「news every.」が取材。19日は山口県の観光政策課木安審議官が上京、あいさつ。午後は福島県副市長会でふるさと回帰運動の現状を報告。福島県は14あるすべての市の会員化を達成している。その後、県町村会事務局長にあいさつ、意見交換した。22日は若井、豊岡両監査と打ち合わせ。24日は公明党福重衆院議員が視察に、令和6年度からの移住関連予算の概況を聞いた。長野県南木曽町移住担当と懇談。3名体制で移住者の受け入れに対応していると報告を受けた。テレ朝取材。議員視察。奈良県人材活用推進室補佐とあいさつ。

セミナー報告 3月12~17日

3月12日~17日は、9回の地方移住セミナーを行った。 12日は、愛媛県が「愛媛県の魅力…お伝えします‼ ~愛媛県にしか住んだことのない生粋の愛媛県民が語る“愛媛の魅力”~」をオンラインで開催した。東予・中予・南予地域の映像を見せながら、それぞれの地域の特徴を紹介。いつものセミナーではあまり語られない一歩踏み込んだ話題を、ゲストの実体験に基づきながら展開し、19名の参加者からは事前質問を含め多くの質問が寄せられた。 15日、群馬県が「大きい村と小さい村を巡るオンラインドライブツアー in 吾妻エリア 高山村&嬬恋村 『楽しいだけじゃない』田舎移住~冬編~」をオンラインで行った。吾妻郡の端から端の風景が一気に分かるドライブ動画と、エリアの両端に構える高山村民と嬬恋村民のトークセッションを実施し、『子育て』『仕事』『住まい』をテーマに、村暮らしのリアルについて伝えた。28名が視聴した。 東京都青梅市は「青梅市移住・定住セミナー~街と里山が交わる陸の汽水域~」を会場とオンラインのミックスで開催。都心への通勤も可能であり豊かな自然と歴史の色濃く残る青梅市で何ができるのだろう?をテーマとした。ゲストは音楽家の金井さん。3年前に都心から移住したきっかけや現在の活動、暮らしについて語った。質問には市職員、移住者、それぞれの目線での回答があり内容の濃いセミナーとなった。参加者は6名。 16日、福島県は「田舎がいいの?地方都市がいいの?学びと交流の3時間 地方で子育てを考えはじめたひとのはじまりのセミナー」を開催した。あえて「福島」を前面に出したり、いわゆる「支援」をPRせず、移住希望者が共通して知りたいと思うテーマを打ち出した。目の前の数年ではなく数十年先のことも考えて移住を検討してほしいという思惑から、地域で子育てをするゲストと、その環境で育った子供をゲストを招き、経験談を語ってもらった。参加はキャンセルが相次いだ結果、夫婦1組となったが、参加者の満足度は非常に高かった。 宮城県名取市は「なとり移住・定住リアルトークフェア ~何でも便利で子育てしやすいまち~」を開催した。1名のみの参加だったため、予定していたゲーム大会は中止し、名取市の紹介および移住相談会を実施した。相談者からは具体的な居住場所についての質問などが出た。担当者の人数(3人)の方が相談者を上回る形となってしまったが、終始和やかな雰囲気で進んだ。告知期間が2週間と短かったことと、内容に目新しさがないことが結果につながらなかった要因と考えられる。市の担当者との連携が必要だったと反省する。 新潟県魚沼市は「地域おこし協力隊募集セミナー&移住セミナー」を開催した。現役の隊員が、現状説明をおこない、市からは協力隊新規募集案内と市の支援策説明をおこなった。参加者は1名で、魚沼の魅力や市の移住支援についてざっくばらんな意見が出て、移住希望者目線の要望などをじっくり聞くことができた。 長崎県は「食の宝庫 長崎県 ~雲仙市×壱岐市×対馬市コラボセミナー~ 『食』を通じて地域を知ろう!」を実施した。知らない、行ったことない地域を知ってもらうには、『食』が面白いのではと思い設定。市の担当者(U・Iターン者)に話を聞いた。急きょ壱岐市の担当者の出張が入った為、現地の夕陽と海を見てもらいたいと考え、海の近くから中継してもらった。座談会では、雲仙市の湯せんべい、対馬市の蜂蜜、壱岐市のシモン茶を試食。個別相談会では堅苦しくなり聞けない事も、座談会になるとざっくばらんに話ができ、担当者と直接話すことで長崎県民の人柄が伝わったと思う。参加者は20代~70代の10名。 17日、北海道函館市が「函館市バス運転手合同就職相談会@東京」を開催した。これまで函館で現地開催してきた相談会を、今回は東京会場(センター)と同時開催。首都圏在住者をターゲットに、道外からの移住・就職につなげることが狙いであった。相談会には道南に拠点のあるバス会社8社が出展。東京会場(センター)と道南会場をオンラインで繋ぎ、バス会社の担当者との個別相談を実施。参加人数こそ少なかったものの、3名中2名が現役でドライバーの仕事に従事している方で、本気度の高さを感じた。 長野県飯山市は「北信州・飯山市で地域おこし協力隊と新規就農者大募集! 説明会&個別相談会」を開催した。2024年度18名募集する応募条件や報酬、採用までの流れの紹介と新規就農の支援内容の紹介を中心に構成。新規就農8年目の30代による農業経営の具体的な内容の話もあった。6名の参加者は地域おこし協力隊と就農について真剣に検討している方ばかり。具体的な生活や地域とのつながりづくりなどの質問が出た。

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2月は比較的に移住相談が多い!!!

三寒四温を繰り返しながら、春は確実に近づいている感が強い。今年は桜も早いようだ。過日の新聞にJRの東北旅行のキャンペーンTOHOKUの全面広告が載っていた。山頂に、雪を残した岩手山をバックに小岩井牧場の満開の一本桜が写っている写真だ。これから東北が最も輝く季節。気がつけば、10年以上も春の東北には行ってはいない。時間を作って訪れてみたいと写真を見て、強く思った。 2月の移住相談の実績がまとまった。総数は4,867件で、コロナ禍が始まった2021年2月の4,125件以降、22年2月は4,363件、2023年は5,490件。コンスタントに4,000件を超えており、1年で一番寒いこの時期に有楽町まで足を運んでいただけることに移住ニーズの底堅さを実感している。本気度の高い電話・Eメール・面談による移住相談は広島・群馬・福岡・北海道・山梨の順となっている。広島県の移住相談の月間ランキングのトップは、昨年は8回と健闘している。セミナーを含む合計では群馬・山口・静岡・富山・栃木の順となっている。今年も群馬県のダッシュが効いているようだ。 取材、来客は8日に福井県定住交流課長が視察に、挨拶した。また、2013年から4年間センター事務局長を引き受けていただいた全中の大森君が退職の挨拶に見えられた。彼は、高校時代は神奈川県立多摩高校の野球部のエースで鳴らした快男児。同世代に東海大相模の原辰徳選手がいて、甲子園には出場できなかったようだ。9日は山口県山陽小野田市長が来訪。ラーメンで知られる山形県南陽市長が来訪。12日は時事通信の取材。ふるさとのいわき市出身ということで話が弾んだ。13日は鳥取県東京事務所の山本君が定年退職であいさつに。東京駐在は3期18年に及んだとか。今後の健闘を祈る!

NHK「いいいじゅー!!」、4月からはBSへ

3月に入って、天気が周期的に変わるようになってきた。寒さがゆるんだと思ったら、また寒くなる。季節が動いていることが実感される。3月は学校の入学などを前に、人が動く季節。多くの出会いや別れがある。若者たちは、どのような気持ちで近づく春を待っているのだろうか。 一昨年から始まったNHKの「いいいじゅー!!」が4月からBSに引っ越すことになった。時間帯は毎週金曜日の12時(正午)からの29分番組の予定。これからも、しっかり地域に根ざして頑張る移住者が登場するのか楽しみである。登場したい移住者は自薦、他薦でセンター広報へ連絡してほしい。 集計に手間取り、例年に比べ1週間ほど発表が遅れた「移住希望地ランキング」だが、発表後の問い合わせがマスコミを中心に5日までに約30件に届こうかという勢いである。地方移住がそれだけ関心を持たれ、社会に定着しつつあることの表れであると喜んでいる。センターを立ち上げた22年前には考えられないことで隔世の感があり、原点に立ち返り、一人ひとりの移住希望者に寄り添った移住相談を心がけようと思わせるものがある。 2月の移住セミナーは例年、年間を通して最高の開催数となる。年度末が近く、新たな出発をと決意する人も多いことからなのか、昨年も80回と最高の開催数であったが、今年も77回と多かった。その中で目を引いたのが、秋田県能代市が12階の「カトレアA」でセンターとの共催で開いた「のしろの暮らしと仕事フェア」。2019年11月の由利本荘市の「まるごと移住相談会」以来、4年ぶりに秋田県の自治体が開き、参加者は67名と市単独としては多くの集客でにぎわった。来年も是非、継続開催したいと担当は喜んでいた。 取材、来客は、地方議会開催中とあって、自治体関係者の来訪がなく静かであった。そうした中で、27日は弁護士の小島敏郎氏とこれからのセンターのあり方を巡って意見交換。3月1日は嶋津顧問と藤田和芳副理事長の激励会。この季節、やっぱり春がまたれる。  

2月20日~25日 セミナー報告

2月20日~25日は20回の地方移住セミナーを行った。 20日は、山口県が「山口の魅力発見!地元愛溢れる3人が語る「山口市」とは?」をオンラインで開催した。今年、米ニューヨークタイムズ紙で、山口市は「西の京」と称され、観光公害の心配が少なく、コンパクトな都市だと紹介された。セミナーでは、先輩移住者と地元の方をゲストに、市の魅力を現地の視点から紹介。参加者の関心も高く、セミナー開始から終わりまでチャットが止むことがなかった。42名が参加し、大盛況であった。 福島県は「ふくしま相双地方移住セミナー わたしの居場所みつけた~素敵な里山の暮らし」をオンラインで実施した。浜通りに位置する相双地域は「海がある暮らし」のイメージが強いため、里山暮らしを営める中山間地域があることはあまり知られていない。今回は中山間地域へ移住した女性ゲストが集まり、郷土料理を囲みながら里山暮らしのリアルや魅力を語り合った。「田舎暮らしはデメリットをあげればきりが無い、それを楽しみながら暮らしていくことが重要」というメッセージが強く印象に残った。参加者17名。 愛媛県は「今から移住を考えるあなたへ~【東京・大阪】愛媛のリアルな話どこで聞けるの?」をオンラインで実施。東京と大阪の移住コンシェルジュが、自身の経験をもとに実際にあった相談内容や、愛媛県の情報収集の仕方などを紹介した。就職や住まいの事から子育て環境まで幅広く質問があった。移住に関して、まだ具体化していない方の参加が多いようだった。参加者は19名。 北海道深川市は「北海道深川市移住交流フェア~私たち移住者が感じた深川の冬の暮らし~in東京有楽町」を20日の夜の部、21日の昼の部と2日間連続でのリアル開催。北海道の暮らしを語る上で不安の大きい「冬の生活」について、移住者である市の担当者3名が丁寧に解説。資料が分かりやすく、動画も交えながらリアルな情報が詰まっていた。20日は2名、21日は5名が参加。若い世代や子ども連れでの参加があり、メインターゲット層の集客に成功していた。2日間の開催を通して女性の参加者が目立ったのが印象的。天候の影響もあってか、当日キャンセルが発生したのは残念であったが、次につながる良いセミナーであった。 21日は、富山県から富山市、黒部市、小矢部市、立山町が参加し「富山の”冬の”過ごし方~移住に向けた冬支度~」をオンラインで行った。富山への移住において、冬の生活や雪への向き合い方は避けて通れないテーマ。とは言え、地域によってもかなり違いがある。必要となる雪グッズの紹介、車の雪かきの仕方など、生活に必要なポイントを伝えた。初めに県全体の話、その後市町村ごとの細かい情報などを話すという構成で、わかりやすかった。途中の離脱者もいなかったので、参加者は最後まで熱心に聞いていただけたと思う。19名が参加した。 福井県は「福井県庁ジョブセミナーin東京」を行った。UIターンを検討している転職希望の社会人や学生を対象に、福井県庁の業務内容・勤務条件・採用試験等を紹介。学生7名、社会人1名が参加した。学生にとっては就活を本格化する時期として、都合の良い開催時期だったようだ。3月から社会人向け募集先行枠も新設されるので、もっとアピールして社会人参加者を増やしたかったところである。 22日は、福島県が「福島県東白川郡4町村合同移住セミナー ~地域おこし協力隊と語ろう~」を実施した。東白川郡4町村(棚倉町・塙町・矢祭町・鮫川村)による初開催セミナー。地域おこし協力隊の活動から各町村の暮らしを知ってもらうことをテーマとした。参加者は3名で、全員第2部の交流会で個別相談をして満足度は高かったようだ。今回は矢祭町がメイン担当として音頭を取ったが、4町村とも来年度以降も継続的に実施していきたい意向がある。 和歌山県は「移住キャリアアドバイザーが教える『お試し移住』完全ガイド!」をオンラインで開催。人気お試し移住プログラム「しごと暮らし体験」について、これまで多くの移住希望者をサポートしてきた和歌山県の移住&キャリアアドバイザーが、活用ポイントや裏話、自分に合った「お試し移住」の見つけ方などを紹介した。木曜の夜開催ということでリアルタイム視聴者も多く、お試し移住に興味を持っていただける内容となった。44名が視聴した。 24日、栃木県足利市は「あしかがトーク2024 ~のびのび、すくすく、子育てのまち足利~」を行った。足利市で小俣幼児生活団(保育園)を経営する大川園長を迎え、園の特徴であるモンテッソーリ教育とアドラー心理学の “いいとこ取り” 保育について話を聞いた。終了後も参加者の多くがその場にとどまり、大川園長や市担当者と話し込む姿が見られ、参加者からも満足の声が高かった。15名が参加した。 兵庫県は「職人としての移住ーCreator iju lifeー」を会場とオンラインのミックスで行った。兵庫出身で、佐賀の有田窯業大学校にて陶芸を学んだ後、Uターンして窯を開いた「豪人窯」の野村豪人さんをゲストに迎え、陶芸家になったきっかけや手に職をつける生き方の醍醐味、丹波地域の魅力など職人としての生き方を語ってもらった。野村さんの作品が表現する、経年劣化や計算された化学反応の美しさについて、作陶秘話も聞くことができ興味深かった。8名が参加した 三重県「人気の伊勢志摩エリアで楽しむ仕事と暮らし」を開催した。観光地でも有名な伊勢志摩地域の企業が集まり、観光地ならではの職種や、それ以外の職種など幅広く紹介。また、地域の魅力を知ってもらうため、暮らしの魅力や、歴史や文化などについても説明した。20~30代の6名が参加、「より三重県に興味を持った」という感想が聞かれた。 千葉県は「ちばで一歩を踏み出そう!~あなたの就農、サポートします。長生農業独立支援センター~」を開催した。長生地域(一宮町、長生村、白子町)における、新規就農希望者を対象にしたセミナーと個別相談会。食品メーカーから転身し、たまねぎ農家となった新規就農経験者がゲストとして登壇。地域の品評会で最優秀賞を受賞するまでの道のりや、利益を出す経営手法、地元農家との関わり方など、農業の面白みと厳しさを交えながらリアルに語り、参加者全員がメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。セミナー後、3町村、長生農業独立支援センター、県内農業漠然相談の5つのテーマで個別相談を展開。終了時間ギリギリまで真剣に相談する参加者の姿が印象的だった。20~50代の9名が参加。 千葉県成田市は「成田市×成田国際空港(株)移住セミナー」を成田国際空港株式会社とのコラボで開催。国際空港という基幹インフラを携えた国際色豊かな成田市の住まい、子育て環境、教育等について同市職員が紹介。その後、成田国際空港株式会社の職員にバトンタッチし、空港内の幅広い職種、職場環境などが紹介された。個別相談タイムでは、あえて相談デスクを設けず自由なスタイルで語りあえる場とし、登壇者と参加者が、オープンにコミュニケーションが取れる機会となった。参加者からは「観光地としてではなく、移住地として成田市に目を向けてみたい」「空港で働くイメージがわいた」との声が聞かれた。4名が参加した。 佐賀県は「佐賀で湯ったり温泉暮らしセミナー」をオンラインで開催した。暮らしのそばに名湯ぞろいの温泉地がある佐賀県。都会生活にストレスを感じ、自然豊かな環境でゆったりと日々を過ごしたい方に向けた内容とした。ゲストにカリスマ温泉ソムリエの資格を持つお笑い芸人スギちゃんと、古湯温泉に暮らす先輩移住者を迎え、良質な温泉が身近にある暮らしとその魅力、推しの温泉までをたっぷりと紹介してもらった。ゲストが移住した際、地域の方が背中を押してくれたエピソードは参加者の心に響く内容だった。19名が参加した。 25日、熊本県熊本市は「くまもと移住ラボ ~まずは気軽に聞いてみよう!昼会編~」を行った。半導体、IT部門の専門の先輩移住者が登壇し、個別相談では専門的な質疑応答が行われていた。35名が参加、折しも前日が話題の半導体の工場の開所式で、大々的にテレビも流れ、タイムリーだったので集客があったのかもしれない。熊本のセミナーにしては珍しく、子ども同伴が4組ほどあった。半導体の関心から若い世代が増えている。 鳥取県は「車に乗らない生活in鳥取&ワークショップ」を開催した。車を持たなくても移住を実現できる県内の地域に着目し、その地に移住することを決めたプロセスや生業について先輩移住者が語った。ワークショップでは、地域の伝統工芸品「流しびな」を簡単にアレンジした「恋びな」を参加者と一緒に制作。参加者アンケートでは、時間、内容ともにちょうど良かったという反応が多く、次回もこのようなワークショップを開催してほしいという要望が多かった。参加者は40~60代の6名で全員女性だった。 新潟県柏崎市は「ワークショップ型移住セミナー ~ソロ移住で気になる 雪のある暮らしを大公開~」を開催した。第一部はゲストが自宅の周りの写真を見せながら、雪のある生活を解説。除雪にかかる時間や車の運転など、実際の生活に即した話で雪国生活を解説した。第二部は、場所を移して、みそ玉作りのワークショップを実施。みそ玉をつくりながら、ゲストと交流した。有料セミナーであったが、参加者もとても楽しそうであった。10名が参加した。 埼玉県は「埼玉東部・北部そして秩父の先輩移住者が有楽町に集合!埼玉ではじめる農ある暮らしセミナー ~農ある暮らし交流編~」をミックスで開催した。Uターン移住や二地域居住をしながら、農ある暮らしに関わる地域活動をしているゲスト3名を迎えた。ゲストそれぞれに興味深い移住ストーリーがあり、終了時間が延びてしまうほど参加者からは熱心な質問が寄せられた。12名が参加したが、当日天候が悪かったこともあり、キャンセルが多かったのが残念だった。 秋田県能代市は「のしろの暮らしと仕事フェア」を東京交通会館12階で開催した。セミナーは能代市で実施している移住支援のお金の話など具体的な内容で、能代市を移住先候補として検討している方には、役立つ内容と思われた。企業ブースへの導線もスムーズで、装飾もしっかりして相談しやすい雰囲気づくりがなされており、来場者はじっくりと滞在し回遊していた。67名が来場した。市単独開催イベントとしては規模も大きく、終始ほどよく賑わいが感じられた。

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移住希望地ランキング発表!群馬が2位に

例年、2月に公表している「ふるさと回帰移住希望者ランキング」が発表された。 結果から言うと、2020年のコロナ禍以降に明らかになった東京圏を取り巻く各県の健闘ぶりは相変わらずといっていい。窓口相談では、静岡県は20年以降4年連続でトップとなった。この結果は実力といっていいようだ。静岡市の健闘が大きい。2番には初めて群馬県が入った。県下35全自治体がセンターの自治体会員となり、しっかり移住者の受け入れ態勢を整え、さらに移住セミナーもダントツの51回も開催。取り組みが光った。このようにジリジリと順位を上げるための努力が功を奏したと言っていい。3位は昨年に続き栃木県。「ライトレール」開通などの話題性に加え、宇都宮駅東口に22年12月から宇都宮駅の宇都宮市移住定住相談窓口「miya come(ミヤカム)」をオープンするなど、今や北関東の台風の目になっているような取り組みである。4位は長野県。しっかりと揺るがない人気ぶりとその実力を発揮している。5番は宮城県。コロナ禍の21年以降、札幌・仙台・広島・福岡など、地方の大都市への移住人気の高まりもあって、この間実力を発揮してきている。県下各自治体の受け入れ態勢をさらに充実させて取り組めば、さらなるランクアップも夢ではない。6位は福岡県。コロナ禍以降の地方の大都市の人気が依然として継続していることもあって健闘している。7位は北海道で、相変わらずの札幌市への人気と旭川市に隣接した東川町、帯広市のコンスタントな個別相談会の開催などで相談件数を伸ばした。函館も人気が高い。また、大きくランクアップしたのは、9位の山口県(前回15位)。デジタルマーケテングに取り組み、Iターン移住者への働きかけを行ない、成果を上げた。  取材、来客は、17日は鹿児島県塩田知事が「鹿児島&佐賀コラボ『移住ライフ推し会』」へ参加するために来訪、挨拶した。午後には福島県会津若松市室井市長が視察に来て、懇談。20日は島根県安来市議会議長が視察。広島県大崎上島長谷川町長が来訪。合併20周年で記念講演を要請。22日は北海道石狩振興局長来訪。24日は栃木県足利市地域創生課長害獣セミナーで来訪、あいさつ。宮城県気仙沼市人口減少対策統括官他1名が東京交通会館地下1階に2021年から福島市、久慈市など3市で開設した「おかえり館」閉館であいさつ。

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