2012年4月

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事務所引っ越し報告パーティー | 日常 VIEW MORE

事務所引っ越し報告パーティー

東京は雨。 花冷えの寒さで一度脱いだコートを着て出勤した。 過日開催した事務所引っ越し報告パーティーには多くの方に顔を見せていただき、事務局もてんてこ舞いの忙しさでした。NPOの構成団体の連合、全中、JF全漁連、農業会議所、大地を守る会などの副事務局長や専務理事たちが顔揃えていただきました。うれしい限りですが、責任の重さもひしひしと感じさせられました。また、大分県竹田市の首藤市長、埼玉県の鶴ヶ島市の藤縄市長、行動する首長会議の代表幹事の一人である長野県木島平村芳川村長、各県の東京事務所の方々。さらには嶋津顧問や地域活性化センターの石田理事長、同事務局長も忙しい中、参加いただきました。御礼申し上げます。 祝電も多数いただき、友人の猪瀬東京都副知事からも熱いメッセージが寄せられました。6年前の虎ノ門パストラルから東銀座への引っ越しの時も多くの方に来ていただきましたが、今回はさらに多くの方の出席をいただきました。ありがたいことと感謝しております。 ただ、残念なことが一つありました。友人の皆吉衆議院議員からいただいた「森伊蔵」をあんまりうれしいので提供したのですが、飲もうと思ったときには、もう無くなっていました。これは残念で、心残りでした。 昨日、日曜日でしたが、前からの約束もあり、香川県の相談会を事務所が休みにもかかわらず特別に開きました。そこになんと92組147人もの方が詰めかけ、こちらが確認しているだけでも11組の方を会場関係で断る始末でした。 5月中旬には岡山のセミナーも予定されており、最近の相談者の急増ぶりは大変なものがあり、せっかく事務所を引っ越したにもかかわらず間に合わないような状況です。 確実に、都市から地方への人の移住が始まっているようです。昨年の3・11以降、すべての面で時代が変わり目に来ているのではないでしょうか。戦後67年の暮らしを、しっかりととらえ返してみることが必要なようです。

中上健次の墓参り 

 過日、和歌山県古座川町に出かけた。理由は古座川町にある県の定住センターの業務委託をふるさと回帰支援センターが受けており、新年度の業務内容についての説明と訓示を行うためだ。 すでに山桜は満開だった。その山桜に誘われるように、新宮市まで足を延ばし、懸案だった懐かしき畏友・中上健次氏(戦後生まれの初めての芥川賞作家)の墓を訪ねた。 彼は新宮市の出身で、紀州にこだわりぬいた作家だった。 私が学生の頃にはよく早稲田に来ていた。そこで知り合い、以後よく二人で飲みに行ったりした関係であった。彼は酔うと荒れてよく人を殴ったといわれており、立松和平君は酒席での同席は回避することがよくあった。彼は私の前ではそのようなそぶりは見せず、いい酒であった。 もう亡くなられて18年になる。訪ねた墓はよく管理されているようであった。 人影もなく、ひっそりと18年の歳月を積み上げ、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。墓に供えられた黄色い花が春の風に揺れていた。上空は風が強いようで大きな木の梢を鳴らしていた。 あー中上氏はここで休んでいるのかと想い、かつて二人で飲み歩いた夜のことなどを思い出してみた。 すでに私も齢60も半ばに達し、残された時間は少なくなってしまったが、とも生きた時代は永遠に心に生きていると思った。 新宮駅の観光案内で中上氏の墓を訪ねたら親切に教えてくれた。駅の外に出たら潮のにおいがしたような気がした。中上氏はここで育ったのかと思ったらフッと路地から彼が出てくるような気がしてならなかった。そして、何かこみあげてくるものがあった。 逝ってふるさと回帰し、ふるさとの墓地に眠る。 これもまた一つのふるさと回帰であることは間違いない。忘れられない一日となった。

ふるさとブログをスタートします

 4月から東銀座にあった事務所を有楽町駅前の交通会館に引っ越ししました。理由は簡単で最近の相談者の急増に対応するためです。  理由はいくつかあるのですが、一つは昨年の3・11以降、国民の意識が変化し始めていることにあるようです。消費型の暮らしに対する見直しの機運が高まっていることです。さらに、被災3県からの住民の流出などがあるようです。放射能からの逃避もあるようです。このように、ふるさと回帰運動は設立以来の活性化で、理由はともかく、やっと10年の苦労が日の目を見たという感じになっています。  また、このほど仙台市に東北本部事務所を開設しました。これは昨年度予算の3次補正にあった震災復興型地域社会雇用創造事業のコンペで事業者の一員として12団体の一つとして選ばれたことによるものです。当面、この間取り組んできた「ふるさと起業塾」の具体化として1年間、被災地に入り、90名の起業家と400名のインターンシップ事業に取り組みます。  福島県出身としてふるさとの復興のために何か役に立ちたいと思っていた身としては願ったりかなったりの事業です。昨年の震災直後からふるさと再生カンパに取り組み600万円を超えるカンパを集中していただき、被災各県の会員自治体を中心に物資の救援や金銭の支援に取り組んできましたが、もうひとつふるさと回帰新センターらしい震災復興事業ができないものかと考えていたところですので、しっかり取り組もうと決意しているところです。  HPのリニューアルに伴い、懸案であったブログを今日から開始します。月に何回書けるかわかりませんが頑張りますので期待してください。  皆さん、もう花見はしましたか?  いつのころからか、花見をするたびにもうあと何回出来るのかと思うようになりました。人生の盛りが過ぎたということを意識し始めたことによるものでしょうか。最後にふるさと回帰運動で社会貢献できることができて本当に良かったと思っています。  皆さん!一緒にやりましょう。  私たちの大好きなこの国の持続可能な発展のために。

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